執着を手放したら、そのあと、何が起こるのだろう。
もしかすると、そこが分からなくて、手放すのが怖いのかもしれません。
すべてが終わってしまうような気がする。
何もなくなってしまうような気がする。
……けれど、わたしは、手放した先にあるのは、思っているよりずっと穏やかな変化なのだと思っています。
今日は、そのことを書いてみます。
まず訪れるのは、静けさです
手放したあと、最初にやってくるのは、劇的な出来事ではないのかもしれません。
ずっと張りつめていた心が、ふっと緩む。
そんな、静かな安堵です。
答えを追いかけていたあいだは、目に入らなかったもの。
お茶の温かさや、夕方の空の色。
そういう日常の穏やかさに、少しずつ、目が向くようになっていく。
大きな変化は、たいてい、こんなふうに小さく始まるのだと思います。
あなたの時間が、あなたに戻ってきます
執着しているあいだ、心の多くの場所は、相手のことを考えるために使われています。
手放すと、その時間と力が、少しずつ、あなた自身のもとへ戻ってくるのかもしれません。
忘れていた好きなことを、また始めたくなる。
新しいことに、ふと興味が湧く。
それは、戻ってきた時間が、あなたの中で動き出しているしるしなのだと思います。
待つことが、少し楽になります
手放す前は、「早く答えがほしい」という焦りが、いつもどこかにあります。
手放したあとは、答えが出るまでの時間を、前より穏やかに過ごせるようになっていく。
それは、諦めとは違うものだと、わたしは思います。
先のことを、少しだけ信じて任せられるようになった、ということなのかもしれません。
現実が動き出すことも、あるかもしれません
心が落ち着いたころに、状況が思いがけない形で動き出すことがあります。
焦りが静まると、自分の見え方や、人との関わり方も、少しずつ変わっていくからなのかもしれません。
ただ、ひとつだけ。
手放すのは、何かを動かすためではありません。
あなたが、少し楽になるためでいいのだと思います。
それに、手放したあとの変化の速さは、人それぞれです。
早い人がえらいわけでも、遅い人が足りないわけでもありません。
焦らずに、あなたのペースで、静かに訪れる変化を受け取っていってください。
もし、いまのお気持ちを一緒に見つめてみたいと思われましたら、いつでもお声がけください。
急がなくて、大丈夫です。
Le Clair(ルクレ)より