はじめに|何から始めればいいか分からないことはありませんか?
「やりたいことは決まっている。でも、何から始めればいいか分からない」
こんな経験はありませんか?
- 初めて行う作業に取りかかるとき
- 旅行の準備をするとき
- 仕事の資料を作るとき
- パソコンやスマホの設定をするとき
やることが多いほど、最初の一歩が見えにくくなりますよね。
前回は、ChatGPTに情報を「表」にして整理してもらう方法を紹介しました。今回は、作業を**「順番」**で整理してもらう方法をお伝えします。
ChatGPTは作業の「手順」を整理するのにも使える
ChatGPTは、文章や答えを作るだけではありません。
- 最初に何をするか
- その次に何をするか
- 最後に何を確認するか
といった、**作業の流れ**を整理するのも得意です。
頭の中がごちゃごちゃしているときに、「まず何からやればいいか」を一緒に考えてくれる相手として使えます。
チェックリストと「手順」の違い
「チェックリストと何が違うの?」と思った方もいるかもしれません。
2つは、整理する中身が違います。
| 種類 | 整理すること | 例 |
| チェックリスト | 必要なもの・確認すること | 持ち物、確認事項 |
| 手順 | 進める順番 | 先にやること、次にやること |
旅行を例にすると、次のようになります。
- チェックリスト:パスポート、充電器、お金など「用意するもの」
- 手順:1週間前に○○、前日に○○、当日に○○という「進める順番」
「何が必要か」を知りたいときはチェックリスト、「どう進めるか」を知りたいときは手順、と覚えておくと使い分けやすいです。
まずは「手順を教えて」とお願いするだけでOK
難しいプロンプトは必要ありません。
次のように、やりたいことに「手順を教えてください」と添えるだけで始められます。
> 年賀状を作る手順を教えてください。
> 新しいパソコンの初期設定の手順を教えてください。
ChatGPTは、一般的な流れを順番に並べて返してくれます。まずは気軽に試してみましょう。
自分の状況を伝えると手順が具体的になる
同じ作業でも、人によって進め方は変わります。たとえば、次のような違いです。
- 初心者か、経験者か
- 使える時間はどれくらいか
- 使える道具やソフトは何か
- 何のために行うのか(目的)
これらを伝えると、自分に合った手順が返ってきやすくなります。
> 初めてです。パソコンは普段あまり使いません。1時間で終わらせたいです。
のように、**自分の状況を一言添える**だけで十分です。
Before/Afterで頼み方を比較
旅行の準備を例に、頼み方の違いを見てみましょう。
**Before**
> 旅行の準備手順を教えてください。
**After**
> 初めての海外旅行です。出発1週間前から当日までにやることを、初心者向けに順番に教えてください。
Beforeでも手順は返ってきますが、国内か海外か、いつから準備するのかが分からず、一般的な内容になりがちです。
Afterでは、次の3点が加わっています。
- 初めての海外旅行であること
- 期間(1週間前から当日まで)
- 初心者向けという希望
その分、読む人に合った具体的な手順になりやすくなります。
手順が多いときは小さく分けてもらおう
ChatGPTから10個、20個と手順が返ってくると、かえって分かりにくくなることがあります。
そんなときは、次のようにお願いしてみましょう。
> まず最初の3ステップだけ教えてください。
> 一つずつ順番に説明してください。終わったら「次」と送ります。
最初の一歩だけ分かれば、動き出しやすくなります。**一度に全部を理解しようとしなくて大丈夫**です。
分からないステップだけ詳しく聞くこともできる
手順の途中で分からないところが出ても、最初からやり直す必要はありません。
そのステップだけ、追加で質問できます。
- 「ステップ3をもう少し詳しく教えてください」
- 「専門用語を使わずに説明してください」
- 「具体例を入れて説明してください」
分からない部分だけ深掘りできるので、自分のペースで進められます。
日常や仕事で使える活用例
手順の整理は、いろいろな場面で使えます。
**日常で**
- 旅行の準備
- 料理(初めて作る料理の段取り)
- 引っ越しの準備
**仕事・パソコンで**
- パソコンの設定
- 資料作成の進め方
- 新しい仕事を始めるとき
どれも「何から始めるか」で迷いやすい場面です。迷ったら、まず手順を聞いてみましょう。
AIが作った手順をそのまま実行しない
ここは大切なポイントです。
ChatGPTの手順は便利ですが、次のようなことが含まれる場合があります。
- 抜けている作業
- 順番の間違い
- 古い情報
- 自分の状況に合わない内容
特に、次のような場面では、**公式情報や専門家の情報もあわせて確認**しましょう。
- 契約
- お金
- 法律
- 医療
- 重要な仕事
- 機器の安全に関わる操作
怖がる必要はありません。「たたき台としてもらい、大事なところは自分で確かめる」くらいの気持ちで使うのがおすすめです。
ClaudeやGeminiでも応用できる
今回の考え方は、ChatGPTだけでなく、ClaudeやGeminiなど他の生成AIでも使えます。
ただし、ツールによって返ってくる手順の細かさや順番が変わることがあります。気になるときは、同じお願いを別のAIにも試して比べてみるのも一つの方法です。
仕事で同じ手順を繰り返す場合
毎月の報告書づくりなど、同じ作業を何度も行う場合は、次の3つをあらかじめ整理しておくと、お願いしやすくなります。
- 作業の条件
- 進める順番
- 確認する項目
一度整理しておけば、毎回ゼロから説明する手間が減ります。
まとめ|迷ったら「最初に何をする?」から聞いてみよう
今回のポイントを振り返ります。
1. ChatGPTは作業の「手順」を整理するのにも使える
2. チェックリストは「必要なもの」、手順は「進める順番」
3. まずは「手順を教えてください」とお願いするだけでOK
4. 自分の状況を伝えると、手順が具体的になる
5. 多いときは「最初の3ステップだけ」、分からないときは「ステップ3を詳しく」と聞ける
そして、AIが作った手順はたたき台として使い、大切な場面では公式情報や専門家の情報も確認しましょう。
全部を一度に理解しようとせず、**まず最初の一歩をChatGPTに整理してもらう**ところから始めてみてください。
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