こんばんは。月詠ソラです。カード単体シリーズの12枚目、今夜は「正義」というカードの話をしにきました。
もしあなたが、
・連絡が来るとも来ないとも言われないまま、あの人の中で何かが決まりかけている気がしている
・「もう答えは出ているのに、言わないだけなんじゃないか」と不安になる
・逆に「まだ何も決まっていないなら、望みはあるのかもしれない」と揺れる
・正義というカードの名前を聞いて、はっきりした結果や判定を突きつけられる気がして身構えてしまう
そのどれかに心当たりがあるなら。今夜は少し、このカードに付き合ってみてください。
■ 「正義」は、恋愛占いで「白黒つける裁きのカード」と誤解されやすいカードです
タロットの「正義」は、玉座に座った人物が右手に剣を、左手に天秤を掲げている絵柄で描かれるカードです。剣はまっすぐ上を向き、天秤の皿はまだどちらにも大きく傾いていません。公正・均衡・釣り合いを意味する、大アルカナの中でも理性の強いカードとして知られています。音信不通・復縁のご相談でこれが出ると、「もう答えが出た」「終わりか続くか、はっきり判定される」と受け取ってしまう方が少なくありません。反対に、答えを突きつけられるのが怖くて、このカードの名前だけで身構えてしまう方もいます。でも実際にカードを引いて視てみると、正義が伝えている中身は、その両方とは少し違うことが多いです。
■ 「正義」が伝えているのは、判決の言い渡しではありません
正義が出るとき、多くの相談者さんは「もう決まってしまったこと」の通告だと身構えます。でもこのカードの本質は、剣が振り下ろされる瞬間ではなく、天秤がまだ静かに保たれているということであって、白黒がすでについたという意味ではないようです。天秤の両方の皿には、それぞれ重みのあるものが乗っています。連絡を再開したい気持ちと、また傷つくかもしれない怖さと。どちらも本物で、どちらも軽くはなっていません。音信不通のご相談でこのカードが出るときは特に、あの人の中で審議そのものがまだ続いている、結論を急がずに両方の重さを測っている最中である、という段階であることが多いです。
■ 正義が示す、検討の段階
私は人の想いが色で視えます。音信不通・復縁のご相談で正義が出るとき、実際によく重なる場面を3つ挙げてみます(必ずこの3つのどれかという意味ではなく、あくまで傾向としてご覧ください)。
二藍(ふたあい)が、天秤の両方の皿に同時に乗っているとき
これは、紅の想いと藍の慎重さという、性質の違う二つの色が溶け切らずに重なっている色です。連絡を再開したい気持ちと、まだ怖いという気持ちが、どちらも消えずに同時にそこにある。片方が勝って片方が負けた、という状態にはまだなっていません。
錫色(すずいろ)が、天秤を持つ手のあたりに静かに宿っているとき
これは冷たさではなく、公正であろうとする理性の色です。感情に押し流されて即決するのではなく、自分にとっても相手にとっても悔いのない答えを出したいという、落ち着いた誠実さがこの色になって視えることがあります。
一斤染(いっこんぞめ)が、天秤のごく片方に、まだ揺れながら差しているとき
許された中でいちばん薄い紅、というくらいのかすかな色です。再開する側へほんの少し傾きかけている兆しですが、まだ戻ると決まったわけではなく、また元の位置に戻ることもある、揺れの途中の色として視えることがあります。
■ 実際の鑑定で視てきたパターン
音信不通・復縁のご相談で正義が出るとき、実際の鑑定でよく視えるのは、あの人の中でまだ審議が続いていて、結論そのものがまだ出ていないというパターンです。恋人が「誰が先に動くか」という二人の間の膠着であったのに対して、正義はもっと内側の話で、あの人ひとりの中で、複数の重みを同時に量っている検討の過程そのものです。もちろんすべてがそうだと言い切れるものではありませんし、正義が出たからといって連絡の再開や復縁を約束するものでもありませんが、「もう終わった話」と結論を急ぐ前に、天秤が今どのあたりで揺れているのか、一度カードに視かせてほしいと思うことがよくあります。
■ 今夜のあなたへ
正義というカードは、はっきりした判決や確実な復縁を言い渡してくれるカードではありません。ただ、いまの沈黙が「もう答えの出た終わり」ではなく「まだ検討が続いている途中」である可能性を示してくれるカードです。結論を先取りして怖がるより、いま天秤にどんな重みがどれくらい乗っているのかを知ることの方が、まず必要なことかもしれません。もし今、音信不通のあの人の中で、この検討がどちらへ傾きかけているのか気になったら、鑑定メニュー「音信不通・復縁」にいらしてくださいね。
次は、「吊るされた男」が出たらの話を書いてみようと思います。よろしければフォローして、待っていてくださいませ。
あなたの夜が、静かに眠れますように。
月詠ソラ