ココナラの出品者ランクの割合を807,954件で実測|プラチナ4.8%、最多はランクなし

ココナラの出品者ランクの割合を807,954件で実測|プラチナ4.8%、最多はランクなし

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ビジネス・マーケティング

1. 先に結論


ココナラの出品者ランクは「レギュラー」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の5段階です。条件はヘルプに書いてあります。でも、実際にそれぞれ何割いるのかは公開されていません。

2026年8月5日に、サイト上の全出品807,954件を数えました。

・プラチナ 38,742件 4.8%
・ゴールド 12,305件 1.5%
・シルバー 7,926件 1.0%
・ブロンズ 89,720件 11.1%
・レギュラー 203,534件 25.2%
・ランクなし 455,727件 56.4%

いちばん多いのは、5段階のどれでもありませんでした。ランクが付いていない出品が455,727件で、全体の56.4%を占めます。

5つのランクを合計すると352,227件、43.6%です。つまりココナラの出品の半分以上は、ランクの表を見ても自分の居場所がありません。

2. 数え方(5分で再現できます)


サービス検索の絞り込みに「出品者ランク」があります。ランクを1つ選ぶと件数表示が変わるので、その数字を読むだけです。

・2.「出品者情報」→「出品者ランク」でプラチナだけにチェックして「絞り込む」
・3.「◯◯件中」の数字を控える
・4. 5つのランクで繰り返す

絞り込みなしの総数から5つの合計を引いた残りが「ランクなし」です。ランクなしを直接選ぶ選択肢は用意されていないので、引き算で出します。

ログインせずに測っています。ログイン状態だと数字が少しずれます。同じ時刻に未ログインで807,952件、ログイン状態で811,407件でした。

3. ランクなしとは「一度も売れていない」という意味です


これは推測ではありません。ヘルプの基準から言えます。

レギュラーの条件は「累積の有料販売件数1件以上」だけです。納品完了率も評価も本人確認もログイン頻度も要りません。そしてヘルプにはこう書かれています。

「レギュラーの場合/販売実績によって、条件を達成したらランクアップいたします。なお、一度ランクアップするとランクダウンすることはありません。」

1件売れればレギュラーになり、その後は下がらない。だから「ランクなし」に残っているのは、原則として一度も売れていない出品者です。

4. 本当に売れていないのかを、別の方法で確かめました


件数表示だけでは、その出品が実際に何件売れているかは分かりません。そこで10カテゴリを1棚20ページずつめくり、11,630件の一覧カードから販売実績を拾いました。

販売実績0件の割合と、1出品あたりの平均販売数です。

・プラチナ 2,338件中 5.9%が0件 平均320.2件
・ゴールド 409件中 17.6%が0件 平均56.7件
・シルバー 184件中 13.0%が0件 平均176.3件
・ブロンズ 1,386件中 22.2%が0件 平均28.7件
・レギュラー 2,244件中 52.4%が0件 平均2.3件
・ランクなし 5,069件中 99.9%が0件 平均0.0件

ランクなしの5,069件のうち、販売実績があったのは6件だけ、0.12%でした。この6件は商品ページでも販売実績1〜3件と表示されているのにランクが付いていません。理由は特定できていません。

逆から見ると、レギュラーでも52.4%の出品は販売実績0件です。ランクは出品者に付くもので、出品ごとに付くものではないからです。他のサービスで売れていれば、この出品が0件でもレギュラーになります。

5. プラチナの1出品あたり平均販売数は320件です


上のリストでいちばん差が出るのはここです。プラチナの320.2件に対して、レギュラーは2.3件、丸める前は2.2527件。142倍あります。

ただし平均は少数の巨大な出品に引っ張られます。中央値ではなく平均を出しているのは、ランクなしが全部0で、中央値だと差が見えないからです。数字の性格として、そこは差し引いて読んでください。

価格の中央値はプラチナ5,000円、レギュラー3,000円で、差は1.7倍しかありません。開いているのは価格ではなく販売数のほうです。

6. 棚によって、プラチナ率は9.4倍違います


全体で4.8%というのは平均の話で、カテゴリ別に見ると景色が変わります。プラチナ率の高い順です。カッコ内はランクなしの割合です。

・占い 99,133件 12.5%(ランクなし31.5%)
・コンサルティング・士業 23,615件 10.9%(45.1%)
・出張撮影・出張サービス 1,896件 9.9%(44.7%)
・デザイン制作 55,722件 7.6%(51.2%)
・Web制作・HP作成・EC構築 51,682件 5.6%(51.7%)
・生成AI活用・開発・制作 6,666件 4.2%(59.7%)
・イラスト作成・漫画制作 98,763件 2.9%(55.6%)
・ライティング・翻訳 35,473件 2.2%(63.0%)
・悩み相談・カウンセリング 171,053件 1.8%(69.6%)
・集客・マーケティング相談 46,617件 1.3%(67.2%)

占いの12.5%と集客・マーケティング相談の1.3%で9.4倍です。ランクなしの割合も、占いの31.5%から悩み相談の69.6%まで開きます。

占いが突出しているのは、単価が低くて件数が積み上がりやすいからだと考えられます。プラチナの条件は「直近3ヶ月の販売額10万円以上」なので、2,000円の鑑定なら50件で届きます。一方で悩み相談は同じく単価が低いのにランクなしが最多です。ここは説明がつきません。

7. 3年前の数字と比べると、1つだけ減っています


2023年8月に同じ絞り込みで数えた記事があります。ココナラブログの「ココナラで売れている人はどの程度いるのか」です。その数字と並べます。左が2023年8月、右が2026年8月です。

・プラチナ 30,073 → 38,742 +28.8%
・ゴールド 9,446 → 12,305 +30.3%
・シルバー 9,483 → 7,926 −16.4%
・ブロンズ 64,752 → 89,720 +38.6%
・レギュラー 143,618 → 203,534 +41.7%
・合計 257,372 → 352,227 +36.9%

合計について補足があります。2023年の記事は合計を257,192件と書いていますが、記事に載っている5つの数字を足すと257,372件で、180件ずれます。ここでは内訳を足した値を使いました。

出品総数は約56万件から807,954件へ、およそ1.4倍に増えました。そのなかでシルバーだけが実数で減っています。

シルバーの条件は「直近3ヶ月の有料販売件数10件以上」です。件数で判定されるのはこのランクだけで、ゴールドとプラチナは金額で判定されます。単価が上がれば、同じ売上でも件数は減ります。減った理由は分かりませんが、条件の性格が他と違う唯一のランクが減っている、という事実は記録しておきます。

なお2023年の記事は総数を「約56万件」と書いているので、総数の比較はおおよその値です。

8. 標本で推定した値と、全数の答えを突き合わせました


私はこれまでの記事で「一部のページをめくって全体を推定する」やり方を使ってきました。今回は同じ10棚について、推定値と全数の答えの両方が手元にあります。答え合わせができます。

差の絶対値は平均1.3ポイント、最大8.7ポイントでした。最大が出たのは占いのレギュラーで、推定21.8%に対して実際は30.5%です。

つまりページをめくる推定は、全体の傾向を見るには足りても、1つの数字を1ポイント単位で語れる精度ではありません。私自身の過去記事の数字も、この幅で読んでください。全数が取れるならそちらを使うべきです。

9. この数字の使い道


出品を始めたばかりで売れないとき、比べる相手は「プラチナの人」ではありません。同じ棚にいるランクなし56.4%です。

そして最初の1件が売れた瞬間にレギュラーが付き、それは二度と下がりません。56.4%の側から25.2%の側へ移るのが最初の1歩で、そこから先の条件、累積10件でブロンズ、はまた別の話になります。

10. ランクの条件(公式)


参考までに、ヘルプに載っている基準を並べておきます。

・レギュラー 累積の有料販売件数1件以上
・ブロンズ 累積10件以上/累積の納品完了率80%以上/最終ログイン直近3ヶ月以内
・シルバー 直近3ヶ月の有料販売件数10件以上/直近3ヶ月の納品完了率85%以上/最終ログイン直近1ヶ月以内
・ゴールド 直近3ヶ月の販売額5万円以上/納品完了率90%以上/平均評価4.8以上/本人確認済み/最終ログイン直近1ヶ月以内
・プラチナ 直近3ヶ月の販売額10万円以上/納品完了率90%以上/平均評価4.8以上/本人確認済み/最終ログイン直近1ヶ月以内

ブロンズ以上は毎月1日に見直され、条件を満たさなくなるとランクダウンします。下がらないのはレギュラーだけです。

11. 測定の限界


正直に書いておきます。

・数えているのは出品の数であって、人数ではありません。同じ人が10件出していれば10件と数えます。1棚のなかで出品者名の重複を除くと8,447人で、ランクなしは47.7%でした。人単位のほうが少なくなります
・全数の内訳は2026年8月5日の1時点の値です。翌日には動きます
・販売実績の集計は10カテゴリ11,630件の標本で、全数ではありません
・ランクなしで販売実績があった6件、0.12%の理由は分かっていません
・「なぜ占いだけプラチナ率が高いのか」は仮説であって、検証していません

12. おわりに


この記事の数字は、私が実際にココナラを出品者として使いながら測ったものです。

同じ10棚のデータから「稼げるジャンルはどれか」を数えた記事も書いています。売れた件数で並べるか、売れた金額で並べるかで、10棚のうち9棚の順位が入れ替わりました。

私は自分の商品でも同じことをしています。45,674件を数えた市場レポートと、出品文を書き直すためのAIプロンプト集を出しています。数字の出どころは全部この方法です。






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