【1st/2ndの罠】〜人は一つのタイプだけではできていない〜

【1st/2ndの罠】〜人は一つのタイプだけではできていない〜

記事
コラム
パーソナルカラー診断では、「1stタイプ」と「2ndタイプ」という考え方があります。


一般的には、

1番似合う色のグループが1st
2番目に似合う色のグループが2nd

という意味で使われています。

もちろん、この考え方にも意味はあります。

「どうしても1stの色が手に入らない時」
「少し違う雰囲気を楽しみたい時」

そんな場面では2ndタイプが参考になることもあります。


でもわたしは、ずっと疑問でした。

本当に、"2番目に似合う色"を決めることって必要なのかな。


2ndにはもっと違う意味付けをしたい


わたしは、2ndは必要ないと思っています。

……と言うと、少し誤解されるかもしれません。

正確に言うと、

今の"2ndタイプ"という概念のままでは必要ない。

もし2ndという言葉を使うなら、わたしはもっと違う意味を持たせたいと思っています。



人は一つのタイプだけではできていない


わたしはこれまで多くの人を見てきて、あることに気付きました。

それは、

人のビジュアルは、全てが一つのタイプだけでできているわけではない。

ということです。

例えば、サマー判定の方でも

肌はサマーらしい透明感
瞳はウィンターのようなコントラスト
髪はオータムのような重厚感


そんな人は決して珍しくありません。


つまり、

色相は一つでも、質感は混ざっている。

わたしはそう考えています。

だから2ndよりも“質感タイプ”を判定したい。

色相と質感は別々に考えてもいい


ここでPICCが大切にしている考え方があります。

それは、

「色」と「質感」は分けて考える。

ということです。


例えば、ブルベ夏の色が一番似合う人。

だからといって、髪の質感までサマーとは限りません。その人の髪にはオータムのような密度や重厚感があるかもしれない。

逆に、イエベ春の色が似合う人でも、

瞳だけは、ウィンターのような強いコントラストを持っているかもしれません。


わたしは、こうした特徴を

「質感」

として見ています。

わたしが考える"2nd"は2番目に似合う色ではありません


例えば、

ミューテッドサマーの人にオータムの質感があったとします。

これは、「オータムの色も似合います」という話ではありません。

色相は、あくまでサマー。

そこは変わりません。


でも、質感だけ、オータムの要素を取り入れてみる。

例えば、

・少し重めのヘアスタイルにする
・ツヤよりもマットな質感を選ぶ
・深みのある素材を取り入れる

すると、

色はサマーのままでも、その人らしさがより自然に引き立つことがあります。

逆に、

スプリングなのに、どこかウィンターらしい存在感を感じる人もいます。

そんな人は、

色はスプリングでも、シャープなヘアラインや、コントラストのあるデザインを少し取り入れるだけで、驚くほど魅力が増すことがあります。



「黒が似合う」と言われる理由


よく、こんな声を聞きます。

「サマーなのに黒が似合うと言われました」
「スプリングなのにシャープな服が似合います」
「オータムなのに透明感があります」


その理由は

パーツごとの質感

にあるのではないかと考えています。


色だけでは説明できないものが、人にはたくさんあります。

だからわたしは、「似合う色」だけで終わらせるのではなく、

「どんな質感を持っている人なのか」

まで知ることが、その人らしさを理解する鍵になると思っています。

質感を知ることの大切さを広めたい


一般的な2nd診断を否定したいわけではありません。

ただわたしは、2番目に似合う色を知ることより、1番似合う色を知ったうえでさらに、1番ぴったりな"質感傾向”を知ることの方がためになると思っています。

「あなたは、どこに、どんな質感を持っているのか。」

もし、それが分かれば、

「サマーなのに黒が似合う」
「スプリングなのにクールな印象」

そんな"理由"も説明できるようになるかもしれません。
そしてそんな自分の魅力を自ら使いこなせるようになる。
強みになる。

だからPICCでは、

色相診断だけではなく、

質感診断

という考え方も研究を深めつつ診断に取り入れています。

さいごに


「あなたはブルベだから」
「あなたはイエベだから」

その一言だけで、人は語れないと思っています。

2タイプでは語れないどころか16タイプでも語れないと思っています。
人は本当にいろいろな要素が混ざり合ってできている。

まっっっっったく同じパーソナルカラータイプの人はこの世にはなかなか存在しないと思っているからです。


だから、

「この人とわたし同じタイプなはずなのに
なんかマネしてもうまくいかないな・・・?」

そんな経験はありませんか?


でも同時に、

ベストな色相は基本的に一つだとも考えています。

だから、この話は「ブルベでもオータムの色を着ましょう。」

ということではありません。

そうではなく、

ブルベ判定でオータムの質感がある人は
ブルベの色をベースにしながら、オータムの質感も取り入れる。

イエベ判定でウィンターの質感がある人は
イエベの色をベースにしながら、ウィンターの質感も取り入れる。

ただそういう考え方です。


わたしは、

人は一つのタイプだけでできているのではなく、
いくつもの質感が重なって、一人の存在感を作っている。

だからこそ、
色だけではなく、
質感まで知ることが、
自分らしさをもっと楽しむヒントになる。


そんな新しいパーソナルカラーの考え方を、これからPICCで研究していきたいと思っています。

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