吉井和哉さん60歳。父を追い、声を失いかけ、それでも歌う人の星

吉井和哉さん60歳。父を追い、声を失いかけ、それでも歌う人の星

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吉井和哉さん60歳。父を追い、声を失いかけ、それでも歌う人の星

THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんが、2026年10月8日に60歳を迎えました。リクエストをいただきましたので、生まれた日の星からこの方の半生を読んでみます。出生時刻は公表されていないので、時刻がなくても読める部分だけを使います。むずかしい言葉は使いません。


吉井和哉さん 
1966年10月8日 東京都生まれ
てんびん座

【生まれた日の空に書かれていたこと】

1966年10月8日の空には、はっきりした特徴が二つあります。

一つは太陽です。古い星読みでは、太陽は「父」と「自分の芯」を表します。この日の太陽は、一年のうちでいちばん力を落とす場所にありました。父との縁が薄い、自分に自信を持つまでに時間がかかる、と読む生まれです。

もう一つは金星です。美しさ、色気、芸術を受け持つこの星が、太陽のすぐそばで、いちばん力を出せる自分の居場所に座っています。

弱い太陽と、強い金星。父の不在を、美と歌で埋めていく人。私はそう読みます。

吉井さんは東京都北区の生まれで、父は旅芸人でした。1971年8月、吉井さんがまだ5歳にもならない夏に、その父が26歳の若さで亡くなります。このとき空では、突然の変化を運ぶ星が、吉井さんの太陽の上を行き来していました。

【14歳、ロックとの出会い】

育ったのは静岡です。本人いわく、目立たず、やりたいこともない少年だったそうです。

その少年が14歳でロックに出会います。1980年の暮れから81年にかけて、木星と土星が約20年に一度の重なりを起こしていました。場所は、吉井さんの太陽と金星のちょうどあいだ。人生の向きが決まる合図です。

中学を出て喫茶店で働き、1986年に地元のバンドへベースで加わり、1988年にTHE YELLOW MONKEYを結成。1992年5月、25歳でメジャーデビューを果たします。

【29歳、試練の星が帰ってきた年の「JAM」】

土星は試練と責任の星で、約30年かけて空を一周します。1996年の早春、その土星が、吉井さんが生まれたときと同じ位置に帰ってきました。人が一人前になる節目です。この年に世に出たのが、代表曲「JAM」でした。

ところが翌1997年から98年、同じ土星が今度は太陽の真向かいに回ります。芯を削られる時期です。97年夏のフジロック、98年から99年3月まで続いた113本のツアー。バンドは消耗し、2001年1月8日、東京ドームを最後に活動を休止します。

【37歳、解散】

2003年10月にソロデビュー、2004年7月7日にバンドは正式に解散しました。この二つの時期は、どちらも土星が太陽を真横から押さえる位置にありました。区切りをつけさせる星回りです。

休止のあと、名盤と呼ばれるレコードを聴き直して自分の作品との差に打ちのめされ、一時は音楽をやめようとまで思ったといいます。最初の結婚も終わりました。2007年に出した自伝の題は『失われた愛を求めて』。弱い太陽を持って生まれた人の言葉だと、私は思います。

【49歳、壊して建て直す】

2014年から16年にかけて、突然の変化の星が太陽の真向かいに、壊して建て直す星が太陽の真横に入りました。人生を根こそぎ組み替える重なりです。

2015年に再婚し、子どもが生まれます。そして2016年1月8日、THE YELLOW MONKEYが再集結しました。休止した日と同じ、1月8日です。

【55歳、声】

2021年12月の武道館公演のあと、のどに違和感が出ます。2022年に3度の手術を受け、11月に早期の喉頭がんと診断されました。年明けに根治し、2023年10月に本人が公表しています。

2022年から24年の初めまで、ものの輪郭を霧のように溶かす海王星が、吉井さんの生まれたときの土星の位置に居座っていました。土星は骨組み、つまり人を支える柱です。歌い手にとっての柱である声が、霧に包まれた2年間でした。

2024年4月21日、木星と天王星が約14年ぶりに重なります。場所はおうし座。古くから「のど」を受け持つとされる星座です。その6日後の4月27日、吉井さんは東京ドームで2年3か月ぶりにステージへ戻りました。

【二度目の帰還、そして60歳】

2025年、土星がもう一度、生まれたときの位置に帰ってきました。その年の12月、闘病から復活までを追った映画『みらいのうた』が公開されます。題名になったのは、父の没後50年にあたる2021年に出した曲でした。

一度目の帰還で「JAM」。二度目の帰還で『みらいのうた』。父を早く亡くす太陽を持って生まれた人が、60年かけて、その父を作品にしたわけです。

いま、土星はふたたび吉井さんの太陽の真向かいにいます。113本のツアーで燃え尽きた、あの頃と同じ空です。けれど今のバンドが回っているのは、60分きっかりのツアー。同じ星の下で、今度は力の使い方を知っている。12月には12年ぶりのソロアルバムも控えています。

星は試練の時期を教えてくれますが、それをどう生きたかは本人のものです。吉井和哉さんの60年は、その見本のような半生だと思います。

おせっかい占い。
では、キラリ☆彡


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