一曲の音楽には、必ず”始まり”があります。
【Studio KOPPEPAN】では、メロディや歌詞を書く前に、
まず「どんな物語を届けたいのか」を考えます。
『鈴音』も、そんな一つの想いから生まれました。
最初に浮かんだのは、神社に響く鈴の音。
誰もが一度は耳にしたことのある、あの澄んだ音です。
その音を聴いた瞬間、ふと一つの疑問が浮かびました。
「もし、この鈴の音そのものに命があったら?」
とイメージし、そこから、一人の少女の姿が見えてきました。
彼女は人ではありません。
神社の鈴の音から生まれた、小さな精霊。
人々が願いを込めて鈴を鳴らすたび、その想いを神様へ届ける存在です。
でも、その役目には一つだけ代償がありました。
願いを一つ届けるたび、自分の存在が少しずつ消えていく。
この設定を思いついた瞬間、『鈴音』という物語の軸が決まりました。
この作品で描きたかったのは、よくある「奇跡」ではありません。
誰かを救う派手な力でもありません。
私たちの生活には、誰にも気付かれず、誰かのために行動している人がいます。
誰かの幸せを願い、自分のことは後回しにする人。
その優しさは目立つことはありません。
だけど、その小さな積み重ねが誰かの笑顔を生み出しています。
そんな姿を、一人の精霊に重ねました。
だから『鈴音』は、願いを叶える物語ではなく、
「誰かの幸せを願い続けた存在の物語」
として描いています。
そして世界観にも、細かな意味を込めました。
夜の神社。
月明かり。
静かに舞う桜。
そして、一つだけ響く鈴の音。
すべては、『鈴音』という精霊が生きる世界を表現するための大切な要素です。
和の美しさと幻想的な雰囲気を大切にしながら、EDMならではの広がりや感情の高まりを重ねることで、「静けさ」と「力強さ」が共存する一曲を目指しました。
【Studio KOPPEPAN】では、楽曲を作ることだけが目的ではありません。
一曲ごとに世界観を考え、物語を描き、その想いを音楽に乗せています。
『鈴音』も、その中の一つの物語です。
もし、この曲を聴いて少しでも心に残るものがあったなら、
とても嬉しく思います。
これからも、一曲ずつ。
一つずつ。
新しい物語を音楽にして届けていきます。
【Studio KOPPEPAN】
──物語を、音楽に。──
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