私は、お片付けやお掃除がわりと得意です。
……と書くと、子どもの頃からきれいに整った部屋で暮らしていたように思われるかもしれません。
でも実は、
昔、私の部屋は汚部屋でした(笑)
外では片付けられるのに、自分の部屋は散らかっている
小学生の頃の私の部屋には、本がたくさんありました。
本棚に収まりきらず、積み重なる本。
そして、あちらこちらに好きな雑貨。
服も大好きでした。
ちなみに本は、買ったまま放置していたわけではありません。
全部読んでいました。
しかも、どれもお気に入り。
本も好き。
服も好き。
雑貨も好き。
食器も好き。
高校では陶芸部に入るくらい、器も好きでした。
料理も好きで、子どもの頃から家族のごはんを作ったり、魚をさばいたりしていました。
洗濯などの家事もしていたと思います。
学校では、お片付けもお掃除もできる。
家事もする。
友達が遊びに来るとなれば、自分の部屋だって片付ける。
それなのに、普段の自分の部屋は散らかっていました。
片付けができない子だったのかな?
今振り返ると、そうではなかったように思います。
部活がある。
宿題もある。
本も読みたい。
料理もしたい。
好きな服も着たい。
毎日いろいろなことをしている子どもにとって、自分の部屋をいつもきれいにしておくことは、それほど優先順位が高くなかったのでしょう。
友達が来るなら片付ける。
必要になれば、できる。
でも普段は、ほかにやりたいことがたくさんある。
そして何より、私は物が嫌いだったわけではありません。
むしろ、
物が好きでした。
好きなものが多くてもいい
その後、おおたうにさんの本に出合いました。
服が好き。
本が好き。
そんな「好き」を、そのまま肯定してもらったような気がしました。
たくさん持っていることが、必ずしも悪いわけではない。
好きなものを好きでいていい。
それは、私にとって嬉しい感覚でした。
だから今でも、
「物が多いから、とりあえず減らしましょう」
とは、あまり考えません。
使っていない物や、もう必要のない物を見直すことはあります。
でも、好きで持っている物まで、収納に収まらないという理由だけで手放さなくてもいい。
そう思っています。
ところが、上京するときにはミニマリストを目指しました
そんな私ですが、就職を機に上京したとき、一度かなり物を減らしました。
ミニマリストのような暮らしをしてみようと思ったのです。
家具らしい家具は、布団と本棚くらい。
服と本は好きなので、そこはちゃんとありました(笑)
意外なことに、物が少ない暮らしは結構快適でした。
少なければ管理もしやすい。
掃除もしやすい。
物が少ない暮らしのよさも、実際に暮らしてみて分かりました。
ただし、本は相変わらずたくさんありました。
そして――
本棚が壊れました(笑)
どうやら私の場合、本だけはミニマリストになれなかったようです。
段ボールを収納にして暮らしたこともあります
引越しの途中には、段ボールをそのまま収納代わりにして暮らしたこともあります。
ちゃんとした収納家具がなくても、とりあえず物の場所が決まっていれば暮らせる。
そんな時期も経験しました。
物がたくさんある暮らし。
物をかなり減らした暮らし。
仮の収納で暮らす時期。
引越しをして、暮らす場所そのものが変わること。
いろいろ経験してみると、片付けに、ひとつの正解はないんだなと思います。
今の暮らしに合うように整えればいい
物が少ないほうが心地よい人もいます。
好きな本に囲まれていたい人もいます。
洋服をたくさん持って、その日の気分で選ぶことを楽しみたい人もいます。
お気に入りの食器を集めたい人もいる。
どれが正解ということではなく、自分がどう暮らしたいか。
私は、そこが大切だと思っています。
そして、暮らしはずっと同じではありません。
忙しくて片付けまで手が回らないときもある。
引越しで仮の暮らしになることもある。
今まで使いやすかった収納が、使いにくくなることだってあります。
だから、一度きれいに片付けて完成ではなく、今の暮らしに合わせて、何度でも整えればいいのです。
昔、私の部屋は汚部屋でした。
その後、物をかなり減らして暮らしたこともあります。
段ボールを収納にしていたこともあります。
そして今は、どれかひとつの暮らし方を正解にするのではなく、
好きなものを大切にしながら、自分が暮らしやすいように整えることを大切にしています。
だから、散らかったお部屋を見ても、私はあまり驚きません。
そこには、その人の好きなものや、忙しかった毎日や、今の暮らしがあります。
まずは、見る。
お片付けは、そこから始めてもいいのではないでしょうか。
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