想いの強さは 言葉の力を何倍にもする 同じセリフなのになぜ成約率が違うのか?

想いの強さは 言葉の力を何倍にもする 同じセリフなのになぜ成約率が違うのか?

記事
コラム

車屋の店長をしていた頃、私は車検と同時に、ある添加剤をお客様にお勧めすることにしました。

その添加剤は、ワコーズという圧倒的なシェアを持つメーカーの商品よりも、2倍以上の値段がするものでした。

軽自動車の場合、エンジンに入れる添加剤が7,000円。

燃料タンクに入れる添加剤も7,000円。

決して安い商品ではありません。

それでも、私がお勧めすることにしたのには、理由がありました。

① ベンツやBMWなどのディーラーでも使われていたこと。

② 実際に添加剤を入れたことで、内部の汚れが原因だったエンジン不調が改善した車が何台もあったこと。

特に、まるで魔法のようにエンジンの不調が改善する様子に、私は心を動かされました。

「これは、お客様にもぜひ知ってほしい!」

そう思った私は、車検の際に、この添加剤を必ずお勧めすることにしたのです。

たった30秒の説明で、成約率は約7割!

私がお客様に伝えていた説明は、こんなものでした。

「これは、エンジンの中の汚れをきれいにするもので、こちらは燃料タンクからエンジンまでをきれいにするものです。

これを入れてエンジン不調が直った車が何台もあるので、予防のために入れておくのをお勧めしています」

説明にかかる時間は、わずか30秒足らず。

それだけの説明で、私がお勧めした場合の成約率は、約7割になりました。

ところが、ほかの社員がお勧めすると、成約率は3割にも届かなかったのです。

同じ商品です。

同じような説明をしているはずです。

しかも、添加剤の効果は、ほかの社員たちも何度も目の当たりにしていました。

それなのに、なぜこんなに差が出るのでしょうか?

同じセリフを伝えれば、同じように伝わるはずなのに……。

なぜだろう?

なぜだろう?

なぜだろう?

当時の私には、その答えがまったくわかりませんでした。

言葉にしていないものが、相手に伝わっている

今になって考えると、その理由はいくつかあったのではないかと思います。

お客様から好かれているかどうか

自分がお客様を好きかどうか

説明するときに笑顔があるかどうか

その添加剤の効果を心から信じているかどうか

価格を伝えることに抵抗があるかどうか

もちろん、これだけが成約率の差を生んだ原因だと断定することはできません。

しかし、私はここに大きなヒントがあると思っています。

人に何かを伝えるとき、言葉そのものだけが相手に届いているわけではない。

どんな気持ちで話しているのか。

相手をどれだけ大切に思っているのか。

自分が伝えていることを、どれだけ信じているのか。

そうした言葉以外の部分も、相手に伝わっているのではないでしょうか。

ただ同じセリフを言えば、同じように伝わる。

残念ながら、そう単純なものではないのだと思います。

これは、恋愛でも同じです

例えば、好きな人にLINEを送るとします。

「お疲れさま!」

「今日はありがとう!」

「また話そうね!」

どれも、短くて何気ないメッセージです。

でも、そこに好きという気持ちがあったとしても、文字だけでその想いを確実に届けることはできません。

相手にどう思われるかが怖くて、好きな気持ちを隠しながら、ただの連絡としてやり取りを続けてしまう。

そんなこともあるでしょう。

もちろん、LINEでも気持ちが伝わることはあります。

ただ、文字だけでは、笑顔や声の調子、話すときの雰囲気までは伝えにくいものです。

一方、実際に会って話したり、電話で話したりすると、少し違ってきます。

声の明るさ。

話を聞くときの反応。

相手と話せることがうれしいという気持ち。

そうしたものが、言葉と一緒に伝わるからです。

例えば、同じ「ありがとう」という言葉でも、心から感謝している人と、ただ形式的に言っている人では、受け取る印象が違うことがありますよね。

言葉は同じでも、そこに込められた気持ちは違うのです。

大切なのは、完璧なセリフを探すことだけではない

好きな人にメッセージを送ろうとすると、私たちはつい、どんな文章なら好かれるのか、どんな言葉なら返信をもらえるのか、と考えてしまいます。

もちろん、相手に伝わりやすい言葉を考えることも大切です。

でも、そればかりに気を取られて、自分の気持ちを表現すること自体を忘れてしまってはいないでしょうか。

相手の素敵だと思ったところを伝える。

話せてうれしかったことを伝える。

相手を大切に思っていることを、少しずつ表現する。

必ずしも、いきなり告白する必要はありません。

大きな言葉でなくてもいいのです。

自分が本当に感じたことを、自分なりの言葉で伝えてみる。

その積み重ねが、二人の関係を変えるきっかけになるかもしれません。

ただし、どれだけ想いを込めても、相手が必ず同じ気持ちになるとは限りません。

だからこそ、相手の反応を無理に求めず、相手の気持ちや距離感も大切にしながら、自分の想いを表現していくことが大切なのだと思います。

想いの強さは、言葉の力を何倍にもする。

私は、あの車屋時代の経験から、そんなことを考えるようになりました。

あなたは今、誰かに伝えたい想いを、心の中にしまったままにしていませんか?
伝えたい気持ちはある。でも、どう伝えればいいかわからない。そんなときは、太陽と一緒に考えてみませんか?


本日も長文お読みいただき ありがとうございます!
感謝してます!


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