【3部作・第3部 第2章】なぜライフプランニングを行うべきなのか?〜定期点検(メンテナンス)と軌道修正のステップ編〜

【3部作・第3部 第2章】なぜライフプランニングを行うべきなのか?〜定期点検(メンテナンス)と軌道修正のステップ編〜

記事
法律・税務・士業全般

【3部作・第3部 第2章】

なぜライフプランニングを行うべきなのか?
〜定期点検(メンテナンス)と軌道修正のステップ編〜


こんにちは、FP1級の星です。

「なぜライフプランニングを行うべきなのか?」をお伝えする連載企画。

【第3部:計画修正しながら実現に近づけていく編】の第1章では、加齢や健康、仕事や家族構成の変化など、人生には不確定な変動要素が常に存在することをお話ししました。

では、その変動の波を乗り越え、夢を現実にするためにはどうすればいいのか?

第2章となる今回は、「ライフプランの定期点検(メンテナンス)と軌道修正の具体的な運用ステップ」について解説いたします。

設計図は作って終わりではありません。車や家と同じように、定期的なメンテナンスを行って初めて、一生涯あなたを守るツールとして機能するのです。

第1章:

なぜライフプランには「定期点検」が必要なのか?
「数年前にFPに頼んでライフプラン表を作ってもらったから大丈夫」
Gemini_Generated_Image_gidmaugidmaugidm.jpg

そう言って安心されている方に現状をお聞きすると、作成した当時の前提条件がすっかり変わってしまい、計画と現実が大きくかけ離れているケースが非常に多く見られます。

期待していたほど給料が上がらなかった、あるいは想定以上に収入が増えた

子どもの習い事や塾の費用が想像以上にかかっている

物価高や金利上昇により、毎月の生活費や住宅ローンの負担が増えた

ライフプラン表は、一度作ったら完成の「完成品」ではありません。現実のデータと照らし合わせながら育てていく「未完成の運用ツール」です。

現実とのズレを放置したまま走らせていると、いざという時に資金ショート(預金底つき)を起こしてしまいます。だからこそ、定期的な「軌道修正」が不可欠なのです。


第2章:

ライフプランを長持ちさせる3つのメンテナンスステップ
では、具体的にどのようにメンテナンスを行っていけばよいのでしょうか。FPの現場でおすすめしている手順は以下の3ステップです。

●ステップ1:
「年1回」の定期健康診断(固定の更新日を決める)
年に一度、決まったタイミング(例:12月の年末調整の時期、新年度が始まる4月、誕生日など)でライフプラン表を開きます。
過去1年間の「実際の収入」「実際の貯蓄額・資産残高」「年間の支出総額」を数字として入力し直し、計画と実績のギャップをチェックします。

●ステップ2:
「ライフイベント発生時」の即時見直し
年1回の定期点検とは別に、人生の大きな節目(ライフイベント)が訪れた際にも、その都度見直しを行います。

  ●転職・独立・退職・役職定年
  ●結婚・離婚・出産・子どもの独立
  ●マイホーム購入・買い替え・車の購入
  ●家族の病気・介護・相続

これらの変化が起きた時点で、将来のキャッシュフロー表を書き換えます。

ステップ3:
計画の「引き算」と「足し算」で軌道修正する
実績や予定を入力し直した結果、将来の資産残高グラフがマイナス(資金不足)に落ち込んでしまう場合は、以下の調整(軌道修正)を行います。

●支出の引き算:固定費の見直し、車の買い替え時期の延期、予算の上限設定
●収入の足し算:配偶者のパート・フルタイム化、副業の検討、定年後の
 再雇用時期の延長
●運用・返済の調整:住宅ローンの繰り上げ返済や借換、積立投資額の
 柔軟な増減



第3章:

「時代の波」に合わせて柔軟に変える姿勢
もう一つ忘れてはならないのが、個人の変化だけでなく、社会や経済環境の変化(時代の波)に合わせたアップデートです。

ここ数年だけでも、新NISAの開始といった制度変更や、歴史的な物価高(インフレ)、住宅ローン金利の上昇リスクなど、個人の努力だけではコントロールできない外部環境の変化が相次ぎました。

 ●「超低金利時代」に立てた計画を、現在の金利動向に合わせて見直す
  ★ここは特に怖いです。
   (現在保有の住宅ローンや投資信託は「金利のない時代を前提にして
   実行」した人がほとんどです)

 ●インフレに負けないよう、現金預金と投資資産の比率を調整する
  ★インフレが2%であれば、2%以上の運用をしないと、保有資産の
   絶対価値は下落してしまいます。その対策は必須です。

時代の変化をいち早く察知し、自分のライフプランへ反映させること。これこそが、どんな経済不安が襲ってきてもびくともしない「強い家計」を作る秘訣です。



教訓と希望:

ハンドルを握り直せば、どこからでもやり直せる
定期点検を行い、現実の数字と向き合う作業は、時に「計画通りに進んでいない自分」を突きつけられるようで、不安に感じるかもしれません。

しかし、落ち込む必要は一切ありません。

カーナビが途中で道を間違えた時に「ルートを再検索します」と告げて新しい道を提示してくれるように、ライフプランも軌道修正を行った瞬間から、未来への新しい最適ルートが再計算されるのです。

ズレに気づけたこと自体が素晴らしい前進です。気づいたその日からハンドルを握り直せば、人生の軌道は何度でも修正することができます。
Gemini_Generated_Image_9o7gai9o7gai9o7g.jpg



結び:

次回、3部作の感動のグランドフィナーレへ!
今回は【3部作・第3部:計画修正しながら実現に近づけていく編】の第2章として、定期点検と軌道修正のステップについてお話ししました。

次回(第3部 第3章)はいよいよ【3部作全体の最終章(完結編)】となります。

第1部で現在地を知り

第2部でゴールを描き数字にし

第3部で変化に対応しながらメンテナンスを重ねていく

この一連のライフプランニングのプロセスを経て、私たちが最終的に手に入れる「人生の本当の安心感と、最期まで充実した生き方」について、連載の総まとめとしてお伝えいたします。

まずは手帳やカレンダーに、年に一度の「我が家のマネー点検日」を書き込むことから始めてみませんか。


-----------------------
ここでブログはおしまいです。

「数年前に作ったライフプラン表が今の現状と合っているか点検・修正してほしい」
「物価高や金利上昇、今の家計の変化を踏まえてシミュレーションをやり直したい」
「定期的に伴走し、一緒にメンテナンスをしてくれるFP1級のパートナーを探している」

そう思われた方は、ぜひご都合に合わせた方法でお気軽にご相談ください。

元金融機関・企業経理の経験を持ち、数々の家計再生や定期シミュレーションを行ってきたFP1級の私星が、あなたの今の現状を正確にチェックし、時代や環境の変化に合わせた最適な軌道修正をサポートいたします。

一生涯の安心を手に入れる第一歩として、お気軽にお声がけくださいね。

👇 簡単なお電話での現状整理やご相談はこちらへ
(こちらでも「良い将来へつなげるための現状整理のお話」をしております)

👇 じっくりチャットで取り組む【FP1級】人生のお金・家計整理・ライフプラン作成はこちら

サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す