気づけば、いつも彼の「好き」を待っていた。
「もっとこうすれば振り向いてくれるかもしれない」
「あのとき、あんなこと言わなければよかった」
そんなふうに、自分を少しずつ修正しながら、彼の気持ちに合わせ続けてきた。
でもふとしたときに気づくのです。
本当にやりたかったこと、
本当は感じていた気持ちは、
いつも後回しになっていたかもしれないと。
連絡が来れば安心して、
来なければ不安になって、
会えた日は嬉しくて、
また次の不安な時間に戻っていく。
そんな揺れの中で、
自分の心がどこにあるのか分からなくなってしまうこともあります。
「選ばれたい」という気持ちは、
決して悪いものではありません。
誰かに大切にされたいと思うことは、
とても自然な感情です。
ただ、「選ばれること」だけを軸にしてしまうと、
いつの間にか自分の心の中心が見えなくなってしまいます。
彼の反応ひとつで気持ちが揺れて、
彼の態度ひとつで自分の価値を測ってしまう。
そして気づけば、
「この人がいないと自分には何もない気がする」
そんな感覚に包まれてしまうこともあります。
でも本来は、
この関係をどうするかを決める力は、
あなたの中にあります。
どちらが正しいかを今すぐ決める必要はありません。
ただ少しだけ、
「選ばれる側」から「自分が選ぶ側」へと、
視点をずらしてみてほしいのです。
タロットを引くとき、私がいちばん大切にしているのは、
「彼はどう思っているか」だけではなく、
「あなたはどうしたいのか」を一緒に見つけていくことです。
カードが映し出すのは未来の答えではなく、
あなたの中にすでにある本音です。
もし今、
誰かに選ばれることばかりを考えて疲れているのなら。
一度ゆっくり、
あなたの気持ちを聞かせてください。