こんにちは!鴨川宗平です。
普段はフリーランスとして映像制作の仕事をしています。企業の魅力を伝える動画や、スマートフォンで流れる短い動画などを日々作っています。私が編集をするとき、いつも頭に浮かべる二つの景色があります。一つは、静かな夜の公園で優しく街を照らす、一本の古びた街灯の姿。そしてもう一つは、冷たい氷の上を滑るように美しく進んでいく、一足のスケート靴の姿です。一見すると映像とは何の関わりもないように思えるこれらが、実は私の仕事の大切な根底にあります。
映像を作るということは、たくさんの素材の中から本当に必要なものだけを選び取る作業です。伝えたい想いが強ければ強いほど、あれもこれもと情報を詰め込みたくなってしまいます。しかし、明るすぎる光で周囲をすべて照らそうとすると、かえって目が眩んで何も見えなくなってしまうように、情報が多すぎる動画は視聴者の心まで届かずに通り過ぎてしまいます。夜道にポツンと立つ街灯のように、本当に大切なメッセージだけをあえて一つに絞り込み、周りの余計な部分を暗闇として削ぎ落とすことで、初めてその光が際立つのです。
そして、削ぎ落とした後に残った映像には、氷の上を滑るスケート靴のような滑らかさと心地よいテンポが求められます。スケートは、ほんの少しの重心のズレやタイミングの違いで、美しい滑りを保つことができなくなります。映像の編集も全く同じです。最初の数秒で人の心を掴むためのタイミングや、画面が切り替わる一瞬の間は、一秒未満の細かな計算によって成り立っています。この無駄のないスムーズなテンポがあるからこそ、短い尺の動画でも内容が自然と頭に入り、いつまでも心地よい余韻として記憶に残るのです。
私は、こうした映像の仕組みをクライアント様と一緒に作っていく時間を何よりも大切にしています。初めて動画の外注を考えている方は、自分の頭の中にあるイメージをどう表現すればいいか悩まれることが多いです。私はその戸惑いを丁寧に紐解き、並んで歩くような感覚で伴走します。ただ指示された通りに手を動かすのではなく、その動画の先にある目的を共有し、一緒に未来の観客へ届く物語を組み立てていきます。丁寧なコミュニケーションと柔軟な修正対応で、安心して任せられる関係を作ることを心がけています。
一瞬で消費されてしまう映像が多い中で、誰かの心に深く残り続けるものを作りたいといつも願っています。それは、派手な効果だけで飾られたものではなく、作り手の温かみが自然と伝わるような構成から生まれるものです。まるで闇の中に浮かび上がる街灯の光のように、そして美しく氷を滑るステップのように、あなたの想いを映像という形にしてみませんか。どんな小さなことでも、まずは気軽にご相談ください。