鑑定をしていて一番うれしいのは、「当たっていた」と言われた瞬間ではありません。
いや、それもうれしいんです。でも、もっと手応えを感じるのは、その次のひとことです。
「これから、何をすればいいか分かった」。
これを言われたときが、やっていてよかったと一番思います。
■ 当てることは、入り口でしかない
数秘術は、生年月日とお名前から数字を出して、その人の性質や流れを読む占いです。
鑑定書をお届けすると、よく「自分の状態がよく分かった」と言ってもらえます。それは素直にうれしい。自分でも言葉にできていなかったものが、文字になって目の前に出てくると、人は「あ、これだ」と思うんですよね。
でも、そこで終わってしまうと、ただの答え合わせです。
「当たってますね、すごいですね」で読み終わって、明日からの生活は何も変わらない。それだと、せっかく時間をかけて読んでもらった意味が薄い。
私が書きたいのは、答え合わせのその先です。
■ 過去は、もう動かせない
数字を読んでいくと、その人がこれまでどう生きてきたか、なんとなく見えてきます。
得意なことで評価されてきた人。逆に、同じところで何度もつまずいてきた人。人に合わせすぎて、自分の希望を後回しにしてきた人。
読み返しながら、「ああ、この人はたぶん、ここでしんどかっただろうな」と思うことがあります。
でも、そこをいくら掘り下げても、過去は変えられません。
変えられないものを責めても、気持ちが沈むだけです。だから私は、過去の説明は長くしすぎないようにしています。「あなたはこういうクセがあって、だからここでつまずいてきた」まで。その先は、過去の話ではなく、これからの話に切り替えます。
■ 数秘術には「今年の自分」がある
数秘術のおもしろいところは、生まれ持った性質だけでなく、「今、どういう時期にいるか」も読めることです。
パーソナルイヤーといって、その年ごとに巡ってくる数字があります。生年月日の月日と、その年の数字を足して出します。
たとえば11月9日生まれの人の、2027年。
・1+1+9+2+0+2+7 = 22 → 2+2 = 4
パーソナルイヤー4の年です。4は、土台を固める年。派手に動くより、地味でも足元を整えておくと後がラクになる時期です。
もう一人、12月12日生まれの人の2027年も見てみます。
・1+2+1+2+2+0+2+7 = 17 → 1+7 = 8
こちらはパーソナルイヤー8。8は、動かして結果を出していく年。ためてきたものを現実の形にしていく時期です。
同じ2027年でも、人によって「仕込む年」だったり「動く年」だったりします。
たとえば、今年なかなか結果が出なくて焦っている、という方がいたとします。その方が仕込む時期にいるなら、結果が出ないのは当たり前なんです。土を耕している最中に、実がなっていないと嘆いているようなもので。
ここが分かると、「今年うまくいかないのは、自分がダメだからじゃなくて、まだそういう時期だからか」と思えたりする。焦りが少し減るんですよね。
逆に、動く年にいる人が様子見ばかりしていたら、それはそれでもったいない。「今年は前に出ていい年ですよ」と背中を押せると、こちらも書いていて気持ちがいいです。
■ 希望を持って本を閉じてほしい
鑑定書を読み終えたとき、その人がどんな顔をしているか。私はそこを一番気にしています。
落ち込んだまま閉じてほしくない。
自分のクセや弱点を書かれると、人は少し身構えます。「やっぱり自分はこうなんだ」と、悪いほうに受け取ってしまうこともある。だから弱点を書いたあとは、必ずその数字の活かし方まで書くようにしています。クセは直すものというより、使いどころを変えるものだと思っているので。
「自分はこういう人間だ」と分かって、「じゃあこれから、こう進んでみよう」とモチベーションが上がる。そこまでいって、ようやく鑑定書の役目だと思っています。
過去は変えられないけれど、これからの生き方は、今日から変えられます。数字は、そのための地図みたいなものです。
地図があっても、歩くのは本人です。でも、地図があるのとないのとでは、心細さがだいぶ違う。
お客様から「これからが楽しみになった」と言ってもらえたとき、ああ、この仕事を続けていてよかったな、と思います。
■ もっと詳しく知りたい方へ
鑑定書では、生まれ持った性質に加えて、これから巡ってくる年の流れまで読み解いています。過去の答え合わせで終わらせず、「これからどう動くか」までお渡しするのが、私のやり方です。
今の自分を知って、これからに向けて一歩を踏み出したい方は、プロフィールの出品サービスからご覧ください。
※占いは自分を知るための参考としてお使いください。大切な判断は、ご自身で決めてくださいね。