米国向けに商品を販売しているのに、ChatGPTでおすすめを尋ねても自社名が出てこない。翌日に少し言い換えて試すと、今度は名前が出たものの、参照先は古い記事だった。こうした結果を一回だけ見て、対策の成否を決めるのは早すぎます。
AI検索の回答は、質問の言葉、比較条件、利用するサービス、確認時期などで変わります。まず必要なのは、毎回違う質問を試すことではなく、同じ条件で変化を追える質問表です。
購入場面から質問を作る
商品名を入れた質問だけでは、すでにブランドを知っている人の回答しか確認できません。海外の見込み客が購入前に尋ねそうな場面から、質問を三つの役割に分けます。
一つ目は「米国へ発送する日本の茶葉ブランドは?」のような発見用です。 二つ目は「初心者向けギフトがある日本茶ブランドを比べて」のような比較用。
三つ目は「このブランドは何で知られている?」という指名確認です。
英語にするときは、対象国、商品の種類、用途、購入条件を必要な範囲で入れます。社内用語や日本独自のカテゴリ名は、海外の購入者が実際に使う表現へ置き換えてください。
質問文と確認条件をセットで残す
管理表には、質問ID、英語の質問文、確認したAI検索、日付、対象地域、自社名の有無、引用元、回答の要点を一行で記録します。質問文は句読点まで保存し、翌月も同じ形で確認しましょう。
新しい表現を試したい場合も、すべてを入れ替えません。継続して比べる質問と、仮説を試す質問を分けると、変化が質問の変更によるものか、回答側の変化なのかを判断しやすくなります。
名前が出ない理由を一つに決めない
自社名が出ないとき、すぐ記事を増やすのではなく、ページが検索対象になっているか、重要情報が画像だけでなく文章でも読めるか、商品名や配送地域が現在の内容かを見ます。ChatGPT検索への表示を確認する場合は、検索用のクローラーと学習用のクローラーを混同せず、サイト側の設定も点検が必要です。
確認前の項目は次の四つです。
- 対象国と購入場面を決めた
- 同じ英語質問を保存した
- AI検索、日付、引用元を記録した
- 一回の回答だけで改善判断をしていない
J&US Connectでは、主要な英語質問20〜30パターンを使い、自社と競合の引用状況、推奨のされ方、引用元の変化を月ごとに確認します。調査結果を基に、Webサイトの改修方針や追加コンテンツの優先順位をご提案する継続型の支援です。
購入前相談では、対象国、商品、競合候補、現在の英語ページを分かる範囲でお知らせください。
最初に追跡する質問の方向性を整理します。