招かれざる嫁

招かれざる嫁

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結婚すると、家族が増える。

そう思っていました。

実際に増えたのは、登場人物だけでした。

私の存在だけ、
なぜかエンドロールにも載っていない
透明キャラクター状態...

兄が大好きな妹さんは、
初めて会った日から目を合わせてくれません。

「あれ? 私、最新の透明マントでも着てきたかな?」

と思うほどの見事なスルーっぷり。

当時の私は、彼の妹に好かれようと
必死でした。

プレゼントを渡したり、

空気を読んだり、

機嫌をうかがったり。

笑顔で心の器が広い人を
装ったり

まるでRPGで好感度イベントを
必死に回収する主人公。

でも、いくら経験値を積んでも
「好感度ゼロ」の表示は
変わりませんでした。

HSP気質の私は、言葉にされなくても
伝わる空気を敏感に拾ってしまいます💦

「私のことが嫌いでたまらないのね」

そんな空気は、
冬の北風より遠慮なく吹いていました。


忘れられない出来事があります。

私の両親が家に遊びに来た日のこと。

その目の前で、妹さんは床に寝転びながら
お兄ちゃんとじゃれ始めました。

小学生なら微笑ましい光景かもしれません。

でも、その時ふざけ合っていたのは、
二人とも30歳を過ぎた大人でした。

母は静かにその様子を見ていましたが、
帰り道でぽつりと一言。

「……なんだか不思議なお家ね」

その言葉に、私は救われました。

自分だけがおかしいと思っていた世界を、
外から見た人も同じように感じていた。

それだけで、心の荷物が少し軽くなったのです。

一人っ子の私は兄妹の距離感が分からず、

「こんなものなのかな」

「私の考えすぎかな」

と何度も自分を疑いました。

兄妹仲が良いこと自体は素敵なことです。

でも心の中では、ブラックな私が
小さくつぶやいていました。

「そんなに好きなら、
いっそ二人が結婚すればいいじゃない」と。

だんだん彼に対しての
恋愛フィルターが外れてきたからか

空間の居心地の悪さだけが
目立ってくるようになりました。

居心地の悪い場所にいると、
不思議なくらい体にも影響が出ます。

風邪をひきやすくなったり、

免疫力が落ちたり、

笑顔まで減っていく。

心は、ちゃんと体とつながっています。


姑は、ことあるごとに私へ言いました。

「血がつながってないからね」

その言葉を聞くたびに、

「あなたは仲間じゃない」

そう言われているような
気がしていました。

何も言い返さない私...

言い返さないから、
相手はさらに言いたい放題に。

振り返ると、あの家族は
血縁という大きな輪の中で生きていて、
私はその外側をぐるぐる歩いていた
だけだったのかもしれません。

でも今なら思います。

悪かったのは、
私という人間ではありません。

ただ、私が

選択を誤ってしまっただけ

だったと。


サイズの合わない靴を履き続ければ、
誰だって足は痛くなります。

違和感を感じるのは、

自分がおかしいからではなく、

その場所が合っていない
サインなのです。

人生には最初から、
小さなサインが置かれています。

違和感。

居心地の悪さ。

説明できないモヤモヤ。

恋愛フィルターをかけている時は
見えなくても、

小さな違和感を無視し続けると、
やがて大きな違和感となって
人生に降りかかってきます。

もしあの頃の私が自分の心に
フタをしたまま、

「私が我慢すれば丸く収まる」

そう思い続けていたら。

相手の家族の介護まで抱え込み、

「こんなはずじゃなかった」

と毎日ため息をつく未来に
なっていたかもしれません。

だから今は思います。

人生は案外やさしいと。

ちゃんと非常口のランプは
光っていた。

ただ、その頃の私は恋という
サングラスをかけていて
見えなかっただけ。

もし今、
あなたも誰かとの関係で
我慢ばかりしているなら。

その違和感は、

あなたを困らせるためではなく、

守るために鳴っている

心のアラームなのかもしれません。


ひとりで抱え込むと、

脳が勝手に「私が悪い」という
物語を作り始めます。

でも、誰かに話すだけで、

その物語は書き換えられる
ことがあります。

私は、あなたの心の中にある
本当の気持ちを一緒に探す
お手伝いをしています。

あなたは悪くありません。

そして、一人でもありません。

あなたの味方は、

ここにいます。



【姑・小姑の愚痴聞きます▼】

あなたが今日も幸せでありますように⭐️

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