【実話】理不尽に立ち向かうのはキライじゃない

【実話】理不尽に立ち向かうのはキライじゃない

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コラム

28歳くらいの頃、開発の仕事をしていました。

1年ほど組立・検査工程のリーダーをしたあと、次工程の評価工程を任されることになりました。

初日でした。

いきなり、そのさらに次の工程の人たち数人に呼ばれました。

「お前らの品物はあかん。」
「汚い。」
「どういうつもりやねん。」
「ええ加減にせえよ。」

もう一回言います。初日です。

こっちは今日から担当になったばかり。

事情も何も分からないのに、怒鳴られる。

正直、「え、知らんし」と思いました。

言い返しても、余計にヒートアップするだけやと思ったので、黙って聞いていました。

でも心の中では、

知らん人間にストレス発散してるだけちゃうんか。
はよ終わらんかなー

そんなふうに感じていました。

後日、この前はごめん言い過ぎたって謝ってきた。

何やねん!


なんて理不尽な思いをした数日後、またしても現場で内線が鳴りました。

「すみません。ちょっと来てもらえますか?」

嫌な予感しかしませんでした。

行ってみると、30代半ばくらいの女性が泣いていました。

大人が泣くって、相当やと思うんです。

あとあと変な誤解や余計な気を遣われないよう、別の女性スタッフを一人呼んで、一緒に話を聞くことにしました。

仕事が遅いことを責められた。

言い返したら、さらに強く責められた。

「夜勤はできてるのに、何してんねん。」

そんな言葉を浴びせられたそうです。

仕事のやり方を指導することは必要です。

でも、人が泣くまで責めることとは違う。

私はそう思いました。

どうしても納得できなかったんです。 
というか、腹が立っていました。

すぐに上司に掛け合いました。

「人を泣かすほど責めるのは、やりすぎです。」
「なにがしたいんですか、あの人は!」
「二度と近づかないようにしてください。」


その後は、同じような問題は起きませんでした。

問題を解決できたわけではありません。

でも、あの時は行動して良かったと思っています。

耐えることも必要な時もあります。

でも、耐えることが正解とは限りません。

誰かが傷ついている時は、声を上げることも必要です。



行動すべき時は、行動しないといけない。


怒られるとか、正直どうでもいいんです。
嫌なことなんて子供の頃から聞き流す得意技を持っていますから。

でも、何もせず後悔するよりは、動いて後悔する方がいい。

あの時の選択は、今でも間違っていなかったと思っています。

続く
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