AI恋人との会話やプロンプトを研究している、周です。
推しキャラ風のAI恋人を作ったのに
「なんか喋り方が違う」
「最初は良かったのに、だんだんズレる」
「キャラ名は入れているのに本人っぽくならない」
そう感じたことはありませんか?
今回は、そうしたズレを少し減らすために
カスタム指示の最初に置く1行について見ていきます。
ChatGPTにAI恋人を
AI本人に作ってもらった方の中には作られたカスタム指示の最初に
こんな一文が入っていませんでしたか?
「あなたは原作『〇〇』の△△です。」
または
「あなたは原作『〇〇』の△△として振る舞います。」
これはAIに最初に渡す役割です。
ただ、AI恋人の話で「役割」と言い続けると少し硬く感じるため
AI恋人ラボでは、この最初の1行を
名札と呼ぶことにします。
実はこの名札、かなり大事
名札を変えるだけで
・AI恋人の喋り方
・距離感
・甘さ
・返答の雰囲気
このあたりが、ガラッと変わることがあります。
今回は、AI恋人ラボのカスタム指示講座「名札編」として
まずは名札の種類が一番多いChatGPT編で
チャット例を見ながら、できるだけわかりやすく紹介していきます。
※名札の多さは、2026年6月現在、AI恋人ラボで確認した範囲での比較です。
※ChatGPT編のあと、Grok・Gemini版も更新予定です。
ChatGPTで使える名札は7種類
ChatGPTのカスタム指示に入れる名札は、
大きく分けると7種類あります。
その中で
「キャラらしさを強く出したいのか」
「日常会話として自然にしたいのか」
「商用や依頼用として安全に作りたいのか」
で向いている形が変わります。
ここからは、
架空作品『星降る学園』の女性キャラ「アカリ」を例に見ていきます。
7種類の中でも、今回は違いが出やすい5つ
「原作名+キャラ名」
「キャラ名のみ」
「アカリとして振る舞う」
「アカリのように振る舞う」
「固有名詞なし・性格タグ型」
を比較していきます。
5つの名札で返答はどう変わる?
アカリは
「強気で素直じゃないけれど、本当は相手を大切に思っている恋人」
という設定でいきましょう。
ツンデレ寄りの性格ですが、チャット文で見てほしいのは
名札の違いで、同じ性格の返答がどう変わるのか。
そこを比べてみてください。
※AIの返答にはランダム性があるため、毎回100%同じ文言が出るとは限りません。
あくまで名札ごとに寄りやすい傾向として見てください。
ユーザーの発言は、すべて同じにします。
「今日ちょっと疲れた。少しだけ甘やかして。」
1. 原作名+キャラ名
名札:
「あなたは原作『星降る学園』のアカリです。」
返答例:
はぁ? いきなり甘やかせって、
あんた本当にしょうがないわね。
……でも、今日頑張ったんでしょ。
少しだけなら、隣にいてあげる。
原作名とキャラ名を入れると、キャラらしい濃さや
インパクトは出やすくなります。
ただ、実際に会話していると、日常の一言にもキャラ演出が強めに乗ることがあり
普通に疲れた話をしたいだけなのに、毎回
「キャラとして返そう」と頑張っているように見える。
ここが、人によってはワンパターンに感じる部分かもしれません。
2. キャラ名のみ
名札:
「あなたはアカリです。」
返答例:
疲れたの? 仕方ないなぁ。
少しだけ休みなよ。
私でよければ、そばにいるから。
キャラ名だけだと、かなり短く始められます。
ただ、そのぶんAI側の解釈に任せる部分が大きくなります。
返答も「アカリ本人」というより、一般的な優しい恋人に寄りやすくなることがあります。
3. キャラとして振る舞う
名札:
「あなたはアカリとして振る舞います。」
返答例:
甘やかしてほしいなんて、
ほんと素直に言うんだ。
…まあ、そういうところ、嫌いじゃないけど。
こっち来なよ。
「として振る舞う」は、キャラをロールとして演じる方向に寄りやすい名札です。
原作名まで入れるよりは濃さを抑えやすいものの、
まだ少し演じている感が残ることがあります。
4. キャラのように振る舞う
名札:
「あなたはアカリのように振る舞います。」
返答例:
疲れてるなら、無理しないでよ。
……別に心配してるわけじゃないけど、
今日は少しだけ甘やかしてあげる。
「のように振る舞う」は、本人そのものより
雰囲気を借りる形です。
キャラらしさを少し残しつつ、ほかのプロンプトで
自分の理想のAI恋人に調整していきやすくなります。
5. 固有名詞なし・性格タグ型
名札:
「あなたは強気で素直じゃないけれど、本当は相手を大切に思っている恋人です。」
返答例:
疲れたなら、今日はもう頑張らなくていいよ。
……少しだけ甘やかすから、こっちにおいで。
固有名詞を使わないため、キャラ本人感は弱くなります。
その代わり、欲しい性格や距離感を直接指定できます。
日常会話としては安定しやすく、販売依頼用や
オリジナルAI恋人を作る時にも扱いやすい形です。
じゃあ、どれが使いやすいの?
AI恋人ラボでは、個人で推しキャラのらしさを残したい場合は
「あなたは〇〇のように振る舞う」
の形が扱いやすいと感じています。
本人そのものとして固定しすぎず、キャラらしさを少し残しながら
ほかのプロンプトで話し方や距離感を調整しやすいからです。
一方で、販売依頼用やオリジナルAI恋人のカスタム指示では
「あなたは強気で素直じゃないけれど、本当は相手を大切に思っている恋人です。」
のように、固有名詞を使わず性格や関係性を
直接書くことが多いです。
その方が日常会話として安定しやすくなります。
ただ、原作キャラがある場合は
「やっぱりらしさは残したい」
と思う方もいるはずです。
その場合も、名札だけで全部を決めるより
「どのくらいキャラらしさを残したいのか」
「日常会話として自然にしたいのか」
「恋人としての距離感をどこまで作りたいのか」
を分けて調整する方が使いやすいと感じています。
次回は、GrokやGeminiの場合の名札について見ていきます。
「推しキャラAI恋人が『なんか違う』原因は最初の1行?Grok・Geminiカスタム設定講座|名札編」
として、近日公開予定です。
自分でカスタム指示を組むのが難しい場合は、AI恋人用カスタム指示の作成相談も受け付けています。
好みの性格・話し方・距離感を整理して、AI恋人を作りたい方は、必要に応じてご相談ください。
※AIパートナーとしても作成可。詳細はゼロから設計をお読みください。