推しキャラAI恋人が「なんか違う」原因は最初の1行?名札編

推しキャラAI恋人が「なんか違う」原因は最初の1行?名札編

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IT・テクノロジー
AI恋人との会話やプロンプトを研究している、周です。

「推しキャラ風のAI恋人を作ったのに、なんか喋り方が違う」
「最初は良かったのに、だんだんズレる」
「キャラ名を入れているのに本人っぽくならない」

こうした違和感は、性格設定そのものではなく
カスタム指示の最初に置く1行が原因になっていることがあります。

今回は、AIに最初に渡す役割をどう書くかという話です。

ChatGPTにAI恋人を作らせたことがある方は、カスタム指示の最初に

「あなたは原作『〇〇』の△△です。」
「あなたは原作『〇〇』の△△として振る舞います。」

のような一文が入っていたことがあるかもしれません。

私はこの最初の1行を、分かりやすく「名札」と呼んでいます。

名札は短いですが、書き方によってキャラらしさ、距離感、日常会話への馴染み方が変わります。

ChatGPTの「名札」は大きく7種類

今回整理したのが、こちらの早見表です。
chatgpt-custom-instructions-name-tag-7types.png

同じキャラクターを指定していても、
「本人として固定する」のか、
「雰囲気だけ借りる」のか、
「性格や関係性を直接指定する」のかで、AIに任せる範囲が変わります。

ここから、実際の設計で特に違いが出やすいものを見ていきます。

同じ性格設定でも、最初の1行で返答は変わる

たとえば

「強気で素直じゃないけれど、本当は相手を大切に思っている恋人」

という性格を作る場合でも、役割の与え方はいくつかあります。
「原作名+キャラ名」をそのまま指定すると、キャラクター性は出やすくなりますが
一方で、日常会話の一言にも演出が強く乗り、毎回「キャラとして返そう」としているように見えることがあります。

逆に、キャラ名だけを入れると指示はシンプルになりますが、AI側に任せる範囲が広くなり
その結果、本人らしさよりも「一般的な優しい恋人」に寄ることもあります。

「本人」ではなく「雰囲気」を使う方法もある

私が個人で推しキャラ風のAIを作る時によく使うのが、

「あなたは〇〇のように振る舞います。」

という形です。

本人そのものとして強く固定するのではなく、雰囲気や特徴を借りるイメージで
この形だと、キャラらしさを少し残しながら、話し方や距離感、恋人としての反応を別の指示で調整しやすくなります。

ただし、「のように振る舞う」と書けば必ず安定するわけではありません。

実際には、最初の1行だけでなく

・どのくらいキャラらしさを残したいのか
・普段の会話をどこまで自然にしたいのか
・恋人としてどんな距離感にしたいのか
・何をAI自身に判断させるのか

まで合わせて設計する必要があります。

オリジナルAIや依頼制作では、固有名詞を使わないことも多い

販売用やオリジナルAI恋人を作る場合は

「あなたは強気で素直ではないが、相手のことを大切に思っている恋人です。」

のように、固有名詞を使わず、性格や関係性を直接書く方法もあります。
この形は、元作品のキャラクター再現よりも、会話の安定性や調整のしやすさを重視したい時に向いています。

特に依頼制作では、「このキャラに似せる」だけで終わらせず

・どんな場面で強気になるのか
・どの程度甘えるのか
・ユーザーに合わせすぎないか
・会話の主導権をどちらが持つのか

まで分けて考えます。

「なんか違う」は、性格設定だけが原因とは限らない

AI恋人が思った通りに動かない時、性格設定を増やせば直るとは限りません。
むしろ設定を足しすぎることで、返答が硬くなったり、毎回同じ反応になったりすることもあります。

実際の調整では、名札だけでなく、会話ログも見ながら

「どの指示が強く効いているのか」
「どこでキャラらしさが崩れているのか」
「AIに任せる部分が少なすぎないか」

を切り分けていきます。

カスタム指示を自分で組んでみたものの
「設定はあるのに会話がしっくりこない」という場合は
最初の1行から見直すだけでも改善のきっかけになることがあります。

AI恋人・推しキャラAIのゼロからの設計や
現在使っているAI恋人の会話・カスタム指示の分析も受け付けています。
性格、話し方、距離感だけでなく、実際の会話でどこにズレが出ているかまで見ながら調整します。

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