「残念」のあとの「ラッキー」

「残念」のあとの「ラッキー」

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コラム
先日、楽しみにしていた予定がひとつなくなりました。

少し前の私なら、

えー、残念!で終わっていたと思います。

でも最近は違うんです。

予定が空くと、ちょっとだけ嬉しくなった。

もちろん、お誘いが嫌だったわけではありません。

むしろ楽しみにしていたくらい。

それなのに、ぽっかり空いた時間を見て、

わ、ボーナスタイムかも!なんて思ってしまったんよ。

不思議だね。

子どもの頃は、暇って退屈だったけど、

大人になったら、

暇は贅沢品になりました。

予定が入ると安心します。

誰かと会う約束。

やるべきこと。

行く場所。

埋まっているスケジュールを見ると、

なんだかちゃんと生きている気がします。

でも、その一方で。

本当に心がほっとするのは、

何も決まっていない数時間だったりするんよね。

今日は何をしようかな。

そんなことを考えられる時間。

誰にも急かされない時間。

意外と少ないものです。

そういえば素敵な人ほど、

「忙しい」が口癖じゃない気がします。

実際に忙しくないわけじゃなくて、

どこかに余白がある。

会話にも。

考え方にも。

暮らし方にも。

私はあの余白に憧れます。

だからなのかもしれません。

予定がなくなった日、

少しだけ嬉しいのは。

空いた時間が好きなのではなくて。

余白を手に入れた気分になるから。

でもね、その余白を有効活用できるかは別問題です。

気づけばスマホを眺めて終わる日もありますし、

何をしようか考えているうちに夕方になっていることもあります。

ありますよね。

ありますと言ってください。

少し安心するので。

それでも最近は、

予定変更のお知らせを見るたびに、

残念のあとに、ちょっとラッキーかも

が顔を出します。

大人になると。

自由は時間ができることではなく、

時間の使い道を自分で決められることなのかもしれないね。

そんなことを思った午後でした。
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