婚活アプリを眺めていて、何度も目にした言葉があります。
「お互いに切磋琢磨し、高め合いたい」
素敵な言葉だとは思うんです。
でも、私はいつも、プロフィールでこの文字を見つけると、そっと次の人を探してしまっていました。
正直に言うと、この言葉に怯えていたんです。
仕事では毎日が勝負です。
営業成績を上げろ、スキルを磨け、もっと成長しろ——外の世界はいつもそう叫んでいます。
疲れ果てて帰宅した時、私が求めているのは、さらに高みを目指す伴走者ではなくて、もっと別のものだったんです。
人生には、がんばれない時期が必ずある
私たちの人生を思い返してみてください。
仕事で失敗した時期。
体調を崩して、何もできない時期。
親の介護が始まった時期。
やる気が出ない、ただ毎日を過ごすのが精一杯な時期——誰もが経験するはずです。
そういう時に、パートナーから「もっと頑張ろう」「一緒に成長しよう」という言葉をかけられたら、どう感じるでしょう。
私だったら、息苦しくなります。
家庭は、戦闘モードで過ごす場所じゃないと思うんです。
本当に必要なのは、伴走者じゃなくて背中をさするくらいの人
婚活カウンセラーとしてたくさんの人の話を聞いていて、気がついたことがあります。
長く続く夫婦関係にいる人たちは、みんな口をそろえてこう言うんです。
「疲れている時に、何も言わずそばにいてくれる人がいるって、こんなに心強いんだと初めて気がついた」
伴走して、一緒に走ることも大事かもしれません。
でも、もっと大事なのは、あなたが立ち止まった時に「そっか、疲れたんだね」って気がついて、何も言わずに背中を優しくさすってくれる人じゃないでしょうか。
そういう人と一緒だと、また歩き始めたくなるんです。
誰かに無理やり引っぱられるからじゃなくて、この人の隣なら、どんな自分でいいんだと感じるから。
高め合う関係より、受け入れ合う関係を探してみない?
婚活をしていると、相手に求めすぎてしまうことがあります。
キャリアも考えてくれて、料理も上手で、一緒に成長できて——それって、相手のことを見ていないんじゃなくて、理想の自分を見ているだけかもしれません。
私が変わった瞬間は、プロフを見る時に「この人は、頑張らない私のことも受け入れてくれるだろうか」という視点で見始めた時でした。
相手のプロフに「一緒に成長できる人」って書いてなくて、代わりに人柄の優しさが滲み出ている人を探し始めたんです。
そしたら、出会う人の質が劇的に変わりました。
家庭はほっと落ち着ける場所にしたいですよね?
婚活で「高め合いたい」という言葉が苦手な人は、決して甘えているわけじゃありません。
人生の現実をわかっているからこそ、そう感じるんだと思います。
パートナーシップって、いつも一緒に走ることじゃなくて、時には立ち止まり、時には進む——そんな緩やかなリズムの中で、それでもそばにいてくれる人を見つけることなんじゃないでしょうか。
疲れた時に「頑張ろう」じゃなくて「お疲れ」って言ってくれる人。
そういう人との関係なら、人生がもっと優しくなるような気がしませんか?
あなたらしい婚活、応援しています。
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