お店では同じ色に見えたのに、家で見たら違う色?「メタメリズム」とは

お店では同じ色に見えたのに、家で見たら違う色?「メタメリズム」とは

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お店で洋服を選んでいるとき、

「このトップスとパンツ、同じような黒だから合いそう!」

と思って購入したのに、家や屋外で見てみると、

「あれ?微妙に色が違う……?」

そんな経験はありませんか?

これは、色彩学でいう**「メタメリズム(条件等色)」**が関係していることがあります。

メタメリズムとは?

メタメリズムとは、簡単にいうと、

ある条件では同じ色に見える2つの色が、条件が変わると違う色に見える現象です。

たとえば、お店の照明の下では、

服A → 黒に見える
服B → 黒に見える

と、ほとんど同じ色に見えていたとします。

ところが太陽光の下で見ると、

服A → 黒
服B → 少し赤みのある黒

のように、違いが分かることがあります。

どうして色が変わって見えるの?

ポイントになるのが、物体の分光反射率です。

私たちが見ている物体の色は、物体そのものだけで決まるわけではありません。

光源から出た光が物体に当たり、その一部が反射して目に届くことで、私たちは「色」として感じています。

そのため、見た目は同じような色でも、実際にはどの波長の光をどのくらい反射するかが異なる場合があります。

そこに光源の違いが加わることで、色の見え方にも違いが現れるのです。

身近なところでも起こる

メタメリズムは、洋服だけの話ではありません。

たとえば、

印刷物とパソコン画面の色を確認するとき
壁紙やカーテンなどのインテリアを選ぶとき
車や製品の塗装色を合わせるとき
商品パッケージの色を確認するとき

など、色を正確に合わせる必要がある場面では重要な問題になります。

だからこそ、色を確認するときには「どんな光の下で見るか」も大切なんですね。

色彩検定で覚えておきたいポイント

メタメリズム=条件等色

まずはこの言葉をセットで覚えておきましょう。

そして、

分光分布の異なる色刺激が、ある観察条件では同じ色に見えることがある

という考え方がポイントです。

「同じ色に見える=物理的にもまったく同じ」というわけではないんですね。

まとめ

お店では同じ色に見えたのに、外に出たら違って見える。

そんな現象には、光源と物体の分光特性が関係していることがあります。

色は物体だけで決まるものではなく、光・物体・見る人などの条件によって見え方が変化するもの。

メタメリズムを知っていると、洋服やインテリアを選ぶときにも「違う照明でも確認してみよう」と、ちょっと見方が変わりそうですね。
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