「行動が変わる服装編  ~その服で誰に会いに行く?~」

「行動が変わる服装編 ~その服で誰に会いに行く?~」

記事
コラム
秋物から冬物へ。

朝晩の気温差もあって、毎朝クローゼットの前で少し迷う季節になりました。

「今日は何を着よう」

たったそれだけのことなのに、服装って意外と気分を左右します。

また同じ服か……。

そう思った瞬間、少しテンションが下がる。

気に入ってはいるけれど、洗濯やアイロン、毛玉取りなど、手入れが面倒。

着たい気持ちはあるのに、手が伸びない。

そんな服、ありませんか。

服を選んでいるだけなのに、なんだか人間関係に似ているなと思うことがあります。

好きだけど、少し疲れる。

嫌いではないけれど、会うまでに気合いがいる。

昔は好きだったけれど、今の自分には少し合わなくなっている。

服も人との関係も、「好きか嫌いか」だけでは決まらないところがあります。

だから、衣替えの時期は、ただ服を入れ替えるだけではなく、自分の気持ちまで少し整理してみるのもいいと思います。

ここで、ひとつ覚えておいてほしい言葉があります。

「自分の心が動かない服は、他人にも響かない。」

高かったから。

まだ着られるから。

いつか着るかもしれないから。

そんな理由だけで残している服は、意外と出番が少ないものです。

そして、久しぶりに着たとしても、

「まあ、これでいいか」

という気持ちで選んだ服は、不思議とその日の気分にも少し表れます。

姿勢だったり。

歩き方だったり。

人に会ったときの表情だったり。

服は、ただ体を包んでいるだけではありません。

その日の自分の意識まで、少し包んでいる。

だからこそ、服装を選ぶときは、今までより一段だけ意識を上げてみてもいいと思います。

その服を、

誰のために着るのか。

どこへ行くのか。

誰と会うのか。

そして、

そこで自分は、どうありたいのか。

もちろん、これはTPOの話でもあります。

仕事なのか。

買い物なのか。

食事なのか。

誰かとの大切な時間なのか。

場面によって選ぶ服が変わるのは、ごく自然なことです。

でも、もうひとつ。

私が服選びで大事だと思っているのは、

目的と機能性。

ここです。

どんなに素敵な服でも、寒かったり、動きづらかったり、手入れが大変すぎたりすると、だんだん着なくなります。

おしゃれは、我慢大会ではありません。

その日の予定に合っていて、動きやすくて、鏡を見たときに、

「よし、これで行こう」

と思える。

それくらいが、ちょうどいい。

そして服装の面白いところは、変化が目に見えやすいことです。

いつもと少し違う色を選んでみる。

靴を変えてみる。

着なくなった服を一枚手放してみる。

ほんの小さな行動でも、鏡を見れば変化がわかります。

「あ、いつもと少し違う」

その実感が、自分の意識をもう一段上げてくれる。

行動を変える。

変化が見える。

少し気分が上がる。

すると、また次もやってみようと思える。

こういう小さな結果は、意外と大事です。

人は変化が見えると、続けやすくなります。

服装は、その結果が比較的わかりやすい。

だからこそ、自分の意識を変えていく入口にもなるのだと思います。

少し気に入った服を着ると、出かけたくなる。

少し背筋が伸びる服を着ると、人に会いたくなる。

新しい靴を履けば、少し遠くまで歩きたくなる。

服が変わると、行動が変わる。

そして、その小さな変化が見えると、

「もう少しやってみよう」

という気持ちが生まれる。

それが、意識を高く保つ力にもなっていきます。

だから衣替えのこの時期、

クローゼットを開けたときに、ひとつだけ考えてみてください。

この服を着て、私は誰に会いに行きたいんだろう。

そしてもうひとつ。

今の自分に、この服は合っているだろうか。

答えが少し曖昧な服は、そろそろ役目を終えたのかもしれません。

断捨離は、物を捨てることだけではありません。

今の自分に合うものを、選び直すこと。

服も。

時間も。

人との付き合い方も。

全部同じなのかもしれません。

今年の冬は、

ただ暖かいだけではなく、

あなたの気持ちまで少し前に進ませてくれる服を選んでみてください。

その服で、誰に会いに行く?

たぶん、その答えの中に、

これからの自分も少しだけ見えてくると思います。


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