「料金を上げれば利益は増えそう。でも、そのために必要な予約を、自分の働ける時間で受けきれるだろうか。」
個人サロンや1回ごと料金の個人レッスンでは、必要な予約数と提供できる枠を一緒に確認すると、料金案を具体的に考えられます。
■目標の参考利益30万円に、何件必要?
以下は1種類のサービス・1か月についての架空の例です。
・料金:9,200円
・キャンセル率:8%
・変動費:実施1件あたり1,000円
・決済手数料:売上の3%
・月間固定費:70,000円
・提供時間:1件1.5時間
・自分の時間の評価単価:1時間1,500円
・目標月間参考利益:300,000円
このモデルの参考利益は、実施した分の自分の時間の評価額も費用として引きます。税引後所得や現金収支とは異なります。
キャンセル後の実施件数を期待値として扱うと、1予約あたりに残る金額は、
(1-8%)×(9,200×97%-1,000-1.5×1,500)=5,220.08円。
必要な予約数は、
(300,000+70,000)÷5,220.08=約70.88件。
整数へ切り上げると71件です。
70件なら参考利益295,405.60円、71件なら300,625.68円となります。
■月120時間なら80枠、90時間なら60枠
1件1.5時間の枠を確保すると、月120時間÷1.5=概算80枠。必要な71件は枠内です。
一方、月90時間÷1.5=概算60枠。必要な71件を受けられません。
料金や費用が同じでも、提供できる時間が変わると判断は変わります。枠を増やせない場合は、料金、費用、目標利益などを見直して比較します。
■キャンセルが出るから、予約を増やしてよい?
この例では1予約が1枠を使います。キャンセル後に枠を売り直せることは仮定していません。キャンセル率があるからといって、枠数を超えて予約を受けてよいという意味ではありません。
月間時間から求める枠数は概算です。準備・片付け・事務時間、日ごとの端数や予約の偏りも考慮し、ご自身が実際に提供できる時間を設定してください。
71件は必要条件の試算であり、予約が集まる予測や目標達成の保証ではありません。
■料金案と必要予約数を、Excelで比較したい方へ
「価格と利益の計算室」のStandardでは、1種類のサービスの料金改定、予約減少、キャンセル、費用と提供時間を入力し、参考利益や目標に必要な料金・予約数を試算できます。
ココナラ価格1,500円・買い切りです。
最大6サービスの比較や、各改善条件を単独で変更した試算も行う場合はProを選べます。ココナラ価格3,000円・買い切りです。
ProはStandardの基本機能を含むため、両方の購入は不要です。サービス別比較は料金設定と独立した入力で、各サービスへの固定費・時間の配分は利用者が行います。改善施策の組み合わせ効果や実施費用を自動推計するものではありません。
PCのMicrosoft Excelが別途必要です。ココナラではExcel本体(XLSX)1点をお届けします。動作確認済み環境と利用条件は各商品ページをご確認ください。
予約受付・顧客管理・日別カレンダー・12か月の実績管理の機能はありません。個別経営相談や入力代行も含みません。
数値はすべて架空の条件に基づく参考例です。実際の予約数・売上・利益を予測、保証するものではありません。