仕事が溜まったとき、必要なのは「早く手を付けること」ではなく「順番を決めること」

仕事が溜まったとき、必要なのは「早く手を付けること」ではなく「順番を決めること」

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コラム
仕事がどんどん溜まっていくとき、私の頭の中は一気に忙しくなります。

「あれも終わっていない、これもやらなきゃ……」

焦れば焦るほど、「とにかく早く手を付けなきゃ!」と、目についた仕事から反射的に進めようとしてしまいます。でも、気ばかり焦って頭がうまく整理されず、思ったように進まないことも多いです。

以前の私も、焦るままに手を動かしては頭を散らかして、かえって時間を無駄にしてしまうことがありました。でも最近は、仕事が溜まったときほど、あえて「すぐに手を付ける」のを一度やめるようにしています。

仕事が山積みになったとき、私が最初にやるのは、すぐに作業に入ることではありません。全体のタスクを整理して、「期限の順番を決める」ことです。頭の中だけで考えていると、すべての仕事が「今すぐやらないといけない恐ろしいもの」に見えてしまうからです。

やることは三つです。今抱えているタスクを書き出す。それぞれの期限と優先順位を確認する。今日取り組む順番を決める。この「準備」をしておくと、「今日やるのはこれなんだ」と全体像がつかめます。すると、得体の知れない焦りや不安が、スーッと引いていきます。

先に順番を決めておくと、仕事の進め方にも大きな変化がありました。心に余裕を持って取り組めて、途中で迷うことが格段に減ったことです。

がむしゃらに手を動かしていると、作業の途中で「やっぱりあっちを先にやったほうがいいかな?」「別の急ぎの仕事があったかも……」と悩んだり、目移りしたりして、集中力が途切れていました。でも、あらかじめ順番を決めておけば、あとはその通りに淡々と手を動かすだけです。「次は何をしよう」と迷うエネルギーを使わずに済むので、目の前のひとつに集中して、スムーズに進められます。

仕事に追われていると、「1秒でも早く手を動かすこと」が正解に思えてしまいます。でも私は、そんなときこそ一度立ち止まりたいと思っています。「焦ったときほど、まずは整理して、順番を決める。」一見すると遠回りに思える「整理」のワンステップを挟むことで、心に余裕が生まれて、迷いなく軽やかに進められるようになりました。

仕事が溜まって焦りそうなとき、手を止めて順番を決める。その時間が、今の私の仕事の進め方になっています。焦りに流されそうな方が、手を止めて順番を決める時間をつくってみるきっかけになればうれしいです。

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