こんにちは、けらです。
最近、オンラインガチャやゲーム向けの演出をいろいろ作っています。
全回転だったり、クルーンだったり、パトランプだったり。
そして今回は
アイドルキャラクターの「1/2チャレンジ」演出
を作りました。
ルールはものすごく簡単です。
1/2。
当たるか、外れるか。
以上。
説明書がいりません。
こういうシンプルな演出、個人的にはかなり好きです。
最初の数秒で「ちょっと見たい」にしたかった
今回、まずこだわったのが導入です。
いきなりキャラクターを出して、
「はい、1/2です。どうぞ」
でも成立はします。
でも、それだと少し味気ない。
なので冒頭はタイポグラフィを使って、ゲームが始まるまでの数秒をスタイリッシュに見せるところから作りました。
文字の出方。
切り替わるタイミング。
少し待たせる時間。
音が入る場所。
こういう短い演出って、1秒増えるだけでも長く感じるので、意外とシビアです。
派手にしたい。
でも早く結果も見たい。
この間をうろうろしながら調整しています。
完成したものを見ると数秒です。
制作している人間は、その数秒を延々見ています。
毎度のことです。
アイドル風演出なので、ちゃんと登場してもらいました
今回のキャラクター部分にはAI動画も使っています。
ただキャラクターが立っているだけではなく、
「これからステージが始まる」
くらいの空気を少し作りたかった。
そこで映像だけではなく、音もかなり細かく入れています。
歩いてくるタイミングにはハイヒールの足音。
登場した空間には観衆のざわめきや歓声。
もちろん、ハイヒールの音が入ったから当選確率が上がるわけではありません。
でも、不思議と映像の存在感は上がります。
こういう音って、なくても動画自体は成立します。
だからこそ入れたくなります。
誰も「このハイヒールの音が素晴らしいですね」とは言ってくれないと思います。
それでいいです。
見ている人が意識しないまま、
なんとなくちゃんとしている。
くらいが一番いい気がしています。
▼ 1/2チャレンジ演出
キャラクターを動かすことより、どう反応させるか
AI動画を使うと、どうしても
「どれだけ派手に動かせるか」
に目が行きます。
でも今回考えていたのは、むしろ逆でした。
このキャラクターは何のためにいるのか。
今回なら、
ユーザーと一緒に結果を待って、結果に反応するためにいる。
それで十分です。
だから抽選中は必要以上に暴れさせない。
視線を結果から奪わない。
その代わり、
当たった瞬間はちゃんと喜ぶ。
可愛いキャラクターが祝福をする。
ここはかなり大事にしました。
当たり演出って、作っている側からすると「金色にする」「虹にする」「光らせる」と考えがちなんですが、
最終的に遊ぶ人が見ているのは、
「自分が当たった」という瞬間
なんですよね。
その時に、
「お、当たった」
で終わるより、
「よっしゃ、来た」
と思える映像にしたい。
キャラクターのリアクションも、声も、VFXも、音も、タイポグラフィも、結局そこへ持っていくための材料として使っています。
ハズレもちゃんと作る。でも、主役はやっぱり当たりです
前の記事でも少し書きましたが、ハズレ側もかなり重要です。
ハズレまで虹色に光ってキャラクターが大喜びしていたら、もう何を信じればいいのか分かりません。
なのでハズレは抑える。
少し残念。
でも嫌な感じにはしすぎない。
そして当たりになった瞬間、一気に温度を上げる。
この差があるから、大当たり側が気持ちよく見えます。
映像単体の豪華さより、
前後を含めた感情の差
を作る方が、ゲーム系の演出では大事なんじゃないかと思っています。
もう一つ、パチンコ演出も作っています。
そして現在、もう一本。
パチンコ・遊技機をモチーフにした演出も、ポートフォリオ用の自主版として整理しています。
こちらはまだ動画を載せません。
このパチンコ演出では、今回の1/2とは逆に、
複数の予告やチャンスアップを重ねながら、少しずつ期待度を上げていく
作り方をしています。
1/2チャレンジは、
「シンプルなルールをどう気持ちよく見せるか」。
パチンコ演出は、
「情報量が多い中で、どの順番で期待させるか」。
同じ「当たりを見せる動画」でも、考えることが全然違います。
そこがこの仕事の面白いところです。
こちらも完成したら、また制作の裏側と一緒に載せようと思います。
結局、ユーザーが嬉しいかどうか
最近いろいろな演出を作っていますが、最後に見るところは割と単純です。
これ、当たった人は嬉しいかな。
そこです。
AIを使ったか。
After Effectsで何レイヤー重ねたか。
エフェクトを何種類入れたか。
作っている側には大事なことですが、遊ぶ人にはほとんど関係ありません。
欲しかった結果が出て、
映像が一気に変わって、
音が鳴って、
キャラクターまで一緒に喜んでくれる。
その数秒がちゃんと気持ちよければいい。
だから、ハイヒールの足音みたいな細かいところまで気にしたり、
タイポグラフィの数フレームを直したり、
誰にも気付かれないところに時間を使ったりしています。
効率がいいかと言われると、たぶん別の話です。
でも、そういう細かいものが全部合わさった時に、
「なんかこの演出、気持ちいいな」
になるんだと思っています。
オンラインオリパ・ガチャ・ゲーム向けに、完全新規の演出設計から、既存の制作ノウハウを活用したカスタム制作まで対応しています。
まだ、
「こんな感じの演出が欲しい」
くらいしか決まっていなくても大丈夫です。
参考動画や予算、必要な分岐数を見ながら、どうすれば面白くなるかのところから一緒に考えます。
パチンコ演出も完成したらまた載せます。
たぶんまた、誰も気付かないところを延々直していると思います。
そしてちょっと数日逆にヒキコモリからのプチ1人旅に出ます。
東京~川崎あたりを徘徊 テキトーにどっか泊まる ついでに秋葉原でパソコンみてくる メモ
けら
Motion Design / AI Animation / VFX / Editing