占い師になろうと思ったことは、一度もありませんでした。
むしろ私は、
占いが大好きで、
ずっと「占ってもらう側」の人間でした。
不安になるたびに占いを見て、
苦しくなるたびに答えを探して、
誰かに「ご安心ください」と言ってほしかったんです。
でも、ある日
いつものように占い巡りをしていた帰り道。
小雨が降ってきて、
早く家に帰ろうと走り出したその時、
私の頭の中に、
一筋の雷が落ちました。
「あんた、占ってもらう側にいる限り、幸せを受け取る側にはなれないよ」
って。
その時、気づいたんです。
どうして私の心は満たされないのか。
「あなたは幸せになります」
「家族運に恵まれています」
「愛されています」
そう言われるたびに、
いつまでも叶わない願いだけが、
心の中に積もっていく虚しさを認めたのです。
家に帰れば、
ただいまと言っても返ってこない暗い部屋。
悪口と嫉妬で溢れかえる職場。
恋人だと思っていた人の冷たい体温。
私はただ、
耳障りの良い言葉を聞いて、
安心したかっただけだったんだと気づいたのです。
私が欲しかったのは、
希望ではなく現実。
慰めではなく、
本当の温かさを手に入れたかった。。。
人を傷つけたいわけではありません。
ただ、
その人の人生が前に進む言葉を伝えたい。
そう思っています。
表と裏と、時々本音。
でんでんは、
そんな占い師です。