オリジナルキャラクターのイラストを依頼するとき、
意外と悩みやすいのが 「依頼文をどう書けばいいのか」 だと思います。
「うちの子を描いてほしい」
「かわいいキャラを作ってほしい」
「かっこいい雰囲気にしたい」
「でも、どこまで説明すればいいのか分からない」
こういう状態になる方は多いのではないでしょうか。
頭の中にはなんとなくイメージがある。
でも、それを文章にしようとすると難しい。
細かく書きすぎても迷惑かもしれないし、逆にざっくりしすぎると伝わらないかもしれない。
そんなふうに考えて、依頼する前に止まってしまうこともあると思います。
ですが、最初から完璧な依頼文を書く必要はありません。
大事なのは、
完成された設定資料を作ることではなく、イメージの方向性が伝わることです。
今回は、キャラクターイラストを依頼するときの文章について、
「少し伝わりにくい例」と「伝わりやすくした例」を比べながら考えてみます。
まず、ざっくりした依頼でも大丈夫です
最初に言っておきたいのは、
ざっくりした依頼が悪いわけではない、ということです。
たとえば、
「かわいい女の子を描いてほしいです」
「かっこいい男の子をお願いします」
「ファンタジーっぽいキャラを作りたいです」
こういう依頼でも、相談の入口としては十分です。
ただ、このままだと少しだけ情報が足りないので、
描く側としては「どんなかわいさなのか」「どんなかっこよさなのか」を確認したくなります。
かわいいにも色々あります。
元気で明るいかわいさ。
おとなしくて守ってあげたくなるかわいさ。
少し生意気で小悪魔っぽいかわいさ。
不思議で人外っぽいかわいさ。
ポップでカートゥーンっぽいかわいさ。
かっこいいにも色々あります。
クールで無口なかっこよさ。
熱血主人公のようなかっこよさ。
強敵っぽい迫力のあるかっこよさ。
軍服や装備が似合う重厚なかっこよさ。
ロックやメタルが似合うような勢いのあるかっこよさ。
つまり、依頼文では
「かわいい」「かっこいい」の中身を少しだけ具体的にする
と、イメージが伝わりやすくなります。
例1:「かわいい女の子を描いてほしい」
まずは、かなりシンプルな依頼文です。
少し伝わりにくい例
かわいい女の子を描いてほしいです。
髪は長めで、服装はおまかせでお願いします。
もちろん、これでも依頼の入口としては問題ありません。
ただ、これだけだと「どんなタイプのかわいさか」がまだ分かりにくいです。
そこで、少しだけ情報を足してみます。
伝わりやすくした例
明るくて元気な女の子を描いてほしいです。
年齢感は10代後半くらいで、好奇心旺盛で少しお調子者な雰囲気です。
髪は長めで、色は暖色系がいいです。
服装はおまかせですが、動きやすくて少しポップな感じだと嬉しいです。
表情は笑顔で、見た人が「この子は楽しそう」と思えるようなキャラにしたいです。
このくらい書くと、かなりイメージがしやすくなります。
ポイントは、見た目だけでなく、
性格や雰囲気を一緒に伝えていることです。
「明るい」「元気」「好奇心旺盛」「少しお調子者」
という情報があるだけで、表情やポーズ、服装の方向性が決めやすくなります。
例2:「かっこいいキャラを描いてほしい」
次は、かっこいいキャラクターの場合です。
少し伝わりにくい例
かっこいいキャラクターを描いてほしいです。
黒い服で、強そうな感じにしてください。
これも方向性はあります。
ただ、「強そう」がかなり広いので、もう少しだけ具体化すると良いです。
伝わりやすくした例
黒を基調にした、クールで強そうなキャラクターを描いてほしいです。
性格は無口で落ち着いていて、あまり感情を表に出さないタイプです。
ファンタジー世界の傭兵のような雰囲気で、武器を持たせたいです。
服装は黒いコートや軽装備のような感じで、派手すぎず、実戦向きに見えるデザインだと嬉しいです。
表情は笑顔よりも、少し鋭い目つきでお願いします。
この依頼文では、
「黒い服」「強そう」だけでなく、
クール、無口、傭兵、実戦向き、鋭い目つき
という情報が入っています。
こうなると、ただ黒い服を着たキャラではなく、
どういう世界で、どういう立場のキャラなのか が見えてきます。
キャラクターは、世界観や役割が少し見えるだけで、かなり描きやすくなります。
例3:「設定はあるけど、見た目が決まっていない」
創作をしている方だと、逆に
「性格や世界観はあるけど、見た目が決まっていない」
という場合もあると思います。
そういうときは、無理に髪型や服装を決めなくても大丈夫です。
少し伝わりにくい例
創作キャラを描いてほしいです。
設定はあるのですが、見た目はまだ決まっていません。
いい感じにお願いします。
これでも相談はできますが、設定の方向性が分かるとより進めやすくなります。
伝わりやすくした例
創作キャラのデザインを一緒に考えてほしいです。
このキャラは、海辺の街で暮らしている明るい性格の子です。
好奇心旺盛で、知らない場所にすぐ行きたがるタイプです。
見た目はまだ決まっていませんが、海や冒険を感じるようなデザインにしたいです。
髪型や服装は相談しながら決めたいです。
小物として、バッグや古い地図のようなものがあると合うかもしれないと思っています。
このように、見た目が決まっていなくても、
性格、住んでいる場所、好きそうなもの、雰囲気が分かれば、そこからデザインを考えることができます。
「見た目が決まっていないから依頼できない」
と思わなくても大丈夫です。
むしろ、設定から一緒にデザインを考えるのも、キャラデザの楽しい部分だと思っています。
例4:「おまかせしたい」ときの書き方
依頼文でよくあるのが、
「おまかせでお願いします」
という言い方です。
おまかせ自体は問題ありません。
ただ、全部おまかせにすると、方向性の確認が必要になりやすいです。
おすすめなのは、
おまかせしたい部分と、守ってほしい部分を分けることです。
少し伝わりにくい例
服装やポーズは全部おまかせでお願いします。
伝わりやすくした例
服装やポーズはおまかせしたいです。
ただ、全体の雰囲気は明るく元気な感じにしたいです。
露出は少なめで、動きやすい服装だと嬉しいです。
表情は笑顔にしたいです。
色は青系か黄色系で迷っているので、キャラに合いそうな方を相談したいです。
このように書くと、
おまかせできる部分は残しつつ、依頼者さんが大事にしたい方向性も伝わります。
「全部決めないといけない」わけではありません。
でも、
ここは大事にしたい
ここは任せたい
が分かると、制作がスムーズになります。
例5:「世界観も一緒に考えてほしい」
キャラクターだけでなく、世界観や設定も一緒に考えたい場合は、
そのことを最初に伝えていただけると助かります。
少し伝わりにくい例
ファンタジーキャラを描いてほしいです。
世界観も少しあります。
伝わりやすくした例
ファンタジー作品に登場するキャラクターを描いてほしいです。
世界観はまだふわっとしていますが、海に囲まれた国や、古い遺跡がある世界を考えています。
キャラクターはその世界を旅している子にしたいです。
服装や小物に、海・遺跡・冒険の要素を入れたいです。
キャラデザだけでなく、設定や世界観の整理も相談できると嬉しいです。
このように書いてあると、
イラストだけでなく、世界観構築やキャラクター設定の相談にもつなげやすくなります。
キャラクターは、どんな世界にいるのかによって大きく変わります。
同じ旅人でも、
砂漠の旅人なのか、海辺の旅人なのか、雪国の旅人なのか、近未来都市の旅人なのかで、服装も小物も雰囲気も変わります。
世界観が少しでもある場合は、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
依頼文で特に伝えてもらえると助かること
依頼文を書くときは、次の情報があるとかなり分かりやすくなります。
・使用用途
・キャラクターの性格
・全体の雰囲気
・年齢感
・髪型や髪色
・服装の方向性
・入れたいモチーフ
・表情やポーズ
・世界観や立場
・絶対に入れたい要素
・避けたい要素
・おまかせしたい部分
全部を埋める必要はありません。
分からないところは、
「未定」
「相談したい」
「おまかせしたい」
で大丈夫です。
依頼文は、正解を出すためのテストではありません。
頭の中にあるイメージを、一緒に形にしていくための入り口です。
よくある不安について
設定が少なくても大丈夫?
大丈夫です。
「明るい女の子」「クールな男の子」「ファンタジーっぽいキャラ」くらいの段階からでも相談できます。
そこから、性格、服装、色、表情、小物などを一緒に整理できます。
逆に設定が多すぎても大丈夫?
大丈夫です。
ただ、設定が多い場合は、
「絶対に入れたい要素」
「できれば入れたい要素」
「雰囲気として参考にしてほしい要素」
に分けると整理しやすくなります。
全部を1枚の絵に入れようとすると情報量が多くなりすぎることもあるので、優先順位があると助かります。
参考画像はあった方がいい?
あると分かりやすいです。
ただし、完全に同じものを作るためではなく、
「色味の参考」
「服装の方向性」
「表情の雰囲気」
「世界観のイメージ」
として使うとスムーズです。
文章が苦手でも大丈夫?
大丈夫です。
箇条書きでも、単語だけでも問題ありません。
たとえば、
「元気、海、青、冒険、ショートヘア、笑顔」
みたいなメモでも、そこから一緒に広げることができます。
まとめ
キャラクターイラストを依頼するとき、
最初から完璧な依頼文を書く必要はありません。
大事なのは、
そのキャラクターをどんな雰囲気にしたいのか、
何を大事にしたいのか、
どこをおまかせしたいのかを伝えることです。
「かわいいキャラを描いてほしい」
「かっこいいキャラにしたい」
という依頼でも、そこに少しだけ性格や世界観を足すと、ぐっと伝わりやすくなります。
たとえば、
「明るくて元気」
「少し生意気だけど憎めない」
「無口でクール」
「海辺の街で育った」
「近未来の世界にいる」
「戦うときは迫力があるけど、普段は優しい」
こういう情報があるだけで、キャラクターの印象はかなり見えやすくなります。
もちろん、まだ設定がふわっとしている段階でも大丈夫です。
一緒に相談しながら、キャラクターの見た目や設定を整理していくこともできます。
オリジナルキャラクター、うちの子イラスト、SNSアイコン、立ち絵、TRPG・ゲーム用キャラクターなど、
キャラクターイラストを依頼したい方は、お気軽にご相談ください。
「文章にするのが苦手」
「なんとなくのイメージしかない」
「キャラデザや世界観も一緒に考えてほしい」
そういう段階からでも、あなたの創作を形にするお手伝いができれば嬉しいです。
キャラクターイラスト、うちの子デザイン、世界観づくりのご相談を受け付けています。
依頼文がうまくまとまっていなくても大丈夫です。
「こういう雰囲気にしたい」「一緒に考えてほしい」という段階からでも、お気軽に見積り相談からご連絡ください。