Blender×AIで「島の坂道をスケボーで駆け下りる」15秒映像を作ってみた

Blender×AIで「島の坂道をスケボーで駆け下りる」15秒映像を作ってみた

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IT・テクノロジー
日本の小さな島で、スケボーに乗った人が坂道を海に向かって駆け下りていく、15秒の実写風ムービーをAIで作ってみました。
撮影はゼロ。使ったのは、写真数枚とBlender、動画生成AIのHiggsfield、そしてAfter Effectsだけです。この記事では、その作り方を5つのステップでざっくり紹介します。

① 素材をそろえる

用意したのは、島の坂道の背景写真1枚と、スケーターのキャラクターシート2枚です。キャラクターシートは、同じ人物を正面や横から並べた資料のこと。AIに「この人で」と伝えるための、いわば顔写真です。

② Blenderでプリビズを作る

プリビズは、本番前の「動く絵コンテ」です。Blenderで坂道と海を簡単に作り、スケボーの動きは物理計算で付けました。カーブでの体重移動も、それらしく再現できています。
カメラは「カーブ(曲線)の上を走る」作りにしました。あとから線を動かすだけで、カメラワークを自由に直せます。フルHD、15秒で書き出しています。

③ 人物を「箱」にする

ここがちょっとしたコツです。プリビズの人物を、ただの縦長の箱に置き換えました。
人型のままだと、AIがそのカクカクした人形の見た目まで真似してしまいます。箱なら「ここにこの大きさで人がいる」という位置と動きだけが伝わり、見た目はキャラクターシートに任せられます。

④ AIで実写風にする

背景写真、キャラクターシート、箱のプリビズをHiggsfieldに渡して、「このカメラと動きで、フォトリアルに」とお願いしました。試したのは2つのモデルです。
モデル
画質
プリビズへの忠実さ
ひとこと
Seedance 2.5
480p
高い
カメラも動きも、ほぼプリビズどおり
MiniMax H3
2K
そこそこ
いちばん実写っぽい。ただしカメラは自由気まま
今回は「プリビズを忠実に」が目的だったので、Seedance 2.5を採用しました。

⑤ 仕上げと解説動画

480pのSeedanceの映像は、HiggsfieldのアップスケールでフルHD(1080p)にしました。低い解像度で作ってから大きくするので、生成のコストも抑えられます。
せっかくなので、制作の流れを見せる解説動画(ブレイクダウン)もAfter Effectsで作りました。
• 横型(1920×1080)と、SNS向けの縦型(1080×1920)の2本
• ナレーションはElevenLabsの若い男性の声で、日本語を読ませています
• 英字は「ブレンダー」「シーダンス」のようにカタカナで渡すと、読みが自然になります
やってみて分かったコツ
1. プリビズは粗くてOK。 大事なのはカメラと動きだけです。
2. 人物は箱にする。 見た目はキャラクターシートに任せましょう。
3. 小さく作って大きくする。 480pで試して、気に入ったらアップスケール。
4. ナレーションは聴き比べる。 声によって日本語が英語なまりになることも。最初の1行だけで試すのがおすすめです。
まとめ
「動きは自分で決めて、見た目はAIに任せる」。この分担にすると、思いどおりのカメラワークのまま実写風の映像が作れます。
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