移動式カフェの窓

記事
ビジネス・マーケティング
こんにちは!前嶋拳人です。

のんびりと街を巡る移動式カフェのカウンターに腰掛けながら淹れたてのコーヒーから立ち上る湯気をぼんやりと見つめつづけているとエンジニアとして歩んできたこれまでの道のりがふと脳裏によぎる。

決まった場所に店を構えるのではなくその日ごとに異なる景色や人々に出会う場所へ自ら足を運ぶスタイルは大手企業での安定した基盤から飛び出し個人の力で荒海を渡る私の生き方にどこか似ている。

かつて大きな組織の中でガチガチの設計図通りに大規模な基幹システムを構築していた頃の自分は決められた枠組みの中で正確に動き続けることばかりを考えていた。

しかし一歩外の世界へ飛び出し個人の力でフリーランスとして活動するようになると予測がつかない場所や思いがけないクライアントの課題に一人で立ち向かう場面が増えていった。

そのたびに自分の内側にある知識や引き出しをパッと開けて手元にある技術を組み合わせながら手探りで道筋を切り拓いていく面白さを知った。

移動式カフェの窓から見える景色が日によってその表情をガラリと変えるようにエンジニアとしての自分もまた新しい現場やクライアントの要望に直面するたびに柔軟に表情を変えていく。

ただ流されるだけでは芯のないただの偽物になってしまうから自分の中にある確かな技術や誠実さという頑丈な軸だけはしっかりと据えておかなければならない。

変化を恐れずむしろその変化そのものを面白がりながら軽やかに環境に適応していくことこそが予測不可能な現代の海を泳ぎ切るための秘訣なのだと日々の開発を通じて痛感している。

パソコンのキーボードを叩く指先から生み出される小さなプログラムもまた使う人の暮らしやニーズという周囲の環境によってその姿を自在に変えていく。

固定観念にとらわれず目の前にある現実を柔らかい心で見つめ直してみることで停滞していた空気が一気に動き出す瞬間があるから不思議だ。

これからもあたたかなコーヒーを淹れるように自分の手から生まれる技術で誰かの心にそっと寄り添い続けたい。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す