【高倉友彰】影の形を見て、自分の“得意”が少しわかった気がした

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夕方、部屋の床に映る影をぼんやり眺めていた。窓から差し込む光が少し傾いて、壁にある棚の影が長く伸びている。ふと、自分の影を見つけて、少し驚いた。見慣れたはずの自分の姿が、角度や光の加減で全然違う形をしている。頭が大きく見えたり、腕が異様に長く見えたり、まるで他人のような姿だ。

それを見て、ふと思った。もしかしたら、自分の「得意」や「個性」も、光の当て方次第で全然違って見えるのではないか、と。ココナラのようにスキルやアイデアを出品する場では、自分をどう見せるかがとても重要になる。でも、自分では「普通」だと思っていることが、他の人から見ると「すごい」と感じられることもある。

影の形を変えるのは、光の方向。つまり、自分の価値をどう照らすかで印象は大きく変わる。たとえば、イラストが得意な人でも、「イラストを描く」だけでなく、「絵で気持ちを伝える」や「言葉にならないイメージを形にする」といった見せ方をすれば、影の形はまるで変わって見える。

僕も以前、自分のスキルを言葉にしようとしたとき、「何が得意なのか」ではなく「どんなときに自分が夢中になるのか」を考えてみた。すると、ただの「作業スキル」ではなく、「没頭する時間」こそが自分の強みだと気づいた。その視点で自己紹介を書き直してみると、不思議なことに依頼が増えた。

もしかすると、多くの人が「影の輪郭」ばかりを整えようとしているのかもしれない。でも、本当に大事なのは光の角度。どんな光の下で自分を見せたいのか。どんな瞬間の自分を他の人に届けたいのか。そこを意識すると、自然と「自分らしい形」が浮かび上がってくる。

影は自分では触れないけれど、確かにそこにある。仕事や創作も同じで、直接コントロールできない部分ほど、自分らしさが滲む場所なのだと思う。だから僕は、影を眺める時間を少しだけ大切にしている。形を整えるより、光を探す。それが自分の可能性を一番自然に広げてくれる方法なのかもしれない。

そして、ココナラのような場所では、その光を共有できる。自分が照らされたことで見えた影が、誰かのヒントになるかもしれない。逆に、誰かの光が、自分の影を思わぬ形に映し出すこともある。スキルのやり取りというより、光と影の交換のような感覚だ。

今日も夕方の部屋で、床に伸びる影を見ている。形は少し歪んでいるけれど、それが今の自分なのだと思う。完璧じゃないからこそ、他の光に出会える。影を通して、自分の輪郭を少しずつ描き直していく。そんな時間が、創ることの原点なのかもしれない。
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