七色の絵の具で描くシステム

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ビジネス・マーケティング
こんにちは!城間勝行です。

ふと画用紙の上に広げられた何色もの絵の具が混ざり合い新しい色が生まれる瞬間を思い浮かべました。
赤や青や黄色といった全く異なる性質を持つ色同士がパレットの上で出会いお互いを引き立て合うことで思いがけない美しい風景が描き出されます。
システムエンジニアとして数多くのアプリケーションやWebサービスの開発に携わってきた私も日々のなかでこの絵の具の混ざり合いに似た奇跡のような瞬間を何度も体験してきました。
新卒で飛び込んだ大手企業の巨大な仕組みの中ではあらかじめ決められた正しい色を正確に塗り重ねることが求められる世界でした。
何千人ものユーザーが利用する基幹システムを安定して動かすためには決められたルールや整然とした秩序を守り抜くことが何よりも大切だったのです。
しかしその後スタートアップ企業を中心とした少人数のチームでスピード感を持ったプロダクト開発に身を投じるようになってから私の目の前に広がる景色は鮮やかに塗り替えられました。
そこには決まった下絵など存在せず誰も見たことのない世界を自分たちの手でゼロから形にしていく荒削りなエネルギーに満ちあふれていました。
要件が完全に定まっていない状態からスタートし仮説を立てては実際に動くものを素早く作りユーザーの反応を見ながら修正を重ねていく。
その泥臭くてダイナミックなプロセスはまるで白いキャンバスに思い切って絵の具をぶつけていくような予測不能のワクワク感に包まれています。
バックエンドの堅牢なロジックを組み立てることやフロントエンドの画面を心地よいデザインに仕上げることやクラウドのインフラ環境を整えること。
一見するとバラバラに見える技術の断片もそれを使う人の笑顔や日々の暮らしの便利さを想像しながら組み合わせることで一つの大きな物語へと昇華していきます。
技術はめまぐるしく進化し昨日までの正解が明日には通用しなくなることも珍しくありません。
それでも新しい言語やフレームワークに触れるたびに子どものころにおもちゃのブロックを自由に組み立てて秘密基地を作ったときのような純粋な高鳴りが胸の奥からよみがえってきます。
完璧な正解を探し求めてその場で立ち止まるよりも不格好でも自分の手で一歩を踏み出し試行錯誤を繰り返すことのほうが何倍も価値があると知っているからこそ私は今日もキーボードに向き合い続けます。
冷たい光を放つ画面の向こう側にいる生身の誰かの毎日にちょっとした驚きと彩りを添えられるように。
明日もまた新しい色をパレットに出して自分だけの物語の続きを丁寧に描き出していきます。
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