企画が煮詰まったら、まずClaude相手に「批判してもらう」から始める

企画が煮詰まったら、まずClaude相手に「批判してもらう」から始める

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IT・テクノロジー
一人で企画を考えていると、気づかないうちに同じところをぐるぐる回っていることがある。新しい副業を試そうとするときや、小さなSaaSを作ろうとするときに特にそれが起きやすい。

人に相談しようとしても、「まだ形になっていない段階を見せるのは早い気がする」という心理的なハードルがある。かといって一人で考え続けても、視点が偏ったまま前に進めない。

そういった場面で、最近はClaude相手に壁打ちをすることが増えた。使い方として自分が重視しているのは、「同意してもらう」より先に「批判してもらう」という順序だ。

思いついたアイデアをそのまま箇条書きで投げて、「このアイデアの弱点はどこか」「想定される反論は何か」という形で、あえて批判的な視点からの意見を最初に求める。人に相談すると関係性への配慮が入って遠慮がちなフィードバックになりやすいが、AI相手であれば率直な指摘を求めやすい。

ここで注意が必要なのは、1往復で終わらせないことだ。最初の返答はどうしても一般論になりがちで、「それはもう知っている」という内容が多い。こちらが前提条件を細かく伝えるほど、2往復目、3往復目から踏み込んだ指摘が返ってくるようになる。最低でも5往復は続けることを前提にしている。

もう一つ意識しているのは、「何を壁打ちしたいか」を1点に絞り込んでから始めること。「このサービス全体について」という漠然とした問いを投げても当たり障りのない回答しか返ってこない。「ターゲット設定についてだけ」「価格帯の妥当性についてだけ」と論点を1つずつ切り分けて壁打ちする方が、それぞれについて深い議論ができる。

壁打ちにはフェーズがある。アイデアの量を出す発散フェーズ、有望なものを絞り込む収束フェーズ、企画の耐久性を確かめる検証フェーズ、という3段階で使い方を切り替えると効果が高い。それぞれのフェーズで有効な「質問の型」というものがあって、https://coconala.com/contents_market/articles/cmv8qt0gc055x7b0hkym7sb3mには発散・収束・検証の各段階で実際に使っている具体的な質問の型と、企画書への落とし込み手順をチェックリスト形式でまとめた。

ただし、壁打ちだけで企画が完成するわけではない。Claudeは与えられた前提の範囲内では鋭い指摘をしてくれるが、その前提自体が正しいかどうかまでは見抜いてくれない。壁打ちで形になってきたら、必ず信頼できる第三者か実際の見込みユーザーに見てもらう工程を別途挟むことが、精度を上げるために欠かせない。

企画の初期段階でこうした壁打ちを重ねておくと、実装に着手してから「方向性が違った」と気づくリスクをかなり減らせる感覚がある。作り始めてから手戻りするコストの大きさを考えると、企画段階で時間をかけることは遠回りではないと、何度か経験してから思えるようになった。
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