沈黙は、拒絶とは限らない

沈黙は、拒絶とは限らない

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「二ヶ月、既読すらつきません。
嫌われたのだと思います。
でも、理由が分からないままなのが苦しいです」

そんなご相談が届きました。

彼女が一番つらかったのは、
連絡が来ないことそのものではありませんでした。

理由が分からないこと。

その空白を、
自分を責める言葉で埋め続けていたことでした。

「あの時の一言がいけなかった」
「重いと思われた」

答えの出ない問いを、
何度も何度も繰り返す。

深層へ意識を向けると、
最初に伝わってきたのは、
拒絶の響きではありませんでした。

彼の側にあったのは、
言葉を失っている状態です。

沈黙には、いくつかの層があります。

嫌いになったから離れる沈黙。
向き合うことから逃げている沈黙。
そして、
気持ちが整理できず、動けなくなっている沈黙。

彼のものは、三つ目でした。

伝えたいことがあるのに、
どう伝えればいいのか分からない。

言葉を探しているうちに時間が過ぎ、
時間が過ぎるほど、
連絡することが重くなっていく。

そうして沈黙は、
本人の意思とは別のところで、
静かに長くなっていました。

けれど、
ここで大切なのは彼のことだけではありません。

彼女の深層にも、
古い響きが残っていました。

「説明されないまま置いていかれる」

その感覚に、
彼女は以前から何度も触れてきていました。

だから今回の沈黙が、
実際の重さ以上に、
彼女の心を深く揺らしていたのです。

沈黙が苦しかったのは、
弱いからではありません。

同じ痛みを、
繰り返し受け取ってきたからでした。

鑑定では、
彼の沈黙の質と、
彼女自身が抱え続けてきた古い響きを、
一つずつ分けて見つめていきました。

しばらくして届いた返信には、
こう書かれていました。

「彼の沈黙と、私の過去の痛みが、
ずっと混ざっていたことに気づきました。
苦しさの正体が分かって、少し落ち着きました」

沈黙は、必ずしも拒絶ではありません。

けれど、
その意味を一人で読み解こうとすると、
人はどうしても、
自分を責める答えを選んでしまいます。

もし今、
返事の来ない画面を何度も開いている方がいたら。

どうか、その時間の中で
ご自身を削りすぎないでください。

答えの出ない問いを抱え続けることは、
思っている以上に心を消耗させます。

一人で抱え込まなくて大丈夫です。

沈黙の奥にあるものも、
あなたの中に残ってきた響きも、
静かに読み解いてまいります。

迷いが生まれた時には、
いつでもお声がけください。

魂響調律師・凪月
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