こんばんは。莉璃晏(リリア)です。 今夜は、人の話を聞いたあと、ひとりになってからどっと疲れる蠍座さんへ、お手紙を書きます。
お昼休み。 ようやく座って、コンビニのサラダを食べようとしたところで、
「ねえ、ちょっと聞いてよ」
隣の席から、いつもの声。 上司への不満。職場の人間関係。昨日も聞いた話。
本当は、今日は楽しい話をしたかった。 でも、そんなことは言えなくて、
「うんうん、それはひどいね」
と、つい返してしまう。
相手は話し終わるころには、少し元気になっている。 一方、自分はどうでしょう。 せっかくの休憩時間だったのに、午後まで肩が重い。
夜には、友達から長いLINE。 心配だから返す。返すと、また届く。 気づけば、もう寝る時間。
スマートフォンを置いてから、ふと思うんです。
「私の話は、誰が聞いてくれるんだろう」
愚痴を言いたくなる日は、誰にでもあります。 それに、愚痴がいつも悪いものとは限りません。
「わかる、それ私もある」と共感し合えたり、 最後はふたりで笑って終われたり。 そんな愚痴は、かえって相手との距離を縮めてくれたりもします。
ただ、聞いたあとに 「なんだか、楽しくなかったな」 と思ってしまう愚痴は、すごくしんどい。
もし、この感覚に覚えがあるなら。 今日のお手紙は、少しゆっくり読んでみてください。
◆ やさしさと、我慢は別のもの
蠍座さんは、占星術では、人とのつながりを深く大切にする星座といわれます。 相手が口にしなかった気持ちまで考えたり、何気ない言葉がいつまでも心に残ったり。 人の痛みに気づけることは、あなたの魅力のひとつなのでしょう。
ただ、そのやさしさが、いつの間にか自分への我慢になっていないでしょうか。
本当は疲れている。 今日は聞く余裕がない。 それでも「私が聞かなきゃ」と思ってしまう。
けれど、人を大切にすることと、いつでも話を聞ける人でいることは違います。 相手の機嫌をよくするために、自分の時間を全部差し出さなくていいんです。
◆ 11月9日、蠍座の新月が教えてくれること
8日(日)、月が蠍座へ入ります。 そして9日(月)16時02分ごろ、蠍座で新月を迎えます。
今は、会話や言葉に関わる水星も逆行中。 占星術では、伝え方や受け取り方を見直す時期として読むことがあります。
今回の星の動きを見ながら、私はこんなことを考えました。
人との距離は、離れるか、近づくかの二択ではない。 「ここまでは聞ける。でも、ここからは自分の時間」 そんな距離の取り方があってもいいのではないか、と。
誰かを嫌いになる必要はありません。 急に連絡を絶つ必要もない。 ただ、今まで無意識に引き受けてきた聞き役を、少しずつ手放してみる。 そんな新月の過ごし方も、いいと思うのです。
◆ 明日から変えるのは、たった3つ
ひとつめは、相づち。
「それはひどいね」ではなく、 「そうだったんだ。大変だったね」
気持ちには寄りそう。でも、悪口には乗らない。 それだけで、話が終わったあとの疲れ方が変わってきます。
ふたつめは、聞く時間に区切りをつけること。
「ごめんね、あと5分なら聞けるよ」
伝えるのは、この一言だけ。 長く説明するほど、かえって言い出しにくくなりますから。
みっつめは、夜のLINEをすぐに開かないこと。
返事は翌朝、温かいお茶でも飲みながらで間に合います。 相手が急いでいることと、あなたが今すぐ応じることは、別の話です。
全部を一度にできなくてもかまいません。 ひとつできたら、それで十分。
◆ 離れてみると、わかることもある
少し距離を置いたとき、相手の反応はそれぞれです。 変わらず、あなたを大切にしてくれる人もいるでしょう。 一方で、話を聞いてもらえなくなった途端、連絡が減る人もいるかもしれません。
寂しく感じることもあると思います。 でも、その寂しさだけで、元の距離に戻らなくてもいい。
人間関係は、話す量が多ければ深いというものでもありません。
一緒にいて、何も話さなくても落ち着ける。
相手の話を聞いたあと、自分のことも話せる。
そんな関係を、少しずつ増やしていけたらいいですね。
◆ 最後に、ひとつだけ
あなたが聞き役をやめたとき、それでも続いていく関係はあります。
むしろ、少し距離ができたことで、お互いに心地よく付き合えることもあるでしょう。
9日の蠍座新月。 新しい何かを足すより、今まで抱えすぎていたものを、ひとつ下ろしてみませんか。
今日のお昼休みは、ちゃんと休めた。
今夜は、自分の好きな時間に眠れた。
そんな当たり前のことを、また自分に返してあげてほしいのです。
誰かの話を最後まで聞かなくても、あなたのやさしさはなくなりません。
今夜はどうか、あなたの心にも静かな場所を。
莉璃晏(リリア)
※占いは、未来を決めつけるものではありません。「今の星からはこう読めます」という、ひとつのヒントとして受け取ってくださいね。