「彼氏さんですか?」と聞かれて、少し言葉に詰まる。
二人で会うし、親しいやり取りもある。でも、付き合おうと話したことはない。
友達と呼ぶには近い気がするし、恋人と言い切るのも違う気がする。
関係を説明する最初のところで止まってしまうと、悩みまで話しにくくなるよね。
私は、相談するために、先に二人の関係へ名前をつけなくてもいいと思っています。
その名前が分からないこと自体が、今の戸惑いにつながっているのかもしれないからです。
たとえば、「月に二回くらい二人で会っています。でも、お互いを恋人とは呼んでいません」。
それだけでも、どんな関係なのかを考えるための、大切な手がかりになります。
「友達以上」という言葉に収めようとするより、実際にどう過ごしていて、何を話していないのか。そのままの方が伝わることもあります。
そして、説明する時に、彼をかばう言葉と責める言葉のどちらかへ寄せなくても大丈夫です。
「会っている時は楽しいです。でも、関係を聞くのは怖いです」
「彼から連絡も来ます。ただ、二人の今後は話したことがありません」
うれしいことがあるから悩んではいけない、ということもないし、悩んでいるから相手を悪い人として話さなければいけない、ということもありません。
私が聞きたいのは、誰が正しいかを決めるための説明ではなく、二人の間で実際に起きていることです。
あなたが安心できる時も、言葉を飲み込んでしまう時も、両方を聞いておきたい。
もし関係を尋ねたことがあるなら、覚えている範囲で、彼がどんな言葉を返したかを話してもらえたらと思います。
まだ聞いたことがないなら、「聞いていない」で大丈夫。
返事がなかったことと、まだ話題にしていないことは、分けて受け止めたいからです。
タロットで彼の気持ちを読む時も、「曖昧な関係だから、きっとこう」と決めたくありません。
同じ呼び方でも、二人が交わしてきた言葉や約束は違います。
相談のために履歴を全部まとめたり、彼の気持ちを自分で推理してから来たりしなくていいんです。
「付き合っているかは分かりません。でも、今こういうことが気になっています」
そんな始まり方で、十分です。
関係の名前が決まっていなくても、あなたが感じている戸惑いは、そのまま話していいんだよ。
KAI