「ファン化しやすいか」がすべて
「どのジャンルなら稼げるのか?」と考えるとき、多くの人は市場の大きさや商品の単価に注目します。
しかし、個人の発信で継続的に稼ぐには、「この人から買いたい」と思ってもらうことが大切です。
つまり、
ファン化しやすいというのは、挑戦や失敗、成長の過程を見せられるジャンルです。
たとえば、恋愛・婚活、ダイエット、副業、SNS運用など。行動するたびに出来事が生まれ、そのときの感情や学びを伝えることで、読者は自分を重ねたり、応援したくなったりします。
役立つ情報に加えて、「あなたがどう取り組んでいるか」が伝わると、継続して読む理由が生まれます。
ただし、ファンが増えるだけで売上になるとは限りません。選ぶべきなのは、
無料の発信では経験を通じて信頼を育て、有料では読者が実践できる具体的な方法を届ける。
このつながりがあれば、応援する気持ちを購入につなげやすくなります。稼げるジャンルを探す際は、需要に加えて、自分の経験を継続して見せられるかの確認が必要です。
つまり、テーマを選ぶときに見たいのは次のふたつです。
1.PDCAが早いジャンルとは、試した結果が早くわかるテーマ
試行錯誤を発信し続けるには、行動して結果を確かめ、改善する時間が必要です。
ただ、結果が出るまで数か月かかるテーマでは、発信できる経験も増えにくくなります。
そこで選びたいのが、PDCAを早く回せるジャンルです。短期間で反応がわかれば、成功や失敗、そのときの感情、学びを繰り返し伝えられます。
PDCAとは、計画し、実行し、結果を確認し、改善する流れのことです。
そのため、発信テーマを選ぶときは、
を考えてみてください。
たとえば、自分の商品を作って販売する場合。
集客し、商品を作り、販売の準備をして、ようやく売上がわかります。取り組み方によっては、結果を見るまでに数か月かかることもあります。
一方、物販なら、ひとつの商品を仕入れて販売することで、その商品の売れやすさや利益を確認できます。
結果が早くわかれば、
「この商品は売れた」
「思ったより利益が残らなかった」
「次は仕入れ方を変えてみよう」
というように、次の行動を決めやすくなります。
そして、その試行錯誤自体が発信の材料になります。
PDCAが早いテーマのよさは、成功と失敗から学ぶ機会を増やしやすいことです。
2.「短期で変化が起こるテーマ」は、読者に見せられる出来事が多い
PDCAの速さと、発信に使える出来事の多さは、似ていますが少し違います。
PDCAは「結果をもとに改善できるか」という話。変化の多さは「読者に伝えられる出来事があるか」という話です。
たとえば、商品を作っている最中に、
「今日も執筆しました」
「今日も販売ページを作りました」
という報告が続くと、読む側には違いが伝わりにくくなります。
でも、
「想定していたお客さんに話を聞いたら、欲しいものが全然違った」
「試作品を見せたら、自分が重要だと思っていなかった部分を褒められた」
なら、何が起きたのかが伝わります。
読者が興味を持つのは、作業量だけではありません。
こうした出来事があると、続きを読みたくなる発信になります。
そのため、テーマを選ぶときは「毎日成果が出るか」だけでなく、「取り組む中で、どんな出来事が起こりそうか」まで考えるとよいと思います。
3.変化が少ないテーマでは、自分から試すことを増やす
しかし、ビジネスやダイエットのように、大きな成果が出るまで時間がかかるテーマもあります。
だからといって、発信に向いていないわけではありません。
たとえば、ダイエット。
体重だけを投稿すると、数字が変わらない日は書くことがなくなってしまいます。
でも、取り組みの中にはいろいろな出来事があります。
・外食で食べるものを選ぶときに迷った
・運動する時間を朝に変えたら続けやすくなった
・食べすぎた翌日に、いつもの生活へ戻せた
・記録してみたら、間食するタイミングに気づいた
これなら、体重が変わらない日にも体験を伝えられます。
ビジネスでも同じです。
・お客さんに話を聞く
・試作品を見せる
・小さく販売する
・経験者に相談する
こうした行動を増やせば、反応や気づきが生まれます。
「変化を作る」とは、投稿のために派手な事件を起こすことではありません。
いつもと違う方法を試し、人の反応を確かめ、学ぶ機会を増やすことです。
4.出来事を「感情」と「学び」につなげると、ストーリーになる
出来事が起きたら、そのまま報告するだけでも投稿はできます。
ただ、読者に自分の経験を伝えるなら、次の3点を入れるとわかりやすくなります。
たとえば、商品が売れなかった経験なら、こう書けます。
初めて商品を販売したけれど、購入はゼロだった。
時間をかけて作ったので、正直かなり落ち込んだ。でも、見込みのお客さんに話を聞くと、そもそも何に役立つ商品なのかが伝わっていなかった。
次は内容を増やす前に、「誰の、どんな悩みを解決する商品か」を説明し直そうと思う。
この文章には、出来事、感情、学びが入っています。
読む側は、結果だけでなく、その人が何を考えて次に進むのかまで理解できます。
「悔しかった」で終わらせず、何を期待していたから悔しかったのかまで書くと、感情は具体的に伝わります。
5.ジャンルの収益性は、発信の面白さとは別に調べる
ここまで説明したのは、発信を続けやすくするためのテーマ選びです。
では、「稼げるか」はどう判断すればいいのでしょうか。
見るべきなのは、そのジャンルの評判だけではありません。
・どんな人が、何に困っているのか
・その悩みを解決するために、お金を払っているか
・実際にどんな商品が売られているか
・自分はどんな価値を提供できるか
この4点を確認する必要があります。
たとえば、恋愛系は身近な経験を発信しやすいジャンルです。ただ、それだけで大きく稼げるとは言い切れません。
占いやスピリチュアルも、私の周囲には収益を得ている人がいます。しかし、それは知人の事例であって、誰でも同じ結果になるという意味ではありません。
「このジャンルが熱い」という話は、調べるきっかけにはなります。
そこから、誰が何を求めていて、自分が何を提供できるのかを確かめることが大切です。
需要があり、試行錯誤を発信できるテーマを選ぼう
この記事で伝えたいのは、「稼げそうなジャンル」だけでテーマを決めないほうがいいということです。
収益につなげるには、商品を求める人が必要です。
発信を続けるには、自分が行動し、出来事や学びを伝えられる必要があります。
だから、テーマを決める前に、次のふたつを確認してみてください。
この両方に答えられるテーマなら、発信と商品づくりをつなげやすくなります。