ショートが90日で1,000万回に届かないと、長い解説動画の収益まで止まる。そんなふうに受け取っていたら、いったん条件を分けてみてください。
2027年2月1日から始まる変更では、広告収益化への新規参加と、参加後にショートの収益を受け取る条件が別々に定められています。長尺中心のゆっくり制作者まで、急にショートを量産しなければならない話ではありません。
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1. ショートの毎月の収益に90日1,000万回の条件
2027年2月から、ショートのクリエイタープールとPremiumから毎月収益を受け取るには、過去90日間で1,000万回以上の対象視聴を維持する必要があります。一度達成したら終わり、ではありません。判定には収益月の前月15日までの90日間を使います。
対象になるのは公開ショートの有効なエンゲージビューです。見始めた回数の単純な合計ではなく、最初の数秒を超えて見られた視聴が基準で、ループは含まれません。非公開・限定公開・削除済みの動画や、広告として見られた分なども対象外です。
この条件を下回っただけでYPPから除外されたり、長尺動画の収益が止まったりするわけではありません。基準を再び満たせば、ショートの収益分配は自動的に再開すると案内されています。
2. 新規参加は登録者1,000人と視聴条件が必要
新しく広告・Premiumの収益化に参加する人は、登録者1,000人以上に加えて、長尺かショートのどちらかで次の視聴条件を満たす必要があります。
・長尺:過去365日間の有効な公開動画の総再生時間が8,000時間以上
・ショート:直近90日間の有効な公開ショート視聴が2,000万回以上
現行の長尺4,000時間、ショート1,000万回から、それぞれ2倍になります。両方を達成する必要はありません。ただし、数字を満たせば自動的に審査に通るわけではなく、ポリシーなどの前提条件もあります。
ここでの2,000万回は新規参加の条件。先ほどの1,000万回は毎月のショート収益の条件です。どちらも90日間なので混同しやすいのですが、目的が違います。ショートの視聴時間を長尺の8,000時間へ足すこともできません。
すでにYPPに参加している人のステータスは、この新規参加基準の変更では変わりません。登録者500人から利用できる視聴者ファンディングなどの要件も、今回の変更対象ではありません。
3. 既存チャンネルも活動要件と規約同意を確認
既存の参加者が確認したいのは、チャンネルの活動状況と規約です。2027年2月以降のアクティブ判定では、次のいずれかを満たす方式になります。
・過去365日間で1,000時間以上の有効な総再生時間
・直近90日間で100万回以上の有効なショート視聴
・90日ごとに長尺2本、またはショート5本のアップロード
毎日投稿が必須になるわけではありません。ただし、この活動要件を満たしても、ショートの1,000万回の条件を満たしたことにはなりません。基準を下回った場合の猶予期間は90日間。回復の条件には有効な視聴時間や視聴回数が示されているため、休止中のチャンネルは公式ヘルプで扱いを確認してください。
もう一つの期限は2027年1月31日。該当する収益機能を引き続き使うには、YouTube Studioで更新された規約を確認し、自分で同意する必要があります。未同意の場合は2月1日以降、関連する機能で収益を得られなくなります。
4. 長尺中心の制作者は運営方針を急に変えなくていい
長いゆっくり解説を作っているなら、ショートの条件だけを見て今の動画を捨てる必要はありません。Studioで、自分が利用している収益機能と有効な視聴指標を確かめるところからで十分です。
ショートも作るなら、短い一本で何の疑問に答えるかを決めましょう。長尺を途中で切っただけの動画を並べても、視聴者が長い解説へ来てくれるとは限りません。本数より、実際に見てもらえたかで判断したいところです。
ターゲットを絞ったショート広告の直接収益分配や、新しい特典プログラムも発表されています。ただ、対象広告の配信や参加条件があるため、誰でも収益が増えると決めつけることはできません。未確定のボーナスを前提にせず、自分の視聴データを見ながら続けられる作り方を考えていきましょう。
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まとめ
新規参加の条件、毎月のショート収益、チャンネルの活動要件は別々です。自分に関係する条件と規約同意の期限を確認すれば、何を準備すればいいかが見えてきます。
出典:YouTubeヘルプ「YouTube パートナー プログラムに関する変更」「YouTube ショートの収益化ポリシー」、YouTube公式ブログの2026年8月11日の発表、および有効な視聴時間・ショート視聴の説明。2026年11月2日確認。施行までに更新される場合があるため、最新の公式案内も確認してください。