*第27回からの続きです。
回答はⅭです。
コンテンツの所有権を管理する
Content ID は、著作権者やコンテンツ所有者の知的財産の保護を大規模に実現するために YouTube が提供しているシステムです。Content ID の利用が認められたコンテンツ所有者はコンテンツマネージャにアクセスできます。
コンテンツマネージャ(CMS)を使うと、ユーザー作成コンテンツ(第三者によってアップロードされた、あなたの知的財産を含む動画)のレポートにアクセスできます。
Content ID は YouTube にアップロードされた動画を自動的にチェックし、Content ID 全般に権利が主張されている映像クリップ、音声、および背景音との一致がないかを調べます。
Content ID を使うとすべてするアセットに関するすべての権利を主張し、管理できることに加え、CMS 育児そのアセットの使用を監視できます。により、収益の最大化、貢献者への支払いの正当化が実現します。
A、正解です!
C. 複数のYouTubeチャンネルの収益を一元管理し、必要に応じて分配する
その通りです。
個人クリエイター向けのYouTube Studioでは、自分のチャンネルの収益管理が中心ですが、CMSでは複数チャンネルの収益をまとめて管理し、契約に応じて権利者やアーティストへ分配することができます。
これで「CMSでビジネスを管理する」の前半部分はしっかり理解できていますね。
レッスン解説⑧ コンテンツの所有権を管理する
ここからは、CMSの最も重要な役割である**「コンテンツの所有権管理」**について学びます。
① Content IDとは何か
Content IDは、YouTubeが著作権者やコンテンツ所有者の知的財産を保護するために提供しているシステムです。
YouTubeへ動画がアップロードされると、その動画は自動的にContent IDによって照合されます。
照合対象となるのは、
- 映像
- 音声
- 背景音楽
など、権利者が登録した**参照ファイル(Reference)**です。
一致が見つかると、登録されたポリシーに従って処理が行われます。
② CMSにアクセスできるのは誰か
本文にもあるように、
Content IDの利用が認められたコンテンツ所有者だけがCMSを利用できます。
これはこの認定資格全体を通して何度も登場する重要なポイントです。
一般のYouTubeクリエイターはYouTube Studioを利用しますが、CMSは音楽会社や映画会社、テレビ局など、大規模な権利管理を行う組織向けのシステムです。
③ ユーザー作成コンテンツ(UGC)の管理
CMSでは、**ユーザー作成コンテンツ(User Generated Content:UGC)**のレポートを確認できます。
UGCとは、
- ファンが投稿した動画
- 切り抜き動画
- ゲーム実況
- カバー動画
- ダンス動画
など、第三者がアップロードしたコンテンツのことです。
もしその動画に権利者の映像や音楽が含まれていれば、Content IDが一致を検出し、CMSで確認・管理できます。
④ CMSによる所有権管理
本文には少し誤字がありますが、意味としては次の内容になります。
CMSでは、
- すべてのアセットの所有権を管理する
- アセットの利用状況を監視する
- 収益を最大化する
- 権利者や共同権利者への支払いを正確に行う
ことができます。
つまり、CMSは単なる著作権保護ツールではなく、ビジネス全体を支える権利管理システムでもあります。
試験で押さえるポイント
この部分で特に重要なのは次の4点です。
- Content IDは、著作権者・コンテンツ所有者の知的財産を保護するための仕組みである。
- CMSでは、ユーザー作成コンテンツ(UGC)のレポートを確認できる。
- Content IDは、映像・音声・背景音などを自動照合する。
- CMSでは、所有権管理だけでなく、収益最大化や権利者への適切な支払いにも活用される。
理解度チェック⑨
問題9
Content IDがYouTubeに動画がアップロードされた際、自動的に照合する対象として最も適切なのはどれでしょうか。
A. 動画のタイトルと説明文だけ
B. チャンネル登録者数
C. 権利者が登録した映像・音声・背景音などの参照ファイル
D. コメント欄の内容
今回の内容を理解していれば、すぐに答えられる問題です。
Q、回答はⅭです。
ヒント
・コンテンツIDの仕組み
・Content ID プログラムの資格取得
・アセットを使用してすべての権利を主張する
・2段階認証プロセスを有効にする
A、正解です!
C. 権利者が登録した映像・音声・背景音などの参照ファイル
その通りです。
Content IDは、動画のタイトルや説明文ではなく、映像や音声そのものを解析して、権利者が登録した参照ファイル(Reference)と照合します。そのため、タイトルが変更されていても、映像や音声が一致すれば検出できるのが大きな特徴です。
レッスン解説⑨ ヒントの内容
このヒントでは、CMSとContent IDを安全かつ適切に利用するための基本事項がまとめられています。
① Content IDの仕組み
Content IDは、YouTubeにアップロードされた動画を自動的にスキャンし、権利者が登録した参照ファイルとの一致を検出するシステムです。
一致した場合は、権利者が設定したポリシーに従って、
- 収益化(Monetize)
- 追跡(Track)
- ブロック(Block)
のいずれかが自動的に適用されます。
② Content IDプログラムの資格取得
Content IDは、すべてのクリエイターが利用できるわけではありません。
利用できるのは、
- 独占的な著作権を保有していること
- 大量のオリジナルコンテンツを継続的に所有・管理していること
- YouTubeが定める要件を満たしていること
などの条件を満たし、YouTubeから承認を受けたコンテンツ所有者です。
そのため、一般的なYouTubeチャンネルではなく、音楽会社や映像制作会社、配信事業者などが主な利用者となります。
③ アセットを使用してすべての権利を主張する
CMSでは、**アセット(Asset)**を中心に権利を管理します。
アセットには、
- サウンドレコーディング
- ミュージックビデオ
- 作曲(Composition)
- アートトラック
などがあります。
それぞれのアセットに所有権や地域ごとの権利情報を設定することで、Content IDが正しく権利を主張できるようになります。
ただし、「すべての権利を主張する」とは、実際に保有している権利の範囲内で正確に登録することが前提です。不適切な権利主張は認められません。
④ 2段階認証プロセスを有効にする
CMSは、
- 著作権
- 収益
- チャンネル
- アセット
など、非常に重要な情報を管理しています。
そのため、YouTubeでは**2段階認証(Two-Factor Authentication:2FA)**の有効化を強く求めています。
2段階認証を設定することで、
- 不正ログインの防止
- アカウント乗っ取りの防止
- 権利情報や収益情報の保護
につながり、安全性が大きく向上します。
このレッスンのポイント
- Content IDは映像・音声などを自動照合するシステムである。
- Content IDは承認されたコンテンツ所有者のみ利用できる。
- CMSではアセットを基準として所有権を管理する。
- CMSのセキュリティ確保のため、2段階認証は重要である。
理解度チェック⑩
問題10
CMSのセキュリティを高め、不正アクセスを防ぐために推奨されている対策はどれでしょうか。
A. パスワードを複数人で共有する
B. 定期的にチャンネル名を変更する
C. 2段階認証(2FA)を有効にする
D. 動画をすべて限定公開にする
この問題は、ヒントの最後にある「2段階認証プロセスを有効にする」の内容を確認するものです。
Q、回答はⅭです。
管理するチャンネルのセキュリティ要件
Google アカウントと YouTube チャンネルを保護するため、CMS のコンテンツ管理者として招待されたユーザーは、2 段階認証プロセスを有効にする必要があります。これによってセキュリティが強化され、不正なアクセスや収益のあるアクティビティを防止できます。
セキュリティをさらに強化するために、セキュリティキーやGoogle認証システムアプリの使用を検討してください。これらを導入することによって、テキストメッセージで送信される2段階認証コードを盗むオンライン攻撃に対する保護を強化できます。
また、最新のブラウザを定期的に更新したブラウザを使用する、不正なソフトウェアに感染した可能性のあるパソコンを使用しない、などの対策を行うことをおすすめします。プライバシーやセキュリティを管理するおすすめの方法とツールについて詳しくは、Googleセーフティセンターをご覧ください。
A、正解です!
C. 2段階認証(2FA)を有効にする
その通りです。
CMSは著作権や収益など非常に重要な情報を扱うため、2段階認証は単なる推奨ではなく、CMSのコンテンツ管理者として招待されたユーザーには必要なセキュリティ要件となっています。
レッスン解説⑩ 管理するチャンネルのセキュリティ要件
この項目では、CMS利用者に求められるセキュリティ対策について学びます。
① CMS利用者は2段階認証が必須
GoogleアカウントやYouTubeチャンネルを保護するため、CMSのコンテンツ管理者として招待されたユーザーは**2段階認証(2-Step Verification)**を有効にする必要があります。
2段階認証では、通常のパスワードに加え、スマートフォンなどで生成される認証コードやセキュリティキーを使って本人確認を行います。
これにより、
- アカウントの乗っ取り
- 不正ログイン
- 収益の不正取得
- 権利情報の改ざん
といったリスクを大幅に減らすことができます。
② セキュリティキーやGoogle認証システムアプリの利用
本文では、SMSによる認証コードだけでなく、
- セキュリティキー
- Google認証システム(Google Authenticator)アプリ
の利用も推奨されています。
その理由は、SMS認証には「SIMスワップ」やフィッシングなどを利用した攻撃のリスクがあるためです。
一方、
- セキュリティキー
- 認証アプリ
は、こうした攻撃への耐性が高く、より安全な認証方法とされています。
③ 日常的なセキュリティ対策
Googleは、2段階認証以外にも次のような基本的な対策を推奨しています。
- 最新版のブラウザを利用する
- ブラウザを定期的に更新する
- マルウェアに感染した可能性があるパソコンを使用しない
- OSやセキュリティソフトを最新の状態に保つ
これらは、CMSだけでなく日常的なGoogleアカウントの安全管理にも役立ちます。
④ Google セーフティ センター
さらに詳しい情報は、Google セーフティ センターで確認できます。
ここでは、
- アカウント保護
- プライバシー設定
- フィッシング対策
- セキュリティ診断
など、Googleが推奨する安全対策について学ぶことができます。
試験で押さえるポイント
この項目では、次の4点を覚えておきましょう。
- CMS管理者には2段階認証が必要である。
- セキュリティキーやGoogle認証システムアプリは、SMS認証より安全性が高い。
- ブラウザやOSを最新の状態に保つことも重要な対策である。
- Google セーフティ センターでは、セキュリティやプライバシーに関する情報を確認できる。
理解度チェック⑪
問題11
次のうち、本文でSMSによる2段階認証コードよりも安全性が高い方法として推奨されているものはどれでしょうか。
A. ブラウザのブックマーク
B. セキュリティキーやGoogle認証システムアプリ
C. パスワードを複数人で共有する
D. 毎日チャンネル名を変更する
この問題は、本文の「セキュリティキーやGoogle認証システムアプリの使用を検討してください」という記述を理解しているかを確認する内容です。
Q、回答はBです。
管理するチャンネルのセキュリティ要件
Google アカウントと YouTube チャンネルを保護するため、CMS のコンテンツ管理者として招待されたユーザーは、2 段階認証プロセスを有効にする必要があります。これによってセキュリティが強化され、不正なアクセスや収益のあるアクティビティを防止できます。
セキュリティをさらに強化するために、セキュリティキーやGoogle認証システムアプリの使用を検討してください。これらを導入することによって、テキストメッセージで送信される2段階認証コードを盗むオンライン攻撃に対する保護を強化できます。
また、最新のブラウザを定期的に更新したブラウザを使用する、不正なソフトウェアに感染した可能性のあるパソコンを使用しない、などの対策を行うことをおすすめします。プライバシーやセキュリティを管理するおすすめの方法とツールについて詳しくは、Googleセーフティセンターをご覧 ください。
A、正解です!
B. セキュリティキーやGoogle認証システムアプリ
その通りです。
SMS認証も2段階認証の一種ですが、本文で説明されているように、セキュリティキーやGoogle認証システムアプリは、SMS認証コードを狙ったオンライン攻撃への耐性が高いため、より安全な方法として推奨されています。
レッスン解説⑪ 管理するチャンネルのセキュリティ要件(まとめ)
この部分は前の内容の補足ですが、認定試験で問われやすいポイントが凝縮されています。
① CMS管理者は2段階認証が必須
CMSは、
- Content ID
- アセット
- 収益
- 所有権
など、企業の重要な情報を管理するシステムです。
そのため、
CMSのコンテンツ管理者として招待されたユーザーは、2段階認証を有効にする必要があります。
これは単なる推奨ではなく、CMS利用時の基本的なセキュリティ要件です。
② SMS認証より推奨される方法
Googleは、さらに高い安全性を確保するため、
- セキュリティキー
- Google認証システム(Google Authenticator)アプリ
の利用を推奨しています。
理由は、SMS認証コードはフィッシングやSIMスワップなどの攻撃対象になる可能性があるためです。
認証アプリやセキュリティキーは、そうした攻撃への耐性が高く、企業向けのCMSでは特に有効です。
③ パソコンやブラウザの管理も重要
アカウントだけでなく、利用する端末の安全性も重要です。
Googleは次のような対策を推奨しています。
- 最新版のブラウザを利用する
- ブラウザを定期的に更新する
- OSを最新の状態に保つ
- マルウェアに感染した疑いのあるPCを使用しない
これらは、CMSだけでなくGoogleアカウント全体の安全性を高める基本対策です。
④ Google セーフティセンター
より詳しいセキュリティ対策については、Google セーフティセンターで確認できます。
ここでは、
- アカウント保護
- プライバシー設定
- フィッシング対策
- セキュリティ診断
など、Googleが提供する各種セキュリティ情報を学ぶことができます。
このレッスン全体のまとめ
このレッスンでは、CMSを活用したビジネス運営について学びました。
重要ポイントは次のとおりです。
- CMSはContent ID利用が認められたコンテンツ所有者向けの管理システムである。
- 複数チャンネルやアセットを一元管理できる。
- Content ID・所有権・ポリシー・収益を効率的に管理できる。
- ロールアップレポートなど、大規模運営向けの分析機能が利用できる。
- CMS管理者には2段階認証が必須であり、セキュリティキーや認証アプリの利用が推奨される。
この章は、「YouTube StudioとCMSの違い」を理解することが中心でした。
ここを押さえておくと、今後のCMS関連レッスンも理解しやすくなります。
Q、複数のチャンネルと役割を管理する
あなたがテレビ局に勤務しているところを想像してみましょう。そのテレビ局はたくさんの番組を持っており、番組ごとに YouTube チャンネルが 1 つ必要です。また、レコード レーベルで働いているところを考えてみましょう。このレーベルには数多くのアーティストが所属しており、各アーティストがそれぞれ自分の YouTube ページがほしいと要求しています。このような場合、これらのチャンネルやページで扱うすべての番組や楽曲の所有権はすべて 1 社のメディア企業に帰属します。そのため、すべてのYouTubeチャンネルを 1 つのアカウントで管理することは、ビジネスとして理にかなっています。コンテンツ マネージャの主な機能の1つは、まさにこれです。
YouTube ページの右上にあるアイコンをクリックしてアカウントを切り替える機能を使うと、1 人のユーザーが複数のチャンネルのクリエイターツール ダッシュボードのバックエンドにアクセスできます。そのユーザーがCMSへのアクセス権を持っている場合、建物のアイコンをクリックすることでコンテンツ マネージャにアクセスできます。
チャンネルのアカウントにログインしたユーザーが管理できるのは、そのチャンネルのコンテンツのみです。しかし、所有者アカウントにログイン(ページの右上にある建物アイコンをクリック)すると、複数のチャンネルとアセットにアクセスし、分析や更新を行うことができます。
A、「複数のチャンネルと役割を管理する」は、前のレッスンで学んだCMSの基本機能を、実際の企業運営に当てはめて理解する内容です。
レッスン解説① 複数のチャンネルと役割を管理する
① なぜ複数チャンネルを一元管理するのか
本文では、テレビ局とレコードレーベルの2つの例が紹介されています。
テレビ局の場合
- ニュース番組
- ドラマ
- バラエティー
- スポーツ番組
番組ごとにYouTubeチャンネルを設ける。
レコードレーベルの場合
- アーティストA
- アーティストB
- アーティストC
アーティストごとにYouTubeチャンネルを設ける。
このような企業では、各チャンネルを個別に管理するよりも、1つのコンテンツ所有者アカウントにまとめて管理する方が効率的です。
② アカウントの切り替えとCMSへのアクセス
ここは重要なポイントです。
本文では2種類の操作が説明されています。
操作 できること
アカウントを切り替える 複数チャンネルのYouTube Studioにアクセス
建物のアイコンをクリック CMSにアクセス(権限がある場合)
つまり、一般のチャンネル管理と、コンテンツ所有者としての管理は異なります。
③ チャンネルアカウントと所有者アカウントの違い
チャンネルアカウント
チャンネルA
そのチャンネルのコンテンツを管理
コンテンツ所有者アカウント(CMS)
コンテンツ所有者
複数チャンネル・アセットを一元管理
チャンネルA
チャンネルB
チャンネルC
この違いを理解しておきましょう。
- チャンネルアカウント:そのチャンネルのコンテンツを管理する。
- 所有者アカウント:複数のチャンネルやアセットを管理・分析・更新する。
④ AIアイドル事業に置き換えて考えると
以前検討していたAIアイドル事業にも応用できる考え方です。
例えば、将来的に次のようなチャンネルを運営するとします。
チャンネル 内容
星宮きらり ソロ活動
月城ルナ ソロ活動
AIアイドルグループ グループ活動
制作公式チャンネル メイキング・告知
事業規模が大きくなれば、コンテンツ所有者アカウントを中心に複数チャンネルを管理するという発想が役立ちます。
ただし、CMSの利用にはYouTubeによるContent ID利用資格の承認が必要です。複数チャンネルを持つだけでCMSを利用できるわけではありません。
Q、1、チャンネルの管理者がアクセスできるのはクリエイター ツールのみです。チャンネルの管理者は、コンテンツのアップロードと編集、そのチャンネルの YouTube アナリティクスへのアクセスができます。
2、コンテンツ所有者はコンテンツマネージャにアクセスできます。また、アセット、コンテンツIDのポリシー、重要な情報へのアクセス権が付与される場合もあります。
管理者は、役割に応じて個別のアクセス権を付与することで、組織内のユーザーのアクセス権を非常に細かく管理できます。同様に、法務部門と部門でアクセスできるレポートを変更できます。
A、レッスン解説⑫
アクセス権限の管理
この項目では、「チャンネル管理者」と「コンテンツ所有者(Content Owner)」の違いについて学びます。
ここは認定試験でもよく問われるポイントなので、しっかり整理しておきましょう。
① チャンネル管理者
チャンネル管理者が利用するのはYouTube Studio(クリエイター ツール)です。
できることは、
- 動画のアップロード
- 動画の編集
- コメント管理
- YouTubeアナリティクスの閲覧
など、担当しているチャンネルの運営に関する作業です。
一方で、
- Content ID
- アセット管理
- 所有権管理
などにはアクセスできません。
② コンテンツ所有者(Content Owner)
コンテンツ所有者は**CMS(コンテンツ マネージャ)にアクセスできます。
CMSでは、
- アセット管理
- Content ID管理
- ポリシー設定
- 所有権管理
- 収益管理
- 複数チャンネル管理
など、企業レベルの運営に必要な機能を利用できます。
③ 細かなアクセス権限
CMSでは、役割ごとに非常に細かな権限設定ができます。
例えば、
- 法務担当:所有権やポリシーを管理
- コンテンツ担当:動画やアセットを管理
- アナリスト:レポートのみ閲覧
- 管理者:すべての機能を利用
というように、必要最小限の権限だけを付与できます。
これは、
- セキュリティ向上
- 誤操作防止
- 業務効率化
につながります。
④ レポートの閲覧権限も設定可能
本文にあるように、
法務部門と他部門で閲覧できるレポートを変更できる
という点もCMSの特徴です。
例えば、
- 法務部門には所有権や申し立て関連のレポート
- 経理部門には収益レポート
- マーケティング部門には視聴データ
というように、部署ごとに必要な情報だけを見られるよう設定できます。
試験対策ポイント
この項目では、次の違いを覚えることが重要です。
チャンネル管理者 コンテンツ所有者
YouTube Studioを利用 CMSを利用
動画投稿・編集・分析 Content ID・アセット・所有権・収益管理
チャンネル単位の運営 複数チャンネル・企業全体の管理
特に、
「チャンネル管理者はYouTube Studio、コンテンツ所有者はCMS」
という区別は試験でも重要です。
理解度チェック⑭
問題14
次のうち、コンテンツ所有者(Content Owner)がCMSで実行できるが、通常のチャンネル管理者は実行できない業務はどれでしょうか。
A. 動画をアップロードする
B. YouTubeアナリティクスを確認する
C. Content IDのポリシーやアセットを管理する
D. 動画のタイトルを編集する
この問題は、「チャンネル管理者」と「コンテンツ所有者」の役割の違いを理解しているかを確認する典型的な問題です。
Q、回答はⅭです。
招待したコンテンツ マネージャユーザーには、次のタスクの任意の組み合わせを許可(または禁止)することができます。
1、動画のアップロードを管理する
2、リンクされたチャンネルのアクセス権を追加、削除、変更する
3、Content IDに関する申し立て、アセット、参照ファイルを管理する
4、Content IDを使って手動操作で動画を申し立てる
5、アナリティクスやレポートにアクセスする
6、動画、メタデータ、参照ファイルを提供する
7、コンテンツ所有者レベルの設定、アクセス許可、一応の設定、ユーザーの管理を行う
8、収益データにアクセスする
9、一括操作を実行する
CMS のユーザーの役割はこまめに確認してください。ユーザーの役割が変わったり辞めたりした場合には、アクセスレベルの変更やユーザーの削除を行うことが重要です。
A、正解です!
C. Content IDのポリシーやアセットを管理する
その通りです。
これはCMSを利用できるコンテンツ所有者や、適切な権限を付与されたCMSユーザーのみが実行できる業務です。通常のチャンネル管理者は、YouTube Studioで動画のアップロードや編集はできますが、Content IDやアセット管理にはアクセスできません。
レッスン解説⑬ CMSユーザーの権限管理
このレッスンでは、CMSユーザーごとに細かく権限を設定できることを学びます。
企業では全員に同じ権限を与えるのではなく、担当業務に応じて必要な権限だけを付与することが重要です。
CMSで設定できる主な権限
CMSでは、招待したユーザーに対して次のような権限を個別に許可・制限できます。
1. 動画のアップロード管理
動画の投稿や公開管理を担当するユーザーに付与する権限です。
2. リンクされたチャンネルのアクセス権管理
管理対象となるチャンネルについて、
- ユーザーの追加
- ユーザーの削除
- 権限の変更
を行える権限です。
3. Content ID・アセット・参照ファイルの管理
著作権管理担当者向けの権限です。
管理できるものは、
- Content IDの申し立て
- アセット
- 参照ファイル
- 所有権
などです。
4. 手動によるContent IDの申し立て
通常は自動で行われるContent IDの一致検出とは別に、必要に応じて手動で動画に申し立てを行う権限です。
5. アナリティクス・レポート閲覧
担当者に応じて、
- 再生回数
- 収益
- 視聴時間
- 地域別データ
などのレポートを閲覧できます。
6. 動画・メタデータ・参照ファイルの提供
CMSへ
- 動画
- メタデータ
- 参照ファイル
を登録する担当者向けの権限です。
7. コンテンツ所有者レベルの設定
管理者だけが持つことが多い権限です。
例えば、
- ユーザー管理
- アクセス権設定
- コンテンツ所有者の設定変更
などを行えます。
8. 収益データへのアクセス
経理担当や管理責任者などに付与されることが多い権限です。
9. 一括操作
CMSでは、
- アセット
- ポリシー
- メタデータ
などを一括で更新できます。
これは大量のコンテンツを管理する企業にとって非常に便利な機能です。
重要な運用ポイント
本文の最後にある内容は、実務でも試験でも重要です。
CMSユーザーの役割は定期的に見直すことが重要です。
例えば、
- 異動した
- 担当業務が変わった
- 退職した
といった場合には、
- 権限を変更する
- 不要になったアカウントを削除する
ことで、不正アクセスや情報漏えいのリスクを減らせます。
これは「最小権限の原則(必要最小限の権限だけを付与する考え方)」にもつながる重要な運用です。
試験対策ポイント
この項目では、次の内容を押さえておきましょう。
- CMSではユーザーごとに細かな権限設定ができる。
- Content ID・アセット・参照ファイル・収益データなどは権限に応じてアクセスできる。
- 一括操作はCMSの大きな特徴である。
- 担当変更や退職時には、アクセス権の見直しやユーザー削除を速やかに行うことが重要である。
理解度チェック⑮
問題15
次のうち、CMSのセキュリティ運用として最も適切なのはどれでしょうか。
A. 一度付与した権限は、担当者が変わってもそのままにする。
B. すべてのユーザーに管理者権限を付与する。
C. 担当者の役割変更や退職時には、アクセス権を変更したりユーザーを削除したりする。
D. 収益データはすべてのCMSユーザーが閲覧できるようにする。
この問題は、本文最後の「ユーザーの役割が変わったり辞めたりした場合には、アクセスレベルの変更やユーザーの削除を行うことが重要」という内容を確認するものです。
*第29回に続く。