*①からの続きです。
Q、奄美・沖縄が夏に低温となるのはめったにないことなので、エルニーニョ現象は南国にも涼しさをもたらすことがあります。
A、その通りですね。奄美・沖縄の夏は、日本本土以上に太平洋高気圧の勢力と海面水温の影響を強く受けるため、夏に低温傾向になること自体が比較的珍しい現象です。
一般に沖縄の夏は、
・太平洋高気圧の圏内に入りやすい
・晴天が続きやすい
・最低気温も高い
という特徴があります。
ところが強いエルニーニョの年には、熱帯太平洋全体の大気循環が変化し、
・太平洋高気圧の張り出し位置が平年とずれる
・雲が発生しやすくなる
・台風や熱帯擾乱の影響を受けやすくなる
ため、奄美・沖縄で曇天や雨天が増え、気温が上がりにくくなることがあります。
興味深いのは、東北の冷夏は「やませ」などで説明されることが多いですが、沖縄の低温はまったく別のメカニズムで起こることです。
つまり今年は、
・東北や関東では前線や北東気流による涼しさ
・奄美・沖縄では雲や雨の増加による日照不足
という異なる理由で気温が抑えられていた可能性があります。
また、西田さんが指摘されたように、今年の状況を見ると、
「エルニーニョ=北日本だけ涼しい」
ではなく、
「エルニーニョが日本全国の大気配置を変えた結果、東日本や南西諸島にも涼しさをもたらした」
と考えた方が実態に近そうです。
一方で西日本は高気圧の中心に入りやすく、名古屋以西では猛暑となったため、同じエルニーニョ年でも受ける影響が地域によって極端に異なりました。
今年の夏は、1993年のような全国的冷夏ではありませんでしたが、
・北海道の涼しさ
・東日本太平洋側の多雨と気温変動
・奄美・沖縄の低温多雨
・西日本の猛暑
という組み合わせを見ると、「強いエルニーニョが日本の気候に大きく影響した年」としてはかなり特徴的だったと言えるでしょう。
特に沖縄で猛暑日がほとんど見られず、雨や曇りの日が目立ったという点は、近年の温暖化傾向を考えると印象的で、「南国にも涼しい夏があり得る」ことを改めて示した事例だったと思います。
Q、オホーツク海高気圧の影響が最大級に影響を与えるのが静岡・名古屋までですが、今年は6月を中心に何度か見られました。これは本来であれば冷夏に見られる現象です。こうなれば静岡・名古屋も低温・寡照になります。
A、その見方は気象学的にもかなり鋭いと思います。
オホーツク海高気圧の勢力が強まると、冷たく湿った北東気流が太平洋側から流れ込みます。いわゆる「やませ」の影響ですが、この冷気は東北だけで止まらず、条件によっては関東、さらに東海地方まで南下することがあります。
特に静岡や愛知県付近は、
・東からの冷湿気流
・梅雨前線の停滞
・太平洋高気圧の張り出し不足
が重なると、真夏でも曇天や雨天が続いて気温が上がりにくくなります。
実際、1993年の大冷夏では東北だけでなく関東から東海にかけても日照不足が顕著でした。東北ほどではないものの、静岡や名古屋でも平年よりかなり涼しくなりました。
今年6月は、まさにそうした「冷夏型の気圧配置の断片」が何度か現れていたように見えますね。
ただし決定的に違ったのは、その後です。
1993年なら
・オホーツク海高気圧が長期間持続
・太平洋高気圧が弱い
・前線が居座る
という状態が続きましたが、
今年は7月以降になると西日本方面へ太平洋高気圧が強く張り出し、
・東日本太平洋側は多雨
・東海西部から西日本は猛暑
という分裂したパターンになりました。
もし今年のオホーツク海高気圧がさらに強く、かつ長く持続していたなら、
静岡
愛知
岐阜南部
あたりまで低温・寡照となり、
西田さんがおっしゃるように「本格的な冷夏」の様相を呈した可能性があります。
実際に今年の6月は、
「最近では珍しく梅雨らしい6月だった」
「半袖では少し肌寒い日があった」
と感じた人が東日本に多く、これは近年の6月としてはやや異例でした。
だから今年は、
「1993年級の冷夏に発展する要素を持ちながら、途中で西日本側に猛暑域が形成され、全国冷夏にはならなかった夏」
と表現できるかもしれません。
特に東北在住の方は、今年の6月から7月前半にかけて、
「昔のエルニーニョ年や冷夏年の空気を久しぶりに感じた」
という印象を持った人が少なくなかったのではないかと思います。むしろ興味深いのは、温暖化で平均気温が上昇した現在でも、オホーツク海高気圧がしっかり存在感を示せば、東日本にはまだ「冷夏型の空気」が現れ得ることを今年が示した点でしょう。
Q、エルニーニョ現象が冬でも継続すると、暖冬傾向になります。引き続き降水量が多く、各地で大雪に見舞われることになりますが、寒い日は例年よりも少なくなります。今年は9月も多雨と低温傾向でこれが10月上旬まで続きそうな予報なので、逆に10月中・下旬、11月が温かくなり、例年よりも紅葉や初雪が遅れる可能性があります。この傾向が12月でも続くが、太平洋側の乾燥した晴天が例年よりも少なく、雨や雪が降る日が例年よりも多くなるかもしれません。北日本では真冬日が少なくなります。
A、かなり可能性のある見立てだと思います。
実際、気象庁の統計では、エルニーニョ発生時の冬は
・西日本で気温が高め
・東日本太平洋側で降水量が多め
・東・西日本太平洋側で日照時間が少なめ
という傾向があります。つまり、典型的な「カラッとした冬晴れ」が減り、低気圧や湿った空気の影響を受けやすくなるのです。
また、エルニーニョ発生時は日本付近の冬型の気圧配置が弱まりやすく、気温が高くなりやすいことも気象庁が示しています。
今回の夏から秋への流れを見ると、西田さんがおっしゃるように、
・6月から続く多雨傾向
・東日本中心の低温傾向
・太平洋高気圧の張り出しの不安定さ
・秋への季節進行の遅れ
が見られているため、
10月後半から11月にかけて平年より暖かい期間が増え、紅葉や初雪が遅れる
という展開は十分考えられます。
特に東北では、
初氷
初霜
山沿いの初雪
は寒気の強さに左右されるため、暖かい秋が続けば平年より遅れる可能性があります。
一方で興味深いのは、暖冬と少雪が必ずしも一致しないことです。
暖冬年でも、
・日本海の海面水温が高い
・一時的に強い寒気が入る
・低気圧の通過が多い
という条件が重なると、短期間の大雪が発生することがあります。
そのため、
「真冬日や厳しい寒さの日数は少ないが、降水日は多く、一発大雪のリスクはある」
という冬になる可能性があります。
また、今年の夏に見られた
・東日本太平洋側の多雨
・沖縄・奄美の多雨
・西日本と東日本の気候差
は、単純な猛暑年とは異なるため、冬も「暖かいけれど天気がぐずつきやすい」という形で夏からの流れが続くかもしれません。
宮城県の感覚で言えば、
「昔ながらの乾燥した冬晴れが毎日続く冬」
よりも、
「気温は高めだが曇りや雨、湿った雪の日がやや多い冬」
のほうが、今年の夏から秋の延長線上としては自然な気がします。
ただし、エルニーニョ年でも数週間規模の寒波は普通に起こり得るため、「暖冬だから寒波が来ない」というわけではありません。近年は平均気温が高い一方で、寒暖差が大きくなる傾向も見られますので、暖冬予想の年ほど意外な寒波に注意が必要ですね。
Q、エルニーニョ現象の冬は札幌や新潟でも大雪になることがあり、南岸低気圧の通過が多くなるので、タイミングがはまれば東日本太平洋側でも大雪になることがあります。これらの雪は水蒸気を多く含んでいて、湿った重たい雪になります。パウダースノーとは逆です。
A、その指摘も、エルニーニョ年の冬の特徴をよく表していると思います。
一般に「暖冬」という言葉からは「雪が少ない冬」をイメージしがちですが、実際にはそう単純ではありません。
エルニーニョ年の冬は、
・冬型の気圧配置が長続きしにくい
・寒気の南下が弱めになる
・日本付近を低気圧が通過しやすい
傾向があり、平均気温は高めになりやすい一方で、降水量が増えることがあります。
その結果、
札幌や新潟でも「気温は高めなのに雪は多い」 という現象が起こり得ます。
特に日本海の海面水温が高い年は、
・空気中の水蒸気量が多い
・雪雲が発達しやすい
・降る時は短時間で大量に降る
という特徴が現れます。
また、東日本太平洋側についても、南岸低気圧が増えると状況が変わります。
仙台や東京では、
・平年より暖かい冬
・晴天日数は少なめ
・普段は雨だが
寒気がちょうど南下したタイミングで南岸低気圧が通ると、
一発で大雪になる
ことがあります。
2014年2月の関東甲信の記録的大雪も、その典型的なパターンでした。
そして、西田さんがおっしゃるように、その雪質も重要です。
北海道内陸部の厳寒時の雪は、
水分が少ない
軽い
サラサラ
いわゆるパウダースノーです。
一方でエルニーニョ年に多い南岸低気圧や湿った雪雲による降雪は、
・気温が0℃前後
・水分含有量が多い
・重く締まる
ため、
除雪が非常に大変な「湿雪」や「ベタ雪」
になります。
新潟県や北陸沿岸部でよく見られる雪質ですね。
気象災害の観点では、
・積雪深そのもの
・雪の重さ
の両方が問題になります。
湿った雪は、
倒木
電線着雪
停電
ビニールハウス倒壊
などを起こしやすく、同じ30cmの積雪でも影響が大きくなります。
今年の夏から秋にかけて見られた「多雨傾向」が冬まで続くなら、
「暖冬だけれど、雪が降る時は湿った大雪」
というパターンは十分考えられます。
特に宮城県でも、寒気が少し強まったタイミングで低気圧が通れば、
「普段は雨のはずが、数年ぶりのまとまった雪になる」
可能性があります。
今年の夏が「気温よりも降水の多さ」が目立ったことを考えると、冬も単純な暖冬ではなく、寒さは弱いのに雨や雪のイベントが多い冬になるかどうかが注目点になりそうですね。
Q、本州の夏を過ごすのが大変なのは、大橋巨泉氏が生前、夏に日本からバンクーバーで過ごしていたように晴れが多い夏は猛暑、涼しい夏は天候不順のどちらかなのでいずれもストレスが溜まってしまいます。現在ではつんく氏がハワイで過ごしていましが、夏にカラッとした夏を過ごせるのは標高が高い山の上か北海道に限られてきました。
A、そのご指摘は、日本の夏の「過ごしやすさ」の本質を突いていると思います。
日本の本州の夏は、昔から実は両極端になりやすいんですよね。
太平洋高気圧が強い年 → 晴天続き・猛暑・渇水
太平洋高気圧が弱い年 → 曇雨天続き・低温・日照不足
という傾向があり、「爽やかな夏が2か月続く」というケースは意外と少ないです。
特に東日本では、
1994年、2010年、2018年、2023年のような猛暑年
1980年、1988年、1993年、2003年のような冷夏傾向の年
が周期的に現れ、「ちょうどよい夏」が記憶に残りにくい気候です。
大橋巨泉さんが夏をカナダのバンクーバーで過ごした理由も、この気候差を体感していたからでしょう。バンクーバーは夏に降水量が少なく、湿度も比較的低いため、日本のような蒸し暑さや長雨が少ないことで知られています。
また、つんくさんが拠点をハワイに移したことも、日本の夏との対比で語られることがあります。ハワイも海洋性気候のため、真夏でも極端な高温になりにくく、貿易風が吹く日は体感的にかなり快適です。
一方、日本国内で「カラッとした夏」を探すと、
・北海道の道東・道北
・標高1000m以上の高原
・軽井沢や志賀高原などの山岳地帯
が候補になります。
ただ、北海道も近年は変化しています。
例えば札幌では以前より真夏日や熱帯夜が増えていますし、道東でも猛暑日が観測される年が出てきました。そのため、
昔は北海道に行けば確実に涼しかったが、現在は『本州よりは楽』という位置付けになってきている
と言えるかもしれません。
だから今年のように、
・東北で扇風機だけで過ごせる日があった
・雨の日は半袖では肌寒かった
・夜が比較的寝やすかった
という夏に、孝治さんが「昔の夏を思い出した」のは自然な感覚だと思います。
実際、昭和から平成初期の東北では、
「暑い日はあるが、毎日エアコンが必要なわけではない」
という夏が珍しくありませんでした。
近年の猛暑が続いた後だと、今年のような夏は不便さもある反面、「身体への負担の少なさ」を改めて感じさせる夏だったのかもしれませんね。むしろ今後の課題は、猛暑か長雨かの二択ではなく、「過ごしやすい夏」がどれだけ残るのかということなのだと思います。
Q、北海道の夏も暑くなった理由は?
A、大きな理由は、**「北海道が昔ほど特別に冷涼な地域ではなくなってきた」**からです。
気象庁・札幌管区気象台の観測では、北海道の平均気温は長期的に上昇しており、近年ほど上昇ペースが大きくなっています。北海道地方平均気温は100年あたり約1.46℃上昇し、1980年以降に限ると上昇速度はさらに大きくなっています。
北海道の夏が暑くなった背景としては、主に次のような要因が考えられます。
・地球温暖化による気温の底上げ
・オホーツク海高気圧ややませの出現頻度の変化
・偏西風の蛇行による暖気流入
・日本海やオホーツク海の海面水温上昇
・都市部ではヒートアイランド現象
特に近年は、
「昔なら東北止まりだった暖気が北海道まで入る」
場面が増えています。
そのため札幌でも真夏日が珍しくなくなり、熱帯夜が観測される年も出てきました。北海道の夏日・真夏日の日数は今後も増加すると予測されています。
ただし、西田さんが今年感じられたように、
北海道は依然としてオホーツク海高気圧の影響を受けやすい地域です。
今年のような強いエルニーニョ型では、
・北海道は少雨傾向
・気温は平年並みかやや低め
・東日本太平洋側ほど暑くならない
という、本来の北海道らしい夏が戻ることがあります。
言い換えると、
1990年代までは「暑い年でも北海道は涼しい」が普通だった。
2020年代は「平年なら暑い。特殊な年だけ昔の北海道らしさが戻る」
という状況に変わりつつあるのです。
だから西田さんが今年「懐かしい夏」と感じたのは、東北だけでなく北海道でも同じだったかもしれません。昔は札幌でも30℃を超えるだけで大ニュースでしたが、最近は35℃前後が話題になる時代になりました。一方で、今年のようなエルニーニョ年には、かつての北海道や東北の夏を思わせる涼しさがまだ現れるのですね。
Q、今年の札幌の真夏日は14日(昨年は30日)、猛暑日・熱帯夜ゼロで6・8月に多照と爽やかな夏だったようです。
A、それは、近年の北海道としてはかなり「北海道らしい夏」だったと言えそうですね。
西田さんが挙げられた特徴を見ると、
・真夏日14日(昨年30日から大幅減)
・猛暑日なし
・熱帯夜なし
・6月・8月は日照が多い
・湿度も比較的低め
ということで、「涼しいのに雨ばかりではない」という、理想的な夏に近かったのではないでしょうか。
本州では、
・暑ければ猛暑
・涼しければ長雨
になりがちですが、北海道は本来、
晴れる日が多く、湿度が低く、最高気温25℃前後
という夏が魅力です。
今年はエルニーニョの影響で冷たい空気の流入がありつつも、東日本太平洋側ほど前線の影響を受けなかったため、
・爽やかな晴天
・極端な高温なし
・極端な多雨なし
というバランスになった可能性があります。
対照的に、宮城県を含む東日本太平洋側は、
・気温は低め
・雨は多め
・日照不足気味
だったので、「涼しさの質」が違います。
北海道の涼しさは
「カラッと涼しい」
ですが、
東日本太平洋側の涼しさは
「曇りや雨で涼しい」
場合が多いからです。
実は昔から、東京や名古屋の人が「避暑地」として北海道を好むのも、この違いが大きいです。
今年の札幌のような
・晴れていて快適
・夜はよく眠れる
・エアコン不要の日が多い
という夏は、多くの本州在住者が理想とする夏に近いでしょう。
一方で興味深いのは、北海道も昨年は真夏日30日だったことです。これは昭和や平成初期の感覚からするとかなり多く、「北海道でも暑い年と涼しい年の振れ幅が大きくなっている」と言えます。
その意味では今年は、
「エルニーニョによって一時的に昔の北海道らしい爽やかな夏が戻ってきた」
という見方もできそうですね。
西田さんが懐かしさを感じたように、今年の札幌の夏は、かつて本州の人が憧れた「避暑地・北海道」のイメージにかなり近かったのではないかと思います。
Q、東北の夏もくもりや雨の日は低温でもかなり湿気があります。
A、その通りです。
実は、東北の「涼しい夏」は北海道の爽やかな夏とはかなり性質が違います。
北海道の涼しさは、
・湿度が低い
・晴天が多い
・昼は25℃前後
・夜は15℃前後まで下がる
という「空気そのものが涼しい」タイプです。
一方、東北太平洋側の冷夏や低温傾向は、
やませ
オホーツク海高気圧
曇天
霧雨
によることが多く、
・気温は低いのに湿度は高い
という特徴があります。
例えば宮城県でも、
気温22℃
湿度90%
の曇天の日は、
数字ほど快適には感じません。
半袖だと肌寒いのに、
・洗濯物が乾かない
・布団が湿っぽい
・家の中がじめじめする
という状態になります。
そのため東北では昔から、
「暑い夏よりはましだが、冷夏も決して快適ではない」
と言われることがありました。
1993年のような大冷夏では、
日照不足
高湿度
低温
が何週間も続き、農作物への被害だけでなく、人々も「気分までどんよりする」と感じたそうです。
今年の夏はそこまで極端ではありませんでしたが、西田さんがおっしゃるように、
雨の日は涼しいが湿気が多い
という東北らしい特徴が見られましたね。
だから本当に快適な夏という意味では、
・北海道の道東・道北
・富良野や美瑛周辺
・標高の高い高原地帯
のような「低温かつ低湿」の地域の方が有利です。
東北沿岸部は、
猛暑になりにくい代わりに湿度が高い
という宿命があります。
今年の夏を振り返ると、
北海道 → 晴れて爽やか
東北太平洋側 → 涼しいが湿っぽい
西日本 → 晴れて猛暑
という違いがかなりはっきり出ていたように思います。
宮城県で「昔の夏を思い出した」という感覚はよく分かりますが、昔の東北の夏を思い出すと同時に、「やっぱり東北の冷夏は湿っぽかったな」という記憶も一緒によみがえる夏だったのかもしれませんね。