YouTube Music 認定資格 第26回 Geminiとのマンツーマンレッスン

YouTube Music 認定資格 第26回 Geminiとのマンツーマンレッスン

記事
音声・音楽
*第25回からの続きです。

Q、ファン層 

 熱心なファンに応える

・チャンネル登録者数のデータを調べて、熱心な視聴者がどこにいるかを確認しましょう。熱心なファンが多い場所を知るには、高評価、コメント、チャンネル登録者数が特に多い地域を確認します。

・熱心なファンが多い地域でツアーを開催するときは、こうしたファンのために交流会やライブ配信などの特別なイベントを企画することを検討しましょう。

A、ツアー計画における第3のステップ「ファン層(熱心なファンへのアプローチ)」についてですね。

このパートでは、単に「再生数が多い地域(認知度)」だけでなく、「ファンの熱量・エンゲージメント(親密度)が高い地域」をどのように見極め、オフラインの施策にどう繋げるかという重要な戦略が述べられています。

🔑 ファン層の熱量を見極めるポイント

1. 「熱心なファン」を定義する4つの指標

YouTubeアナリティクスにおいて、ファンが受動的に聴いているだけでなく、「能動的にアクションを起こしているか」を測る指標に注目します。

チャンネル登録者数(の増加・分布): その地域に、今後の活動を追い続けたいコアなファンがどれだけいるか。

高評価(Likes): 楽曲や動画に対して、明確な好意を示した数。

コメント(Comments): アーティストとコミュニケーションを取りたい、熱量の高いファンが集まっている証拠。

地域別のクロス分析: これら3つのアクションが「特にどの地域で多く発生しているか」を突き止めます。

2. コアファン向けの「特別イベント」の企画

熱心なファンが多い地域(エンゲージメント指標が突出している都市)を特定したら、通常のライブ(演奏)に加えて、以下のようなプレミアムな体験をパッケージングすることを検討します。

オフライン(リアル)の施策:

交流会(ミート&グリート): サイン会や写真撮影会など、アーティストと直接触れ合える限定イベント。

ポップアップストア: その地域限定のグッズ販売や衣装展示。

オンライン(ハイブリッド)の施策:

限定ライブ配信: ツアーの舞台裏や、その地域の楽屋から現地のファン(および来られない世界中のファン)に向けた生配信。

📝 試験対策・チェックポイント

⚠️ ここが試験のポイント!

「熱心なファンが多い場所」を特定するための指標として、単なる再生回数ではなく、**「高評価」「コメント」「チャンネル登録者数」**の3つが明記されている点。

データの目的はツアールートを決めるだけでなく、**「交流会やライブ配信などの特別なイベントを企画するため」**の判断材料になるという点。

🗺️ ここまでの「YouTube でツアーを計画する」3ステップまとめ

このセクションで学んだ「データからリアルのツアーへの落とし込み」の流れを整理しておきましょう。

開催地(どこで): 視聴者の多い「国」や、OACでわかる「地域別の人気曲」からツアールートを決める。

セットリスト(何を): 「総再生時間」や「地域別の上位の楽曲」から、その土地のファンが最も喜ぶ曲を選ぶ。

ファン層(誰に・何をプラスするか): 「高評価・コメント・登録者数」から熱量を測り、特別なイベント(交流会等)を企画する。

これでツアー計画に関する主要な項目(開催地、セットリスト、ファン層)が揃いました。

このセクションに関して、何か確認しておきたい用語や疑問点はありますか?問題なければ、次の項目に進みましょう!


Q、考えてみましょう

アーティスト向け YouTube アナリティクスを確認して、次のツアーでの演奏を検討すべき楽曲を特定しましょう。

A、実際の管理画面(アーティスト向け YouTube アナリティクス)を開いたと仮定して、次のツアーのセットリストに組み込むべき楽曲を特定する具体的なワークフロー(手順)をシミュレーションしてみましょう。

どのデータをどうクリックし、どう判断するか、3つのステップで考えてみます。

📥 ステップ 1:アーティスト向けアナリティクスにアクセスする

YouTube Studio にログインします。

左側メニューから [アナリティクス] を選択します。

OAC(公式アーティストチャンネル)を所有している場合、ここに一般のクリエイター画面にはない「アーティスト別・楽曲(カタログ)別」の集計タブやデータが表示されます。

📊 ステップ 2:2つの重要な指標をクロス分析する

次に、教材で学んだ「総再生時間」と「地域別の上位の楽曲」のデータをチェックします。

①「総再生時間」の高い楽曲をチェック(ファンの熱量を測る)

操作: 楽曲別のパフォーマンス画面で、データを「視聴回数(クリック数)」ではなく「総再生時間」順に並べ替えます。

考えるポイント: * 視聴回数はそれほど多くなくても、総再生時間が突出して長い楽曲はありませんか?

それは、ファンがスキップせずに最後までじっくり聴いている、あるいは繰り返しループ再生している「エンゲージメント(愛着)が非常に高い楽曲」です。ライブのコアファン向けセクションや、アンコールなどの重要な場面で演奏する候補になります。

②「地域別の上位の楽曲」をチェック(エリアごとの最適化)

操作: 地理的データ(詳細)を開き、今回のツアーで訪れる予定の「特定の都市(例:札幌、東京など)」にフィルターをかけます。

考えるポイント:

「全国ランキングでは30位なのに、なぜかこの都市だけでトップ5に入っている曲」はありませんか?

地域ごとのローカルヒット(例:現地のラジオで流れた、ご当地のファンコミュニティでバズったなど)を見落とさずキャッチアップします。その都市の公演限定の「日替わり曲」や「サプライズ曲」としてセットリストに組み込むと、現地のファンを熱狂させることができます。

📝 ステップ 3:セットリストの提案をまとめる

分析したデータを元に、アーティストや制作チームに以下のような根拠(エビデンス)を持った提案書を作成します。

提案の例:

「新曲の『A』は視聴回数ベースで1位なので本編のハイライトに配置します。」

「アルバム曲の『B』は、全国的には中位ですが、総再生時間(エンゲージメント)が非常に長いため、アコースティックコーナーでの演奏を提案します。」

「今回の札幌公演では、データ上『地域別上位の楽曲』に過去曲の『C』がランクインしているため、札幌限定のサプライズ曲としてセットリストに入れることを推奨します。」

このように、アナリティクスの数字の向こう側にいる「ファンの熱量」と「ファンの場所」を具体的にイメージしながらデータを扱うことが、YouTube Musicのマルチフォーマット戦略における最大の強みになります。

実際の楽曲データや、特定の地域を想定したシミュレーションなど、さらに深掘りして考えてみたい部分はありますか?


Q、考えてみましょう 

 ミュージック チャートとインサイトで、過去 3 か月の話題の動画を週別に見てみましょう。何か興味深い傾向はありますか。

A、「ミュージック チャートとインサイト」のデータを使って、過去3か月間のトレンドを週単位で追うシミュレーションですね。市場調査や競合分析のスキルを養うための非常に実践的なワークです。

架空のタイムラインを例に、週別のデータから「どのようなおもしろい傾向(インサイト)が読み取れるか」、分析の着眼点を4つのパターンに整理しました。

🔍 トレンド分析の4つの着眼点と「興味深い傾向」

1. 「急上昇」と「ミュージック ビデオ ランキング」のタイムラグ

データの動き: ある週に『急上昇』のトップ5に突如ランクインした動画が、翌週以降に『ミュージック ビデオ ランキング(週間100)』の上位へとスライドしていく現象。

読み取れる傾向: 『急上昇』は初速や勢い(人気度の複数の要素)を反映するため、「今まさに流行の火がついた瞬間」を捉えられます。そこから数週間トップ100に維持し続ける曲は、一発のバズに終わらない「大衆的なヒット曲(ロングセラー)」へと成長していることがわかります。

2. メディア露出やイベント連動による「過去作のバイラル(再浮上)」

データの動き: 新曲を出していないはずのアーティストや、数年前の古いミュージックビデオが、特定の週にいきなりアーティストランキングや楽曲ランキングで急上昇する現象。

読み取れる傾向: 過去3か月の間に「テレビの音楽特番への出演」「大型フェスでのパフォーマンス」「SNS(TikTokやYouTubeショート)でのダンス動画のミーム化」など、YouTubeの外側で強力な導線(トラフィックソース)が発生したことを裏付けています。

3. 有料広告が含まれないことによる「真の人気の可視化」

データの動き: YouTube上の一般の視聴回数カウント(こちらは広告再生が含まれる場合がある)では大ヒットしているように見える動画が、この「ミュージック チャートとインサイト」の週間ランキングでは思ったより下位にいる、あるいはランク外である現象。

読み取れる傾向: 注釈にあった通り、このチャートには有料広告の視聴回数が含まれません。 つまり、「広告費を投じて回した数字」が削ぎ落とされ、「ファンや一般ユーザーが自分の意志で探して再生した、純粋なオーガニックの熱量」だけが浮き彫りになります。

4. グローバルとローカル(地域別)の乖離

データの動き: グローバル(世界)チャートでは全く見かけない楽曲が、特定の国(ローカル)のチャートで3か月間ずっと1位を独占している、あるいはその逆の現象。

読み取れる傾向: 地域固有の音楽トレンドや、特定の国での強力なファンベースの存在を示しています。もし自分がその地域への進出(ツアーやデジタル広告)を考えているなら、そのローカルチャートの上位勢の音楽性やショート動画の活用法が強力なベンチマーク(お手本)になります。

📝 考えてみましょう(ワークのまとめ)

週別にデータを追うときは、単に「誰が1位か」を見るだけでなく、「先週に比べて何が新しく入ってきたか」「なぜこの曲は3か月間も落ちずに残り続けているのか」という『変化の理由』を、SNSのトレンドや世間のニュースと照らし合わせて考えることが重要です。

これら4つの傾向の中で、ご自身の音楽活動やデジタルマーケティングの視点から、特に「この分析軸は面白い、使えそうだ」と感じる部分はありましたか?


Q、理解度チェック

YouTube での人気曲を特定できるのは次のうちどれですか。

・視聴者維持率の指標
・チャンネル登録者の指標
・トラフィック ソースの指標
・アーティスト向け YouTube アナリティクス

A、正解は 「アーティスト向け YouTube アナリティクス」 です!

💡 解説

テキストにあった通り、公式アーティスト チャンネル(OAC)を管理している場合、アーティスト向け YouTube アナリティクスを使うことで、チャンネル単位や動画単位だけでなく、「アーティスト別」や「楽曲(カタログ)別」の情報を把握することができます。

これにより、複数の動画(MV、ライブ映像、アートトラックなど)に分散している再生数を集計し、「YouTube全体でどの楽曲が本当に人気なのか」を特定することができます。

他の選択肢が不適切な理由は以下の通りです:

視聴者維持率の指標: 動画のどの部分がよく見られているか(途中で離脱されていないか)を測るためのもので、楽曲ごとの人気を特定するものではありません。

チャンネル登録者の指標: ファン層の拡大や熱心なファンがどこにいるかを把握するためのものです。

トラフィック ソースの指標: ファンが「どのようにして楽曲や動画を見つけたか(検索、関連動画、外部リンクなど)」という経路を調べるためのものです。

バッチリ正解を導き出せましたね!
このセクションの理解は完璧です。次のステップへ進みますか?それとも他に確認したい問題などがありますか?


Q、ミュージック チャートとインサイトの上位 100 件の YouTube 動画は、次のうちどの指標に基づいてランク付けされていますか。

・世界中での利用状況
・総再生時間
・視聴回数
・新規チャンネル登録者

A、正解は 「視聴回数」 です!

💡 解説

テキストに「その週に世界または特定の国で視聴回数が多かった上位 100 本の動画や…」と記載されていた通り、ミュージック チャートとインサイトの主要なランキング(楽曲ランキング、ミュージック ビデオ ランキング、アーティスト ランキング)は、基本的に「視聴回数(再生回数)」をベースに集計・ランク付けされています。

※ただし、「急上昇のミュージック ビデオ」だけは、単なる視聴回数だけでなく「人気度を表す複数の要素(伸びの速さなど)」が加味されますが、ベースとなる上位100件の基準は視聴回数となります。

他の選択肢が不適切な理由は以下の通りです:

世界中での利用状況: ランキングは「グローバル(世界)」だけでなく「特定の国(地域別)」に絞って見ることもできるため、一律で世界中での利用状況だけで縛られているわけではありません。

総再生時間: アーティスト向けアナリティクスで「ファンの熱量」や「セットリストの検討」を行う際には非常に重要な指標ですが、一般公開されているミュージック チャートの順位付けの直接的な基準ではありません。

新規チャンネル登録者: チャンネルの成長率やファンの熱心さを測る指標であり、動画や楽曲そのものの週間チャートのランク付けには使用されません。

こちらの問題もバッチリですね!テキストの細かい記述までしっかり整理できています。

これでアナリティクスとチャートに関する「理解度チェック」のパターンもバッチリ網羅できたかと思います。次の新しいセクションの学習に進みますか?


Q、レッスンの物量的にはこのくらいが適当ですね。前回、別枠で学習したレッスンがあまりにも長すぎたので。

A、レッスン、本当にお疲れ様でした!情報量が多すぎて壁のようになってしまうと、消化するだけでも一苦労ですよね。

今回の「アーティスト向けアナリティクス」や「ミュージックチャート」のセクションは、重要なポイント(合計リーチの定義、広告カウントの除外、ツアー計画への応用など)がコンパクトに凝縮されていたので、リズムよく要点を整理できたかと思います。このくらいのボリューム感が、集中力を維持しつつ深く理解するのに一番ちょうどいいですよね。

西田さんが資格を取得された2024年末から、YouTubeやGA4を取り巻くデジタルマーケティングの環境も日々アップデートされていますが、こうして要点を絞ってインプットとアウトプットを繰り返すことで、実務に直結する生きた知識としてさらにブラッシュアップされていくはずです!

この調子で、無理のないペースで次のステップに進んでいきましょう。次はどのセクション(Content ID、著作権管理、あるいは別のマーケティング関連など)を動かしていきますか?それとも、今回のパートで一度おさらいしておきたいポイントはありますか?


Q、補足質問                                            ミュージシャンの中には(vチューバーやボカロ製作者を含む)、インディーズで個人で活動をしている人が大勢いますが、このようなミュージシャンは上記にあるような事を1から10までしなければいけないのでしょうか。個人で活動しているミュージシャンはYouTubeで活動していても、YouTube著作権関係の事項を理解していない者が多いのではないでしょうか。

A、非常に鋭く、そして現場の実態を突いた素晴らしい着眼点です。

結論から言うと、個人で活動するインディーズのミュージシャンやボカロP、VTuberたちが、このアナリティクスやマーケティング戦略を「1から10まで完璧にやる必要は全くありません」。また、ご指摘の通り、YouTubeの著作権ルールやContent IDの仕組みを正しく理解していない、あるいは誤解したまま活動している個人クリエイターは非常に多いのが現状です。

この問題の本質を、「実態」と「なぜ学ぶ必要があるのか」の2つの視点から紐解いてみましょう。

1. 個人ミュージシャンのリアルな実態

個人クリエイターの多くは「音楽を作るプロ」であって、マーケティングや権利管理のプロではありません。そのため、以下のような状態に陥りがちです。

データの放置: アナリティクスを見るとしても、せいぜい「再生回数」や「コメント数」くらいで、ツアー計画や地域別の人気曲を分析するような高度な使い方はしていない人が大半です。

著作権・収益化の知識不足: * 「ボカロの二次創作動画に自分の曲(インスト)が使われているけど、どう扱えばいいか分からない」

「ディストリビューター(TuneCoreやRouteNoteなど)経由でContent IDに登録した結果、二次創作してくれたファンの動画に『著作権侵害の申し立て(異議あり)』の警告文が自動で飛んでしまい、ファンを困惑・怒らせてしまった」
といったトラブルが頻発しています。

2. なぜ個人でも「仕組み」だけは知っておくべきなのか?

1から10まで実践する必要はありませんが、「仕組み(概念)を知っていること」は、自分の身を守る最大の武器になります。

① 「ディストリビューター」を使えば、勝手にOAC(音符マーク)が取れる

個人であっても、TuneCoreなどの配信会社(ディストリビューター)を使って楽曲をApple MusicやSpotify、YouTube Musicに配信すると、YouTube側に自動的に「アーティスト名 - トピック」というチャンネルが作られます。
その後、自分の個人チャンネルと紐付ける(OAC申請する)だけで、今回学んだ「アーティスト向けアナリティクス」の機能が誰でも無料で解放されます。

② 全部やらなくていい。「ここぞ」という時だけ使う

個人活動であれば、普段は数字を無視して創作に没頭して構いません。しかし、

「初めて同人即売会(M3など)に出展するけれど、東京と大阪、どちらの会場が一番自分のファンが多いだろう?」

「初めてのワンマンライブ、または生配信ライブをやるけれど、どの曲を歌えば一番喜ばれるだろう?」
という「ここぞという勝負の瞬間」にだけ、今回学んだデータ(地域別データや総再生時間)をピンポイントで引っ張り出して使う。これが個人における正しいデータの付き合い方です。

3. 資格やマーケティングを学ぶ「私たちの視点」

西田さんのように、この認定資格の知識やGoogleアナリティクス(GA4)などのデジタルマーケティングを体系的に学んでいる存在は、業界全体で見ると圧倒的な少数派であり、強みになります。

インディーズのアーティストが「音楽制作以外のこと(データ分析や権利処理)が分からなくて困っている、あるいは機会損失している」からこそ、それを横からサポートし、データに基づいて「次は札幌でライブをしましょう」「この曲の二次創作から収益を回収する設定にしましょう」と交通整理してあげられる人材(Webマーケターやディレクター)の価値が非常に高くなるのです。

1から10まで自分でやるのは大変ですが、「仕組みを知った上で、おいしいところだけを自分の活動(小説や音楽など)に活かす」、あるいは「知識がない人を助ける武器にする」というスタンスでいるのが一番賢明です。

この「個人活動におけるデータの壁」について、さらに深掘りしてみたい疑問や、感じたことはありますか?



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