少しだけ高いところから

少しだけ高いところから

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コラム
目の前に、一本の気になる木がある

枝が邪魔だったり
思った方向に伸びていなかったり
どうしてこんな場所に生えているんだろう、と腹が立ったり…

そんなとき
人はその一本ばかりを見てしまいます。

でも、少しだけ高いところから眺めてみると
そこには一本の木ではなく
森の中の一本の木に過ぎないことに気付けます

隣には違う木があり
少し先には光が差し込み
振り返れば、もうずいぶん遠くまで歩いてきたことにも気づきます

人生も、一本の木だけを見ると苦しくなる

ChatGPT Image 2026年8月9日 11_27_1.png

失敗したこと
嫌だった人
うまくいかなかった仕事
終わった恋愛
失ったもの

そこだけを切り取れば
「なんでこんなことが起きたんだろう」
と思う出来事は、誰にでもあります

ですが
人生はその出来事ひとつでできているわけではありません

苦しかった時間もあれば
幸せだった時間もある

出会った人もいれば
離れていった人もいる

手に入れたものもあれば
もう必要がなくなって、置いてきたものもある

全部が混ざり合って
ひとつの森になっています

出口の前で、昔の木を見続けていることもある

すでに通り過ぎた一本の木を
何度も振り返っていることもありませんか?

「あのとき、こうしていれば」
「あの人があんなことをしなければ」
「どうして私だけ」

でも、もしかすると
もう森の出口まで来ているのかもしれません

人生は不思議なもので
ひとつの場所に留まり続けようとしても
ずっと同じ景色にはいさせてくれません

環境が変わり
人が変わり
自分の考え方も変わり
いつの間にか次の森の入り口に立っています

潜在意識は「慣れた場所」に留まろうとしますが
人生そのものは、少しずつ先へ進んでいきます。

だから、ときどき必要なのは
目の前の問題をもっと細かく分析することではなく

「自分はいま、森のどのあたりにいるのだろう」

と俯瞰してみることなのかもしれません

ChatGPT Image 2026年8月9日 11_35_41.png

振り返った景色は、いつか変わる

歩いている最中には
ただ邪魔にしか見えなかった木も

ずっと先まで進んでから振り返ると
森の景色をつくる大切な一本だったと分かることがあります

苦難も、幸せも
失敗も、成功も

すべてを無理に
「良かったこと」にする必要はありません

ただ、

これも私の人生という森の中にあった風景なんだ

そう見られるようになったとき
一本の木に人生全体を支配されなくなります

あなたが今まで歩いてきた道の後ろには

楽しかった木も、
泣いた木も、
迷った木も、
もう二度と近づきたくない木もあるでしょう

それでも、それら全部が重なって


あなたが通ってきた
深く、美しい森が広がっています

さあ、次の森へ進みましょう


本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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KADODE
潜在意識アナリスト 吉村京子

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