はじめに
今回、ココナラアワードに「マイストーリー賞」という部門があることを知り、応募させていただくことにしました。
私は、大のココナラファンです。
実はちょうど1年前、まさに今回のマイストーリーに応募できそうな、
エッセイ形式のココナラノウハウコンテンツ、
『あなたはココナラに向いている』
を出品しました。
あれから1年。
今回は、あの頃とはまた違った視点で、私とココナラの物語を書いてみたいと思います。
前回は有料コンテンツでしたが、今回は無料ブログということで、あまり赤裸々にはいかないかもしれません。
……とか言いつつ、私はかなり開けっぴろげな性格なので、結局、赤裸々になってしまう気もしています。
ココナラファンの一人として、少しでもこのイベントを盛り上げられたら嬉しいです。
1.心のつながりを探して
私がココナラにやってきたのは、2024年4月のことでした。
それまで私は、7年間勤めた公務員を辞め、
家庭の事情から新しい仕事に関わるようになっていました。
私は、もともとそれほど裕福とはいえない家庭で育ちました。
だからこそ、就職するなら安定した仕事がいい。
そう思って選んだのが、公務員でした。
絶対に辞めない。
そう決めていた仕事です。
ところが、結婚後、家庭の事情で仕事を続けることが難しくなりました。
夫も公務員で、どちらかが仕事を辞めるという話になったのです。
そこで、周囲からは、
「あなたが辞めたらいいんじゃない?」
という声が上がるようになりました。
恥ずかしながら、私はもともと、それほど仕事ができる人間ではありませんでした。
それに、女性だから。
だから、辞めるのは私なんだ。
そんなふうに感じてしまったのです。
その後、新しい仕事は思いがけずうまくいきました。
コロナ禍という特殊な状況が、幸運に働いた部分もありました。
でも、ここでも私には、どこか後ろめたさがありました。
ゼロから自分で構築したものではない。
結局、棚ぼたなんじゃないか。
そんな気持ちが、ずっと心のどこかにありました。
そして、待ち望んでいた出産。
念願だった子どもを授かり、私は母親になりました。
ところが、出産後の私は、思っていたようにはいきませんでした。
それまでできていたいろいろなことが、できなくなってしまったのです。
私は、良いお母さんになりたかった。
育児本も、たぶん40冊くらい読みました。
でも、知識ばかりが増えていく一方で、それを実践することができませんでした。
頭では分かっている。
でも、できない。
そんな自分に、どんどん自信がなくなっていきました。
そんな中、2024年2月。
大好きだった祖母が亡くなりました。
祖母は長らく施設に入っていました。
遠方ではありましたが、私は3か月に一度くらい、会いに行っていました。
そして、ずっと思っていたことがありました。
自分の子どもを、祖母に抱っこさせてあげたい。
ところが、コロナ禍で施設は面会謝絶。
意味が分かりませんでした。
孫に会えないまま日々を過ごすくらいなら、孫に会ったことでコロナに感染して亡くなった方が、祖母にとって幸せだったのではないか。
そんなことまで考えてしまうほどでした。
もちろん、それが正しいことだとは思いません。
でも、それほどまでに会わせてあげたかったのです。
一度だけ、娘をガラス越しに見せてあげることができました。
でも、それだけでした。
とうとう、抱っこさせてあげることはできませんでした。
祖母が亡くなったとき、私の心の中で、何かがプツンと切れました。
何もやる気が起きなくなりました。
毎日がやってくるから、何とかその日を過ごす。
そんな毎日になっていました。
その頃から、私は娘を連れて、こども食堂へ通うようになっていました。
そこで出会ったのが、占いもする心理カウンセラーさんでした。
今思うと、コーチングにも近いものだったのかもしれません。
お試しのワンコインで相談に乗ってもらえるということで、私も話をしてみることにしました。
そこで、私は気づいたのです。
私は、心のつながりが欲しいんだ。
でも、それが分かったところで、どうすればいいのか分かりませんでした。
だから、聞いてみました。
「心のつながりが欲しいって分かったんですけど、どうすればいいんですか?」
すると、そのカウンセラーさんは、優しく教えてくれました。
自分が何を求めているのかを知ること。
それこそが、求めている場所へたどり着くための道標になるのだと。
「今、ゆめさんは、心のつながりが欲しいって分かったから大丈夫。きっと見つかりますよ」
そんな言葉をかけてもらいました。
それが、私とココナラとのご縁の始まりでした。
2.声の向こう側にいた人たち
心のつながり。
それをどうやって見つければいいのか。
インターネットでいろいろ検索していた私は、ココナラの電話相談サービスを見つけました。
実は、ココナラというサービス自体は、以前から知っていました。
公務員時代、私はメルカリにハマっていたことがあります。
家の不用品を売るのが楽しかったのです。
ただ、公務員には副業の制限もありました。
ココナラについても、メルカリとは違い、物ではなくスキルを売るマーケットとして知っていましたし、興味はありました。
でも、それだけでした。
だから、電話相談を見つけたときは、
「えっ、ココナラって電話相談もあったんだ!」
という感じでした。
他にも電話相談ができるサイトはいくつか見つけました。
でも、以前から知っているサービスだったこともあり、
「ココナラにしよっかなぁ」
と、何となくココナラを選ぶことにしました。
初めての購入。
初めての電話。
とても緊張したことを、今でも覚えています。
何を話せばいいのか、分からなすぎて。
でも、お相手はベテランの出品者さん。
おかげで、楽しい時間を過ごすことができました。
そこから、私はどんどんココナラにハマっていきました。
当時の私は、自由に使えるお金もありました。
だから、気になる出品者さんを見つけると、どんどん電話を購入するようになりました。
同世代の方。
会社経営者、フリーライター、ホスト、キャバ嬢。
大学教授という方もいました。
本当に、いろいろな人がいるんです。
面白い。
これまで自分が出会ってこなかったような人たちと、電話一本で話すことができる。
年齢も、職業も、住んでいる場所も違う。
それなのに、声だけでつながることができる。
私は、この世界にすっかり夢中になりました。
月に電話代だけで80万円使ったこともあります。
今思えば、なかなかの金額です。
でも、当時の私は、それほどまでにココナラという世界に魅了されていたのです。
そして、約1年間。
私は、ひたすら購入者としてココナラを利用し続けました。
当時の私を知る方からは、
「暗くどんよりしていたのに、とても明るくなったね」
と言われるようになりました。
私は、自分でも気が付かないうちに、回復していっていたのです。
あんなに何もやる気が起きなかった私が、毎日のように誰かと話し、笑っている。
ココナラで出会った出品者さんたちに、私はずいぶん助けてもらっていたのだと思います。
そして、そんな出会いの場所を提供してくれたココナラというプラットフォームにも、感謝しています。
3.電話代払って、こっちの話聞いてくれてありがとう!
購入者としてココナラを楽しむうちに、
いつしか少しずつ変化が起きていました。
それまで自分の話を聴いてもらっていた私が、
今度は、出品者さんたちの声を拾うようになっていったのです。
もちろん、私はまだ購入者でした。
出品者さんたちは、私の話を聴くために電話相談を提供してくださっている方たちです。
でも、会話を重ねるうちに、自然と出品者さん自身のお話を聴くことも増えていきました。
そして、あるとき、こんなことを言われました。
「電話代払って、こっちの話聞いてくれてありがとう!」
そう言われることが増えました。
変かもしれませんが、それがとても嬉しかったのです。
私を信頼して、自分の話をしてくれたこと。
そして、ありがとうと言ってもらえたこと。
みんなの声を聴く。
それが、いつしか私の楽しみになっていたのです。
私は、もともと自分の話を聴いてもらいたくてココナラにやってきました。
でも、こうして人と関わる中で、自分も誰かの役に立てることが嬉しいのだと気づき始めました。
そして、もう一つ。
私は、消費するだけの生活ではなく、これをちゃんと仕事にしたいと思うようになりました。
お金をもらいたかったわけではありません。
しっかり誰かの役に立っているという、社会の一員になりたかったからです。
もちろん、電話は楽しい。
出会った人たちとの会話も、大切な時間でした。
でも、それだけでは、何かが足りない。
大好きなココナラ。
私も、ここで何かをしてみたい。
出品活動をしてみたい。
いつからか、そう思うようになっていました。
4.大好きだから、疑問もある
購入者としてココナラを利用する中で、
私はココナラの仕組みや出品者さんたちに、さまざまな疑問を持つようになっていました。
電話相談の手数料だけ、他のサービスより多く持っていかれてしまうこと。
重たい悩みを聴く人と、軽い雑談を聴く人が、ごちゃごちゃに並んでいること。
そもそも、人の相談に乗る仕事にランキングがあるって、何だか変じゃないかな?
一方で、出品者さんたちの声を聴いていると、今度は購入者側にも疑問を持つようになりました。
それを要求しちゃうと、出品者さん困っちゃうよね。
DMは相談する場所じゃないよ。
そんなふうに思うこともありました。
そして、たくさんの方とお話しする中で、もう一つ気になっていたことがありました。
電話相談を利用する方の中には、経済的な不安を抱えている方も少なくないのではないか、ということです。
そんな人たちにとって、今の電話相談は決して気軽に購入できる価格ではありません。
一方で、出品者さんたちのお話を聴いていると、
販売する側にとっても、決して十分な対価が得られる仕組みとは言い切れない。
買うには高い。
でも、売るには安い。
そんな矛盾を、私は感じていました。
もちろん、簡単に解決できる問題ではないと思います。
でも、購入者も出品者も心地よく利用できる仕組みを考えていかなければ、
ココナラという魅力ある世界が、これから先も発展し続けられるのだろうか。
そんな危機感も、少しずつ持つようになっていったのです。
購入者だから見えること。
出品者さんたちの声を聴いてきたからこそ、見えること。
私は、まだ出品者ではありませんでした。
それでも、この世界を一つの立場からだけでは見られなくなっていたのです。
そんな思いを抱えながら、2025年6月。
私は、勢いよく出品者になりました。
本当に、勢いでした。
そして、勢いよく、気に入って何度も購入していた出品者さんにブロックされました。
……えっ?
という感じでした。
私あの人に、何十万円も使ったよな。
でも、お金だけの話ではありませんでした。
「ゆめさんが買ってくれると嬉しい」
そんな言葉までかけてもらっていたのです。
だから、私はその人との間に、お金だけではない何かがあると思っていました。
でも、出品者になった途端、ブロックされた。
騙されたような気持ちになりました。
いや、実際に騙されていたんじゃないか。
当時の私は、そんなふうに思ってしまったのです。
ここから、私の中で大きな葛藤が始まりました。
電話相談という仕事には、いったいどんな意義があるのだろう。
購入者と出品者の関係とは、何なのだろう。
お金を払って話を聴いてもらうこと。
そこに生まれる心のつながり。
それは、本物なのだろうか。
私は、電話相談という仕事の意義について、
とてつもなく考え、悩むようになりました。
でも、だからといって、ココナラが嫌いになったわけではありませんでした。
むしろ、逆でした。
私は、この世界には価値があると思っていたのです。
だからこそ、その価値とはいったい何なのか、考えずにはいられませんでした。
この価値ある世界に、これこそが価値だと言わしめるもの。
それを、私はまだ言語化することができませんでした。
だから、今の自分にできる言語化と、体現を目指そうと思いました。
そして、いつしか一つのスローガンを掲げるようになりました。
購入者が心地よく購入でき、
出品者が心地よく出品でき、
ココナラ全体の利益を上げること。
それが、私の目指す出品活動になっていきました。
5.私なりの出品・購入活動
私の出品活動は、少し変わっているかもしれません。
「購入者目線でアドバイスします」
というサービスを出品したり、
毎日、音楽を紹介するメルマガを配信したり。
電話相談の出品者として成功するための、
いわゆる王道とは、少し違った方向に進んできました。
でも、私の中では、すべてつながっています。
購入者として多くの出品者さんと関わってきたからこそ、分かることがある。
音楽の毎日の配信を通して、誰かの心に届く言葉を探すことができる。
そして、ココナラに毎日ログインをする理由にもなれたら。
さらに、非公式のブログイベント「ブログバトン」も開催してみました。
出品者さん同士がブログを通してつながり、それぞれの言葉を発信していく。
一人ではできないことも、誰かとつながることで形になる。
そんな面白さも経験しました。
そうした活動の先にあるのは、いつも私のスローガンでした。
ただ、壮大なスローガンを掲げていても、
やっていることはとても小さく地味でした。
もともと大したスキルもない私でしたから。
1年前、出品者になって半年ほどの頃は、自分の活動が何につながっているのか、正直、よく分かっていませんでした。
何かに意味のある貢献ができているのか。
でも、あれからさらに時間が経ち、今の私が確実に感じていることがあります。
それは、
ココナラでの活動を通して、私自身のスキルが確実にアップしている。
ということでした。
まず、購入者として、たくさんの方に話を聴いていただきました。
ときには、自分の話をするだけでなく、お互いの考えや感じたことを話し合うこともありました。
年齢も、職業も、価値観も違う人たち。
そうした対話を重ねてきたことは、私にとって大きな財産になりました。
そして、毎日の音楽配信メルマガ。
好きな音楽を紹介しながら、自分がその曲から何を感じたのか、何を伝えたいのかを考える。
毎日書くということは、毎日、言語化の練習をするということでもありました。
そして、ここで私は、ココナラという世界のもう一つの面白さに気づきました。
ココナラは、出品者自身が購入者にもなる世界なのです。
私自身、出品者になったからといって、購入者を卒業したわけではありません。
むしろ、自分の活動を続けていく中で、ほかの出品者さんのスキルが必要になることが増えていきました。
たとえば、音楽配信メルマガが軌道に乗ってくると、今度は配信履歴の管理が必要になりました。
そこで、AIの力を借りたいと思うようになったのです。
最近では、AIについて勉強するために、ココナラでAI関連の商品を購入しました。
コーチングを受けたこともあります。
サムネイルの制作を依頼したこともあります。
自分一人では分からないこと、できないこと。
それを、ココナラの中で誰かに教えてもらったり、助けてもらったりする。
そして、その経験が、また自分自身の活動につながっていく。
自分のスキルを誰かに提供しながら、自分にないスキルは別の誰かから購入する。
そのスキルによって、自分にできることが増えていく。
売る人と買う人が、固定されていないのです。
誰かの才能を買うことで、自分の才能も育っていく。
私は、この仕組みがとても面白いと思っています。
そして、最近の私には、もう一つ大きな変化がありました。
小説を書くようになったのです。
今、描いているテーマは、ココナラの電話相談。
まさか、自分がこんなに小説にハマるとは思ってもいませんでした。
でも、振り返ってみれば、これまでの活動と無関係ではありません。
ココナラで、たくさんの人の言葉を聴き、そこから自分が何を感じたのかを考え、言葉にしてきた。
そうした経験が、今、小説を書くという活動につながっているのだと思います。
電話相談から始まった私のココナラでの活動は、いつの間にか、さまざまな形に広がっていました。
6.私のココナラワンダーランド
かつて、私は心のつながりを求めてココナラにやってきました。
あの頃は、誰かに話を聴いてもらうことで、そのつながりを得ようとしていたのだと思います。
でも、購入者として、そして出品者として活動するうちに、少しずつ考え方が変わってきました。
誰かに助けてもらうこと。
自分も誰かの役に立てること。
ときには誰かの力を借りながら、新しいことに挑戦していくこと。
その一つひとつの中に、心のつながりがあるのかもしれません。
あの頃、カウンセラーさんが教えてくれた言葉。
自分が何を求めているのかを知ることこそが、求めている場所へたどり着くための道標になる。
今になって、その言葉の意味が少し分かってきた気がしています。
私は、ココナラで出品活動を始めたことによって、
あの頃求めていた「心のつながり」の本当の意味に、少しずつ近づいてきたのかもしれません。
そして、そんな経験をしてきた私にとって、ココナラは単なるスキルの売買をする場所ではなくなっていました。
私は以前から、この世界をどう表現すればいいのか、いろいろ考えていました。
ココナラ商店街。
ココナラ経済圏。
ココナラメタバース。
いろいろな言葉が浮かびました。
でも、今の私には、これが一番しっくりきます。
ココナラワンダーランド。
いろいろな人がいて、いろいろな才能があって、いろいろな可能性がある。
自分の知らなかった世界に出会うたびに、また新しい扉が開いていく。
そんな不思議で、魅力的な場所です。
私がここまで活動を続けてこられたのも、出会ってくださった出品者さんたち、購入してくださったお客様、そして、その場所を提供してくれたココナラのおかげです。
本当に感謝しています。
だからこそ、私はこの世界をもっと良い場所にしていきたい。
そして、その魅力を、ココナラの外へも発信していきたいと思っています。
ココナラには、たくさんの個人事業主が集まっています。
一人ひとりが、自分の商品を持ち、自分の利益を考え、活動している。
それは、とても良いことだと思います。
でも、私は時々思うのです。
その一人ひとりが、時として、みんなで何かを外へ発信できたら。
ココナラという世界の魅力を、もっと多くの人に伝えることができたら。
ココナラは、また一歩、新しいステージへ進むことができるのではないだろうか。
そんな野心を、私は抱いています。
もちろん、そのためには、購入者も出品者も、これから先も安心して利用できる仕組みであることが大切だと思っています。
私は、ココナラの社員になりたいわけではありません。
たぶん、組織に所属したら、私はまた、ただの仕事ができない人になってしまうのだと思います。
かつて、公務員を辞めたときのように。
でも、今は少し違います。
組織の中ではうまくできなかったことも、こうして自分の好きなことを、自分のやり方で続けていくことで、何かにつながるのかもしれない。
そんなふうに思えるようになりました。
あの頃の私は、まさか自分が出品者になり、
毎日文章を書き、
イベントを開催し、
小説まで書くようになるなんて、
想像もしていませんでした。
ましてや、ココナラの未来について、こんな野心を抱くようになるなんて。
人生、何が起こるか分かりませんね。
これからも私は、購入者として、好き勝手に、ココナラの魅力を伝えていきたいと思います。
ココナラでこれから出品活動をしてみたい人。
すでに出品者として活動している人。
そして、私がそうだったように、ココナラを買う側として楽しみたい人。
いろいろな楽しみ方があっていい。
いろいろな関わり方があっていい。
ここは、たくさんの才能と、たくさんの人生が交差する場所なのですから。
ココナラワンダーランドの住人として、これからもよろしくお願いします。