Excelが重い原因トップ3と、自分でできる応急処置

記事
IT・テクノロジー
ファイルを開くだけで1分。保存のたびにフリーズ。よくあるのが、そんな「重いExcel」を我慢して使い続けているケースです。

重さには、だいたい決まった原因があります。順番に見ていきます。

■ 原因1:使っていないセルの範囲が広がっている
見た目は100行なのに、Excelは10万行まで「使われている」と思い込んでいることがあります。過去に書式を付けたり、行を丸ごとコピーしたりした名残です。

応急処置は次のとおりです。
・Ctrl+End を押して、最後のセルが想定より遠くに飛ばないか確認する
・飛ぶなら、不要な行と列を「削除」する(「クリア」ではなく削除)
・保存し直す

これだけでファイルサイズが半分以下になることがあります。

■ 原因2:重い関数が大量に入っている
VLOOKUP や SUMIFS を、何万行も、しかも何列にも入れている状態です。データを1行足すたびに、全部が再計算されます。

応急処置は次のとおりです。
・数式タブの「計算方法の設定」を「手動」にして、必要なときだけ F9 で再計算する
・過去の確定したデータは、数式を「値のみ貼り付け」で固定する
・検索範囲を A:A のような列全体ではなく、実際のデータ範囲にする

確定済みの月まで毎回計算し直す必要は、ふつうありません。

■ 原因3:見えない図形・画像・書式が溜まっている
コピペを繰り返すうちに、小さな図形や非表示のオブジェクトが何百個も増えていることがあります。条件付き書式が重複して何重にも入っているケースも同じです。

応急処置は次のとおりです。
・「ホーム」→「検索と選択」→「オブジェクトの選択」で、図形が散らばっていないか見る
・「条件付き書式」→「ルールの管理」で、同じルールが重なっていないか確認する
・貼り付けた画像は、解像度を落とすか、必要なものだけ残す

■ 自分で直せないときの目安
応急処置をしても重いなら、原因は設計そのものにあります。たとえば、1つのブックに何年分ものデータと集計と入力画面が全部入っている場合です。

この場合は、データと集計を分ける、毎回の集計をマクロやGASで自動化する、といった作り直しが必要です。

私はこうした作業を、AI(Claude Code)を使って進めています。ココナラでは「Excel自動化」「GAS自動化」「Excel軽量化」の3つのサービスを出品中です。重さで困っている方は、プロフィールから見てみてください。

次回は、「マクロ禁止」の会社でも関数だけでできる自動化の話です。
サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す