今日は、Illustrator(イラストレーター)でよく聞く「トレース」について、もう少しわかりやすくお話ししたいと思います。
「このロゴ、印刷用にトレースが必要です。」
「画像をトレースしてAiデータにします!」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
……え?
トレースって何?
Aiってなにさ?
と思った方へ。
前回のブログでは、トレースとは「なぞること」というお話をしました。
英語の「trace」も「なぞる」という意味です。
では、実際にIllustratorでトレースすると、どんなことをしているのでしょうか?
トレース=画像をベクターデータに変換すること
簡単にいうと、トレースとは、
元になる画像をもとに、Illustratorで線や形を作り、ベクターデータに変換する作業です。
JPEGやPNGなどの画像は、拡大するとぼやけたり、ギザギザしたりします。
一方、Illustratorで作られたベクターデータは、拡大・縮小しても形を保ったまま使うことができます。
そのため、ロゴなどを印刷物や看板、さまざまな制作物に使用するときに、ベクターデータが必要になることがあります。
「じゃあ、画像をそのままIllustratorに入れればいいんじゃない?」
と思うかもしれません。
実は、画像をIllustratorに配置しただけでは、ベクターデータにはなりません。
画像をもとに、Illustratorで線や形を作り直していく。
それが「トレース」です。
ただし、トレース=画像を修正することではありません
ここは、トレースを依頼するときに知っておいていただきたい大切なポイントです。
トレースの基本は、
「元画像をベクターデータに変換すること」
です。
そのため、元画像に対して、
「ここをもっときれいにしたい」
「この形を変えたい」
「この部分を整えたい」
などの修正や変更を加える場合は、トレースとは別の作業になります。
修正の内容によっては、別途修正料が必要になることがあります。
さらに「デザインとして作り直す」となると……
元画像をそのままベクターデータにするのではなく、
「元画像を参考に、別の形に作り直したい」
「もっとバランスのよいデザインにしたい」
という場合は、さらに作業内容が変わります。
これは単純なトレースではなく、デザインとして制作する作業になります。
元画像を見ながら、形やバランス、配置などを考えて作っていくため、トレースとは作業量も内容も大きく変わります。
そのため、料金もトレースとは別になります。
「トレースだから、元画像を自由に修正しても同じ料金」
というわけではないんです。
どこまでがトレースなの?
簡単にまとめると、
・画像をベクターデータに変換する
→ トレース
・元画像に修正や変更を加える
→ 修正作業
・元画像を参考に、デザインとして作り直す
→ 制作
という違いがあります。
元画像の状態や、ご希望の内容によって、どこまでがトレースで対応できるのかは変わります。
「これってトレースでできるのかな?」
「ベクターデータにする必要があるのかな?」
「修正もお願いしたいけど、どんな作業になるのかな?」
そんなときは、まず画像を見せていただければ確認できます。
専門的なことがわからなくても大丈夫です(^^)
「これってトレースですか?」というご相談だけでも、お気軽にどうぞ。
ご希望の内容を確認したうえで、必要な作業をご案内します。