結論
・ベース目線:ややドル安(弱いドル軟化バイアス)
・注目の指標は 8/29(金)21:30 コアPCE(7月分)
・コアPCEが予想値並みならドル安バイアス維持、上振れ(先月比+0.4%や前年同月比2.9%)ならドル高に巻き戻し
昨日(8/23)までのハイライト
Tier 1(即時反応・ポジション調整必須)
FOMC政策金利:
7/31(木)03:00 据え置き(4.25–4.50%)。
8/21(木)03:00 公表の議事要旨は「据え置き支持が多数」。
8/23(土)未明のジャクソンホール講演は「必要なら利下げに含み」で金利低下→ドル軟化の反応。
CPI(7月):
8/13(水)21:30 総合 先月比+0.2%/前年同月比+2.7%、コア 先月比+0.3%/前年同月比+3.1%。
雇用統計(7月):
8/1(金)21:30 NFP +7.3万人、失業率4.2%、平均時給 先月比+0.3%。総じて減速=ドル安材料。
コアPCE(6月実績):
7/31(木)21:30 先月比+0.3%/前年同月比+2.8%。
Tier 2(トレンド補強材料)
ISM製造業(7月):
8/1(金)23:00 49.9(50未満で弱めだが改善)。
ISM非製造業(7月):
8/5(火)23:00 50.1(予想下回り、景気減速シグナル)。
小売売上高(コントロールグループ、7月):
8/15(金)21:30 先月比+0.5%。
Tier 3(背景トレンド確認)
GDP速報値(Q2・Advance):
7/31(木)21:30 年率+3.0%。
ミシガン大学(8月予備):
8/16(土)00:00 信頼感58.6、1年先インフレ期待4.9%、5年先3.9%。
耐久財受注(6月)/コア資本財出荷:
7/25(金)21:30 総合 -9.3%、コア資本財受注 -0.7%、出荷 +0.4%。
今週(8/25〜8/31)のイベントと「思惑」
耐久財受注(7月):
8/26(火)21:30
予想:総合 -4%前後、コア(非国防資本財・航空除く) +0.2%
思惑:総合が弱い→ドル安寄り。ただしコアがプラスなら下押し限定。
GDP改定値(Q2・2nd):
8/28(木)21:30
予想:+3.0%(Advanceと同水準)
思惑:大幅改定がなければ中立。下方改定ならドル安、上方改定ならドル高。
個人所得・支出/PCE物価(7月):
8/29(金)21:30
予想:コアPCE 先月比+0.3%/前年同月比+2.8%
思惑:予想通り〜弱め→ドル安継続。上振れ(+0.4%や2.9%)→ドル高。
ミシガン大学(8月確報):
8/29(金)23:00
予想:予備値(信頼感58.6、1年先4.9%)に近い
思惑:期待インフレが低下→ドル安、上方改定→ドル高。
① 来週のベース目線(論理と根拠)
ベース:ややドル安
・パウエル講演は利下げに含み(労働市場の下振れリスク強調)→金利低下バイアス。
・コアPCEのコンセンサスは+0.3%/+2.8%で“粘着状態”。予想線なら利下げ観測は温存。
・マクロは混在:耐久財総合は弱め見込み、一方でコア資本財がプラスなら下支え。ドルは一方向に走りづらい。
シナリオ分岐
・ベースケース:緩やかな(わずかに)ドル安。戻り売り優位。
・強気ドル(反対)ケース:コアPCEが+0.4%または前年同月比2.9%→ドル高へ巻き戻し。個人支出が強ければ追随。
・弱気ケース:耐久財のコアがマイナス+ミシガン期待インフレが低下→ドル安加速。
② 警戒すべき点
・財インフレの再燃:
関税や供給制約で財価格が上振れ→PCE「財」主導で一時的に強く出るリスク。
・GDPの“見かけの強さ”:
輸入減少の寄与が大きく、改定で下振れ露呈の可能性。
・雇用の質と賃金:
NFP減速でも賃金が跳ねれば一時的にドル高へ逆回転。
・耐久財のノイズ:
航空機の振れが大きい。コア(非国防・航空除く)重視が鉄則。
・サービス減速の再確認:
ISM非製造が50ギリ。サービス雇用・PCEサービスが弱いとドル安が増幅しうる。
・ポジション偏り:
パウエル後の短期ドルショートが溜まりやすい。PCE上振れ→ショートカバー急伸のリスク。
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