タロットやオラクルカードには、本当にたくさんの種類があります。
同じタロットでも、描かれている絵や構図、雰囲気はデッキによってまったく違います。
今回は、普段どんなことを考えながらカードを選んでいるのか、お話ししたいと思います。
タロットは、単純に絵柄の好みで選ぶ
タロットを選ぶ基準は、紙質が好き、手にフィットする感覚が好きなど、人によってさまざまです。
私にいたっては、単純に絵柄が好みかどうかで選んでいます。
「この絵が好き」
「この世界観が好き」
「好きな画家のカードだから」
「なんとなく惹かれる」
結局のところ、こういう個人的趣味がかなり反映されます。
私は特に、絵画やヴィンテージ感のあるものが好きなので、自然とそういった雰囲気のカードが増えていきます。
また、オーソドックスなウェイト版の絵柄も好きなので、同じような絵柄でも、金箔の装飾が施されていたり、小ぶりだったり、裏面の装飾が珍しかったりすると、ついつい買ってしまいます。
もちろん、実際にリーディングに適しているかも考えますが、タロットに関しては「自分が使いたいと思えるか」という気持ちをかなり大切にしています。
オラクルカードは、届ける人に合わせて
一方で、オラクルカードを選ぶときは、少し考えが変わります。
オラクルカードは、リーディングの中で、ご依頼者様に寄り添うメッセージや、お守りとしての待受画像をお届けするためにも使っています。
そのため、恋愛、仕事、人生、癒し、背中を押してくれるものなど、いろいろなご相談に寄り添えるように、意識して揃えています。
男性からのご相談にも女性からのご相談にも使いやすいものや、優しく包み込んでくれるようなカード。
時には、「もう少し頑張ってみよう」と背中を押してくれるようなカード。
それぞれ違った個性を持つカードを、少しずつ集めています。
もちろん、オラクルカードの中にも、個人的な趣味で購入するものもあります。
でも、基本は、タロットが「自分が使いたいカード」を選ぶことを大切にしているのに対して、オラクルカードは「このカードなら、誰かのもとに届けられる」と思えるかどうかも、大切にしています。
カードは画集を集めるようなもの
そして私がカードを好きな理由のひとつに、カードそのものを、ひとつの芸術作品として楽しめるところにあります。
カードに描かれた絵、色、構図、世界観。
占うために手に取ったはずなのに、思わず見惚れてしまうような素晴らしいカードが数多くあります。
ですから、気がつけば、画集を集めるような感覚でカードを購入しているところがあります。
絶版品やヴィンテージのもの、古典絵画をもとにしたものなど、なかなか気軽に手を出せないカードもあれば、数百円で購入できるものまで。
高価だから欲しい、珍しいから欲しいというわけではなく、「この絵が好き」と思ったものは、値段に関係なく欲しくなってしまいます。
そして困ったことに……
欲しいカードには、際限がありません。
大切すぎて、使えないカード
中には、欲しくてたまらなくて購入してものの、ほとんど使わずに眠っているカード達もいます。
作品として好きすぎて、傷つけるのがもったいないので、たまに箱からだして眺めて、
「やっぱりいいなぁ」
と満足したら、またそっとしまう…
カードとしての役割を、全く果たしていない気の毒なカード達。
ただ、どうしても鑑定で使いたい時には、そろ~っとシャッフルして、できるだけ傷つけないよう、貴重品を扱うような手つきになってしまいます…
使い込むほど、味わいが増していくカード
一方で、実際のリーディングでよく使うカードは、何度もシャッフルしているうちに端が折れたり、表面に傷がついたりします。
最初はピカピカだったカードも、気がつけば少しずつ使用感が増えて、かなりボロボロになっているものもあります。
でも、その傷や擦れを見ると、「それだけ、このカードと一緒に過ごしてきたんだな」
と思えて、また愛着が湧いてきます。
たくさん使うことで少しずつ変わっていく、その姿にも趣があって楽しいです。
きれいなまま大切にしているカードもあれば、何度も使って傷だらけになっていくカードもある。
どちらも、大切なカードです。
私にとってカードは、単なる「占いの道具」というだけではありません。
リーディングをするために使うものであり、芸術作品として眺めて楽しむものであり、気がつけばどんどん増えてしまう、ちょっと困った趣味でもあります。
これからも、どんなカードに出会えるか楽しみです。
そしていつか、オリジナルカードも作ってみたいという夢も描いています。
友人からのひとこと
昔、占い師の友人に、
「タロットやオラクルカードって高いよね。トランプみたいにもう少し安ければいいのに…」
と嘆いたことがありました。
すると彼女に、
「人の人生を占うものなのに、高くて当然じゃない?」
と言われてしまいました。
「確かに…」
と、その時、妙に納得してしまったことがあります。
今思えば、作家や画家、クリエーターの方々が丹精込めて作り上げたものなのだから、そう簡単に安く販売できるものではないんですよね。
…とはいえ、今でも欲しいカードがみつかると、
「お値段が…もう少し……」
と思ってしまいます(笑)。
Lumina🌙