💬「ここまで婚活を頑張ってきたんだから、妥協してまで結婚したくありません。でも、条件を下げないと結婚できないのかなと思うと、不安になるんです」
アラフォー女性の婚活相談では、こうした葛藤を聞くことがあります。
「妥協したくない」という気持ちは、決して悪いことではありません。結婚は一生のことですから、「誰でもいいから結婚すればいい」とは僕も思いません。
ただ、婚活が長くなってくると、「妥協」と「現実を見ること」がいつの間にか一緒になってしまうことがあります。
本当は必要のない条件にまでこだわっているのに、「これは妥協したくない」と思ってしまう。一方で、本当に大切な部分を我慢してしまう人もいるんです。
だから今回は、アラフォー女性が「妥協したくない」と思ったときこそ、一度考えてほしいことについてお話しします。
第一章:「妥協したくない」と思うこと自体は悪くない
まず、最初に伝えたいのは、「妥協したくない」という気持ちを無理に捨てなくていいということです。
例えば、結婚後も仕事を続けたい。子どもが欲しい。タバコを吸わない人がいい。ギャンブルをする人は嫌だ。お金に対する考え方が近い人がいい。
こうした部分は、無理に妥協する必要はありません。
結婚してから「やっぱり無理だった」となるくらいなら、婚活の段階でしっかり確認しておいたほうがいいですよね。
ただ、ここで一つ考えてほしいことがあります。
「妥協したくない条件」と「理想通りであってほしい条件」は、本当に同じでしょうか?
例えば、「年収600万円以上がいい」という希望があったとします。では、年収590万円の男性ならどうでしょう。たった10万円の違いで、結婚相手としての価値が大きく変わるでしょうか。
もちろん、お金に関する考え方は大切です。でも、年収の数字だけでは、結婚後のお金の安心感は判断できません。
同じように、「身長は175cm以上」「大卒がいい」「自分より3歳以上年上は嫌」など、条件を一つずつ積み重ねていくと、気づかないうちに「結婚するために必要な条件」ではなく、「理想の男性に近づけるための条件」になっていることがあります。
ここは一度、冷静に分けてみてほしいんです。
「これがないと結婚生活が苦しくなるもの」と、「あれば嬉しいもの」は違います。
前者まで妥協する必要はありません。
でも、後者まで「絶対に譲れない」としてしまうと、出会いの可能性を自分で狭くしてしまいます。
婚活で大切なのは、条件をなくすことではありません。
「私は何を守りたいから、この条件にこだわっているんだろう?」と、その理由まで考えてみることです。
そうすると、「実は数字そのものにこだわっていたわけじゃなかった」と気づくこともあります。
第二章:「妥協」と「受け入れる」は、まったく違う
婚活でよく聞くのが、「妥協して結婚するくらいなら、一人のほうがいい」という言葉です。これも気持ちはよく分かります。
好きでもない相手と無理に結婚する必要はありませんし、「結婚できれば誰でもいい」と考える必要もありません。
でも、ここで少し考えてみてほしいんです。
結婚相手は、そもそも「すべての条件を満たしている人」を探すものなのでしょうか。
例えば、性格はすごく合う。でも年収は理想より少し低い。優しくて誠実。でも見た目はタイプとは少し違う。一緒にいると安心する。でも趣味はあまり合わない。
こういう男性に出会ったとき、「理想と違うから妥協」と考えてしまう人がいます。
でも、それは本当に妥協でしょうか。
自分にとって大切なものが満たされているなら、理想と違う部分を受け入れることは「妥協」ではなく「選択」なんです。
例えば、あなたが結婚生活で一番大切にしたいのが「安心して話し合える関係」だとします。
それなのに、年収や見た目だけを理由に、その男性を対象外にしてしまったらどうでしょう。
反対に、年収も見た目も理想通りだけど、意見が違うと怒る、こちらの話を聞かない、結婚後の生活について話し合えない男性だったらどうでしょうか。
どちらが結婚相手として安心できるでしょう。
ここで大切なのは、「条件を下げる」という考え方ではありません。
自分が結婚生活で本当に大切にしたいものの順位をつけることです。
全部欲しい。
これは誰だってそうです。
優しくて、収入も高くて、見た目も好みで、価値観も合って、子どもを望んでいて、家事もしてくれて、仕事も安定している。
そんな男性と出会えたら理想ですよね。
でも、婚活で大切なのは、「全部ある人」を探し続けることではなく、「自分にとって絶対に必要なものを持っている人」を見つけることなんです。
そして、もう一つ忘れないでほしいのが、男性側にも選ぶ権利があるということです。
こちらが男性を見ているように、男性も女性を見ています。
だから、「私は妥協したくない」と思ったときは、「では私は相手に何を与えられるだろう?」と考えてみることも大切です。
これは自分を卑下するという意味ではありません。お互いに「この人となら一緒に生活できそう」と思える関係を作るために必要な視点なんです。
第三章:「何を妥協するか」ではなく「何を大切にするか」
では、婚活で妥協したくないと思ったとき、具体的にどう考えればいいのでしょうか。
僕がおすすめしたいのは、条件を3つに分けてみることです。
「絶対に譲れないもの」
「できれば叶えたいもの」
「なくても困らないもの」
この3つです。
例えば、「子どもが欲しい」「タバコを吸わない」「結婚後も仕事を続けたい」は絶対に譲れない。
「年収は高いほうがいい」「身長は高いほうが好み」「趣味が合うと嬉しい」は、できれば叶えたい。
そして、「学歴」や「住んでいる場所」などは、相手によって相談できる。
こうやって整理してみると、自分が思っていたよりも「絶対条件」が少ないことがあります。
逆に、ほとんどすべてを「絶対に譲れない」にしていたなら、婚活が難しくなるのは当然なんです。
婚活で大切なのは、妥協することではなく、「自分にとって本当に必要なものを見極めること」なんです。
そして、アラフォー婚活では、もう一つ意識してほしいことがあります。それは「条件」だけで相手を判断する時間を少し減らすことです。
プロフィールを見て、「年収が足りない」「身長が少し低い」「写真がタイプじゃない」と思っても、絶対に無理な条件でなければ、一度会ってみる。
実際に話してみたら、プロフィールでは分からなかった魅力が見えることがあります。
会話が自然に続く。
自分の話をちゃんと聞いてくれる。
店員さんへの接し方が優しい。
意見が違っても否定してこない。
将来について真剣に考えている。
こういう部分は、プロフィールの数字では分かりません。
だからこそ、最初から「理想と違う」という理由だけで切り捨てないことも大切なんです。
もちろん、会ってみて「やっぱり違う」と思えば、それでいいんです。妥協して交際する必要なんてありません。
ただ、「理想から少し外れている=結婚相手としてなし」と決めつけるのは、少しもったいないかもしれません。
そして、ここで一番考えてほしいのが、「私は何のために婚活をしているのか」ということです。
条件をすべて満たした男性と結婚するためでしょうか。それとも、好きな人と一緒に安心して暮らすためでしょうか。
休日に一緒に笑ったり、困ったときに支え合ったり、意見が違ったときに話し合ったりしながら、二人で家庭を作っていくためでしょうか。
もし後者なら、「理想通りかどうか」だけで相手を見る必要はないと思います。
結婚相手に求めるべきなのは、「完璧な男性」ではなく、「自分と一緒に幸せを作っていける男性」なんです。
「妥協したくない」という気持ちは、自分の人生を大切にしている証拠でもあります。だから、その気持ちを捨てなくていい。
ただ、その言葉の中に、本当に守りたいものと、なんとなく手放せなくなっている条件が混ざっていないか、一度整理してみてください。
もしかすると、あなたが「妥協したくない」と思っていた条件の中に、本当は妥協する必要のないものと、手放しても幸せになれるものが混ざっているかもしれません。
そこが分かってくると、婚活で出会う男性の見え方も変わってくるのではないでしょうか。
まとめ
「妥協したくない」という気持ちは、無理に捨てなくていいと思います。ただ、本当に守りたい条件と、理想として持っている条件は分けて考えることが大切です。
条件を下げるのではなく、自分が結婚生活で何を一番大切にしたいのかを見つめ直してみる。理想と少し違う部分を受け入れることは、妥協ではなく選択なんです。
完璧な相手ではなく、一緒に幸せを作れる相手を探してほしいと思います。