桑の葉茶と、私だけの正解

桑の葉茶と、私だけの正解

記事
占い
お腹の調子を整えたくて
3年前に購入した桑の苗が
今年、見事な成木となった。

自家製の桑の葉茶を作ろうと
葉の収穫をし始めたのだけど
色にムラがあったり
葉の裏には謎の模様があったりして
たくさんの葉を前に
どれが良いのか分からなくなった。

インターネット検索をして
もっと分からなくなった。

畑の草取りをしていたら
道路お向かいのおばちゃんも
草取りをするのに家から出てきた。

おばちゃんの畑にも
立派な桑の木を見かけたことがある。
お茶を作ったこともあるだろう。
相談してみよう。

「おばちゃん、桑の葉茶作るのに
葉っぱって
どう選んだらいいですか?
これって大丈夫ですか?」

実際に一枝を持って
おばちゃんに軽い気持ちで相談してみた。

「葉が傷んでいたり
見たことない模様があるんだけど、
選んで良い状態なのかなって迷うんです」

経験不足(ゼロ)プラス
ネット検索で知識だけ豊富な状態の私。

失敗しないように
初めから間違っていないようにと
正解を求める私に
おばちゃんはこう言った。

「アナタが葉の傷みを気にするなら
それを選ばなければいいだけよ」

ハッとして言葉が詰まった。

「私は何も気にしないから
このまま干すだけだよ」

アレコレ話してくれる経験談に
うなずきながら
さっきの言葉が
胸に深く刺さるのを感じていた。

おばちゃんが言いたかったのは、
お茶の葉の良し悪しだけではない。

私は「どれが世間一般の正解か」
「どれを選べば間違いがないか」を
気にしていたのだ。

たとえこれまでに経験がないとしても
傷みが気になるなら
自分の感覚を信じて
残したいものを選べばいい。

それだけのことに
私はわざわざ誰かに
「それで合っている」と

確認してもらおうとしていたのだ。

この言葉をきっかけに
私は自分が持つ「強烈な癖」に
気づかされた。

これまでの人生でも、私はずっと
自分の選択を誰かの判断に委ねたり
その誰かの判断を
「正解」にしようとするのが
あまりにも多かったのではないか、と。

人生の大きなイベントから
日々の小さな買い物でさえも。

自分がどうしたいかではなく
「普通はどちらが良いとされるか」を
基準に選んだり
あとから「これで良かった」と思える理由を
必死に探して納得したり。

「自分が気になるなら、選ばない」

それは、
自分の感覚に責任を持つということ。

そして、
自分だけの正解を
自分で作っていくということ。

おばちゃんが教えてくれたのは
桑の葉茶の選び方だけでなく
自分の心で決めるという
私が不慣れだけど、ずっと憧れている
生き方の姿勢だった。

桑の葉.jpg

一足飛びに変わろうと
頑張るのではなく
お茶を飲みながら
丁寧に今とこれからの
自分を見つめていこうと思う。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す