結婚相手を考えるうえで、「普通に食事ができること」は意外と重要である

結婚相手を考えるうえで、「普通に食事ができること」は意外と重要である

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コラム
婚活をしていると、どうしても条件に目が向きやすい。
年収、仕事、学歴、身長、居住地、休日など、結婚後の生活を考えるうえで重要な要素は多い。
もちろん、それらを確認することは必要である。

しかし、結婚相手を考える際に、意外と見落とされやすい要素がある。
それが、「一緒に自然に食事ができるか」という感覚である。

たとえば、デートで食事に出かけた際、店を決めるのも話題を考えるのも、いつも自分ばかりということがある。
会話が途切れると気まずくなり、相手の表情や反応を気にしながら食事を進める。

そして帰宅したころには、なぜかひどく疲れている。
食事をしただけであるにもかかわらず、ひと仕事を終えたような感覚になるのである。

一方で、特別に会話が盛り上がらなくても、自然に食事ができる相手もいる。
料理について少し話したり、その日の出来事を話したり、時には沈黙があったりする。

それでも、不思議と気まずさを感じない。
この「何となく落ち着く」という感覚は、結婚相手を考えるうえで、実は重要な判断材料の一つである。
婚活では、どうしても早い段階で、「好きになれそうか」「ときめきを感じるか」「また会いたいと思うか」といった感情を確認しようとしがちである。
もちろん、そうした気持ちも大切である。

しかし、結婚生活は常に特別な時間の連続ではない。
仕事で疲れている日もあれば、体調の優れない日もある。
会話をする余裕のない日もある。
外食ではなく、家にあるもので簡単に食事を済ませる日もある。
そのような日常の中で、無理に自分を良く見せなくても一緒にいられるか。
この点は、プロフィールの条件だけでは見えにくい。
婚活では、条件の整った相手に出会うと、「この人を逃したらもったいない」という気持ちが生まれることがある。
その結果、無意識のうちに相手に合わせすぎてしまう。
普段より明るく振る舞う。
会話を途切れさせないよう努力する。
自分の希望より、相手の好みを優先する。
食べたいものを尋ねられても、「何でも大丈夫です」と答える。
こうした小さな積み重ねによって、本人も気づかないうちに疲れてしまうことがある。
相手に問題があるとは限らない。
自分に問題があるわけでもない。

ただ、その人と一緒にいるとき、自分が必要以上に頑張っていないか。
一度確認してみる価値はある。
プロフィールだけでは分からないことは多い。
店員への接し方。
食事のペース。
予定が変更になった際の反応。
意見が異なったときの態度。
会話が途切れたときの空気。

こうした何気ない場面には、結婚後の生活を想像するための手がかりが表れることがある。
もし現在、「良い人ではあるが、決め手がない」と感じている相手がいるのであれば、無理に結論を急ぐ必要はない。
次に会う際には、「この人と一緒にいる自分は、自然でいられているだろうか」という視点を持ってみてほしい。
結婚相手を探すというと、特別な時間を共有できる相手を探すことのように思える。

しかし実際には、何でもない日常を一緒に過ごせる相手を探すことでもある。
特別なレストランで楽しい時間を過ごせることも大切である。

一方で、疲れた日に簡単な食事を囲み、無理に会話を盛り上げなくても同じ場所にいられることも、長く生活を共にするうえでは重要である。
婚活においては、条件やときめきだけでなく、日常をともにしたときの居心地
にも目を向けてみると、相手の見え方が少し変わるかもしれない。
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