これまで代理参拝を通して、本当にさまざまな方の願いをお預かりしてきました。
恋愛や復縁、人間関係、仕事、お金、ご家族のこと。
願いの内容は一人ひとり違いますが、それだけ皆様それぞれに悩みがあり、
「今の状況を少しでも良い方向へ変えたい」という思いを抱えていらっしゃるのだと思います。
そんなたくさんのご依頼に触れる中で私自身、ひとつ感じるようになったことがあります。
それは、『願いを託したあとの時間をどう過ごすか』という事も、とても大切なのかもしれないということです。
もちろんこれは「ポジティブでいれば必ず願いが叶う」という意味ではありません。
反対に、願いが叶わなかったときに「あなたがネガティブだったからです」
と言いたいわけでもありません。
願いがどのような形で いつ動いていくのかは、誰にも断言できないことだと思っています。
ただ、これまでご依頼くださった方々とお話ししていると
「お願いすることはお願いしたから、あとは自分にできることをしてみます」
「参拝してもらったことで、少し気持ちが楽になりました」
「すぐに結果を求めすぎず、しばらく様子を見てみます」
そんなふうに願いを託したあと少し肩の力を抜いて、ご自身の日常へ戻っていかれる方がいらっしゃいます。
そして、そうした方から後日
「以前より状況が良くなりました」
「思いがけないところから良いご縁がありました」
「まだ完全に解決したわけではないけれど、自分自身の気持ちが変わりました」
といったご報告をいただくこともあります。
もちろん、それが参拝によるものなのか、偶然なのか、ご本人の行動によるものなのか、私には断定できません。
それでも私は、良い変化を受け取るためには、自分自身の心に少しだけ余白を残しておくことも大切なのではないかと感じています。
不安なときほど、人は何度も答えを確かめたくなるものです。
「本当に大丈夫かな」
「ちゃんと願いは届いているのかな」
「いつ叶うのかな」
「悪い方向へ進んだらどうしよう」
そう考えてしまうこと自体は、決しておかしなことではありません。
それだけ叶えたい願いだからこそ、不安になるのだと思います。
けれど せっかく願いを託したのなら、その願いによって毎日がさらに苦しくなってしまうのは、少しもったいないようにも感じます。
祈ることは不安に縛られるためではなく、一度抱えているものを預けて
また自分の人生を歩き出すための区切りにもできるのではないでしょうか。
「お願いするところまではお願いした」
「ここから先は、今日の自分にできることをしよう」
「もし良い変化が訪れたら、そのときは素直に喜ぼう」
そんなふうに、少しだけ手を離してみる。
それもひとつの「願い方」なのかもしれません。
そして、願いが最初に思い描いていた形とは違ったとしても、その先にもっと自分に合ったご縁や環境が見つかることもあるかもしれません。
私は代理参拝を、ただ「願いを叶えるための作業」だけにはしたくないと思っています。
抱えていた苦しみや不安にひとつ区切りをつけ
「ここから少し前を向いてみよう」
そう思えるきっかけのひとつになれたら嬉しいです。
願いを託したあとは、どうかご自身の日常も大切にしてください。
好きなものを食べたり、ゆっくり眠ったり、好きな場所へ出かけたり。
願いとはまったく関係のないことで笑える時間も、大切にしてほしいと思います。
願いだけを見つめ続けるのではなく、願いが叶ったときに幸せを受け取れる自分自身の生活も、一緒に大切にしていく。
そんな穏やかな気持ちで過ごしていただけたらと思います。
皆様が不要なご縁や苦しみから少しずつ解放され、必要な良縁と穏やかな日々へ導かれますように。
心より願っております。