私たちは、何かがうまくいかないとき
「もっとがんばらなきゃ」
「どんなにつらくても、明るく考えなきゃ」と
思い込んでしまいがちです。
「悪い出来事の中にも、きっと良いところがあるはず」と
無理にでも自分を納得させようとした経験は、誰にでもありますよね。
前を向いて進もうとするあなたの姿勢は、本当に優しくて、とても立派です。
しかし
「いつでも絶対に明るく、正しくいなければいけない」という強い思いが
いつの間にか、あなたの心を縛りつけていないでしょうか。
【がんばりすぎてしまう理由】
では、どうして私たちは、
そこまで無理をして「前向き」にがんばりすぎてしまうのでしょうか。
それは、小さな頃からまわりの大人に
「いつでも元気でいなさい」
「落ち込んでばかりいちゃダメだよ」
と言われて育ってきたからです。
何度も同じことを言われるうちに、私たちの心には
「暗い気持ちでいるのは悪いことなんだ」
「いつでも明るくいないと、みんなに嫌われてしまうかもしれない」
という強い思い込み(心のクセ)が作られてしまいます。
だからこそ、何かつらいことが起きたとき、
周りの期待に応えようとして、
自分の心を置き去りにしたまま必死にがんばってしまうのです。
【立ち止まることの大切さ】
でも、本当につらいときや、深く傷ついたときにまで、
「これで成長できるから大丈夫!」と無理に思い込もうとするのは、
自分の心に嘘をつくことになってしまいます。
涙をこらえて、傷ついた気持ちに蓋をしてしまうと、
あとからもっと大きな苦しみがやってくることがあるのです。
悲しいときは、「ああ、いま自分はすごく悲しいんだな」と、
その気持ちをただそのまま認めてあげてください。
泣きたいときは、がんばって笑おうとせず、静かに涙を流していいのです。
失敗したとき、すぐに「良い経験になったから、もう気にしない!」
と片付けてしまうのも、少しもったいないことです。
早く前を向こうとするあまり「原因と対策をどうしようか?」と
冷静に振り返る大切なチャンスを逃してしまうからです。
次に同じことで悩まないために、一度立ち止まって、静かに原因を考える。
新しい道へ進むためには、なくてはならない大切な時間です。
【新しい進み方へのシフト】
カードが教えてくれている「新しい方向性」とは
「いつでも100点満点の明るい人になること」ではありません。
目指してほしいのは、
「自分のどんな気持ちも、おいてけぼりにしないバランスの良さ」です。
これから、もし心が揺れるような出来事が起きたときは、
次のようにゆっくりと進んでみてください。
まずは起きていることを、そのまま見る
出来事を必要以上に大きく捉えず
「こういうことが起きたんだな」と、ただ静かに事実を受け止めます。
自分の気持ちに寄り添う
「つらかったね」「びっくりしたね」と
自分の心に優しく声をかけてあげます。
落ち着いてから、次の一歩を探す
固く緊張した心が少しずつ落ち着いて、軽くなってきたら
「さて、これからどうしていこうかな?」と
できることをひとつずつ探していきます。
【あなたらしく歩むために】
曇りの日もあれば、雨が降る日もあるのが自然なこと。
それと同じように、元気が出ない日もあるでしょう。
いつでも明るい光の中にいようとしなくて大丈夫です。🌿
自分のいまの気持ちを一番に大切にしながら、
あなたにとって一番心地よい、新しい歩み方を見つけていってください。
🔮 今日の一言
周りの期待に応えようと、
自分のつらい気持ちをがまんして無理に笑顔を作ってきた人は、
暗い気持ちになるたびに自分を責めてしまいがちです。
ですが、心がどんよりして動けない日は、
まずはその気持ちのまま静かに過ごしてみてください。
雨の日に家の中でじっとしているのと同じように、
無理に動かないことで、すり減った心のエネルギーがたまっていきます。
そして心が落ち着いたあとに、
「どうしてうまくいかなかったのかな」
と静かに原因を振り返ってみてください。
つらい現実や失敗をそのまま受け入れて、
冷静に次の対策を考えることこそが、次に進むための本当の力になります。
がむしゃらに明るく振る舞うのをやめて、
自分の今の状態に合わせた現実的な一歩を選んでいきましょう。